2018年2月20日 (火)

新しい機材調達の第2弾は・・・・

SEⅡ赤道儀を追加したことで、BKP150の750mmより短いレンズ、300~450mm程度の望遠鏡またはレンズもほしくなってしまいました。

そこで候補にあげたのが、

  1. FSQ-85EDP  450mm
  2. BORG90FL  500mm(レデューサー360mm)
  3. ε-130D       430mm

GPDやSEⅡに載せることを考えると総重量8kg以内と思いましたので、上記の候補に絞りました。

手持ちのBKP150が反射望遠鏡なので、追加はメンテナンスが楽な屈折式がいいのではと、「3」を除外、「1」と「2」は、相当迷ったのですが、最終的には、組み合わせるカメラがフルサイズ主体とするつもりですので、周辺画像のよさに重点を置き、とあるショップの店員さんの意見も参考に、「タカハシ」にすれば、後悔しないだろうと、FSQ-85EDPに決めました。

併せて、専用フラットナー1.01×も購入です。

さて、実際に到着した品物を見てみると、いままでの機材がオモチャみたいに見えるゴツイ作りで、さすが一流メーカーの製品と一人悦に入っていました。

Dsc0164_2

純正の鏡筒バンドを付け、ガイド鏡のAi Nikkor135mmをアルカスイスプレートで取付た結果、総重量は6.9kg、まあなんとかGPDでもいけそうです。

せっかくの一流機、タカハシですので、洒落て、収納用に桐箱を作ってみました。

Dsc_0166
結構、上品に仕上がっています。

まあ、桐集成材ですので、野外に持ち出す収納箱としての耐久性は疑問ですが。

さて、肝心の画像ですが、寒さもあってなかなか遠征する機会に恵まれず、晴れ間を見つけて、ニワトリでちょこっと撮ってみました。

20180213_fsq85edp
【撮影データ】

20178年2月13日 自宅庭
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 800 露出180秒 × 4枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

光害のカブリがひどく、本格的撮影はできないので、簡単なテスト撮影です。

フラットも後日に撮ったので、ゴミが消しきれていなかったりと散々な画像です。

でも期待どおり、フルサイズの四隅でもまん丸星像、さすがに「タカハシ」と満足しかけたのですが、輝星の光芒割れに気づくと、一気に興ざめです。

輝星(といっても結構暗い星まで)の光芒がへんな角度で割れてしまっています。

この光学系では仕方ないみたいですが、鑑賞用画像としてはいけません。なんとかならないかとネット検索してみたのですが、いやならFSQ106みたいで、がっかりしています。

「タカハシ」なら後悔しないと思ったのがまちがいでした。

一方、周辺の光量低下の具合をフラット画像の等光度曲線で見てみると、

20180217_4222
さすがに綺麗な同心円になっています(ミラーによるケラレの影響がほんの少し見られますが)。

なんとも、期待したFSQ-85EDPは中途半端な結果でした。

2018年2月14日 (水)

SE II 赤道儀の調整

新たに手に入れたSEII赤道儀、やっと試験運転する機会ができました。

自動導入赤道儀は初めてですので、ホームポジョシン、アライメントなど分からないことばかりでしたが、なんとか試写までできました。

まずは、極軸設定で悩みました。

マニュアルでは、望遠鏡をホームポジョシンにセットし、北極星を極軸望遠鏡の指定の目盛り位置に導入しなさいとだけ書いてありますが、

まず、ホームポジョシンでは、極軸望遠鏡で北極星は見えません。

また、極軸望遠鏡の目盛りは、マニュアルでは、次のとおり真上が「0」ですが、傾いています。

3
極軸望遠鏡自身が回転し、水平儀が付いていればなんの問題もありませんが、極軸望遠鏡はGP赤道儀と同等のもので、日付環や補正目盛りもそのままです。

Dsc_0153

マニュアルには、この日付環や補正目盛りの説明はありますが、設定方法についてはスッパリ割愛されています。

いろいろと考えて見た結果、次のような手順で良いのだろうと・・・・。

  1. 赤道儀の水平を取る。
  2. マニュアルどおり、極軸望遠鏡の光軸を調整。
  3. 極軸望遠鏡の目盛りの「0」が真上にくる位置まで、赤経軸を回転。
  4. 補正環の指標を赤経軸側の目盛り「0」に合わせる。

以上が、下準備。観測時の極軸設定では、

  1. 赤道儀の水平を取る。
  2. 望遠鏡をホームポジョシンにセット。
  3. 電源投入。
  4. 北極星の位置情報が表示された時点で、赤経、赤緯クランプをゆるめ、極軸望遠鏡が見える位置で、かつ補正環の指標と赤道儀側目盛りの「0」が一致する位置の望遠鏡を回転させる。
  5. 北極星の位置が、指示された目盛り位置になるよう、方向、傾きを調整。
  6. 望遠鏡をホームポジョシンに戻し、クランプを締めて、アライメント作業に移る。

と言うものです。

実際にやってみた結果は、満足いく精度で設定できました。

GP方式の極軸望遠鏡を時角指示方式に中途半端に変更しておいて、マニュアルの記載も途中が抜けているため難解な代物になってしまっています。

Se2pe
これが、なんの調整もせずに取ったピオリディックエラーのグラフです。

±15程度てすので、まあ、許容範囲でしょうし、オートガイドが前提ですので、あまり意味はないのかもしれません。

PHD2でのキャリブレーションで、赤緯軸のバックラッシュが大きかったので、平ギア部分の調整をしてみました。

Dsc_0151
平ギア部分を開けた状態です。

1軸当たり、平ギアが3枚あり、この部分のバックラッシュだけでもと思って、詰めてみました。

この組み付けかたなら後でなにか改造したいときにでも何とかなりそうです。

まあ、これがSEIIを選んだ理由のひとつなんですから。

2018年2月11日 (日)

新しい赤道儀を調達!!

天候が悪く、寒い日が続く中、ニワトリすら出来ない毎日です。

今年に入って、臨時の収入があったこともあって、自分へのご褒美として、新しい機材の導入を検討していました。

まずは、赤道儀。

SP/GPD赤道儀もいいのですが、やはり回転が渋く、ちゃんとベアリングを使った赤道儀がほしいと思い、10kg程度の搭載荷重でなるべく軽量なものをと検討しました。

予算は30万円l以内、候補に挙げたのは、

  1. ケンコー New スカイエクスプローラーSEII
  2. 同上 EQ6PRO
  3. ビクセン SXD2
  4. スカイウォッチャー AZ-EQ5 
  5. 同上 EQ6R
  6. セレストロンCGEM II

「4」は、価格、重量とも魅力的な機種なのですが、ベルトドライブだと言うのに引っかかってしまいました。
個人的にはベルトの耐久性に疑問が抜けません。よって「5」も却下です。

「6」は、DCモータ駆動て却下。

「2」は重量が私の体力限界を超えていそうで却下。

「1」か「3」になったのですが、内部構造とかを見てみると、なにかあったときに、自分でモータ換装やその他手を加えることを考えた場合、「1」の方がやりやすそうだったのが決め手で、SE IIに決めました。

Dsc_0148
BKP150を載せてみました。

三脚はオリジナルではなく、手持ちのビクセンSXG-HAL130に載せてみました。

この三脚には、SP/GPD赤道儀を載せれるようGP60→45ADを付けており、SE IIもぴったりはまりました。

購入後、なかなかテストする機会もないので、収納箱を作ったりしてお茶を濁しています。

Dsc_0158
出来上がった収納箱の外観、大きさは約41cm×41cm×25cmです。

Dsc_0155
製品を納めた発泡スチロールがすっぽり入るようにして、利用しています。

001_2
SE IIを収納したところ、いい感じに仕上がったつもりです。

<追記>

箱の重量は4.3kg、赤道儀を入れると15kgになりますが、横の把手が持ちやすく、それほどの重量感はありません。

2018年1月26日 (金)

新年の初仕事は、ウッドデッキの修理

2018年の年が明けても、寒波が続き、寒さに負けて遠征はおろかニワトリもままならない毎日です。

2月になれば・・・・・・・。

そこで、10年ほど前に作成したウッドデッキの腐食がひどくなってきていて、いつかはと思っていた解体・修理をやりました。

もともと安上がりにと、SPF材で作成していましたので、覚悟はしていたのですが、10年で根太の部分まで腐食がみられましたので、全面的に改修です。

Dsc_0140_2
解体作業が終わり、腐食した根太部分を交換した時点の写真です。

解体してみると、木口部分や、コーススレッドの孔などが弱点になって雨水が浸入、腐食が進んでいること、こうした弱点がない部分では、ほとんど腐食がないこと。

コーススレッドが鉄製のものは腐食がひどく、解体にも手間取ること。

今回の改修もコストの面からSPF材としましたので、これらの部分をなるべく弱点にならないようにしてみました。

使用したコーススレッドは、ステンレス製、下孔を開けたあと防腐塗料を孔に流し込んだ後、打ち込みをしていいます。

塗装は、防腐塗料の上にさらに外装用の油性塗料をぬってしあげました。

Dsc_0142
床板を張り終わって、塗装が完了した状況です。

手すり部分のコーススレッド孔は、木栓でふさぎ雨水の浸入をいくらかでも防止できるようにしました。

Dsc_0144
完成写真です。

合計4日を要しました。

10年後に再度、解体・改修なんてできるかどうかわかりませんし、今後は暇だけはありますので、適宜塗料の塗り直しをおこない、延命できるようにしたいものです。

2017年12月31日 (日)

月齢7.1と9.2の月

年末のニワトリでの月です。

25日、27日と天気がよく、特に27日は晴天で透明度も高く絶好の撮影日和だったのですが、月齢が9.2とまたっくままなりません。

月齢7.1の月

1225_800
【撮影データ】
2017年12月25日
BKP150 直焦点(750mm)
QHY5P-II 1280×1024 500フレーム
Registax6でbest250フレームをコンポジット、ウェーブレット処理
9ショットをMSICEでモザイク合成

【オリジナルの画像はここ】

月齢9.2の月

1227_800_2
【撮影データ】
2017年12月27日
BKP150 直焦点(750mm)
QHY5P-II 1280×1024 500フレーム
Registax6でbest250フレームをコンポジット、ウェーブレット処理
12ショットをMSICEでモザイク合成

【オリジナルの画像はここ】

まったく同じ処理をしていますが、27日のほうが断然解像感がよいです。

透明度、ゆらぎともよかったのです。新月期にとっておきたい残念な(?)天気でした。

年末は、奥様からの指令で家具を追加すべく木工に勤しんだのでおり、途中は良い出来上がりになりそうと思っていたのですが、最後になんとも無様な結果となり、年明けに手直しが必要となりました。

手直しがすんだらここにアップします。

2017年12月30日 (土)

かたつむり星雲は、またも敗退

12月21~22日の遠征のBKP150+D610での3対象目はかたつむり星雲、今年の正月に挑戦してあえなく敗れ去った対象です。

Katatumuri_800
【撮影データ】
2017年12月22日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出360秒 × 17枚
SI7でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

D610とは思えないほど荒ればかりが目立ち、まったくだめです。

6分×23枚を撮影したのですが、後半の6枚は西側に傾いて久留米方面の光害の影響を受けてか、かぶりがひどくボツとしました。

でも、前回は枚数が少なかったのを言い訳にできたのですが、今回の撃沈で、これは私の簡易処理方法での限界かなと感じています。

それと、この日のBKP150+D610の撮影はノートラブルで順調だったのですが、この対象の導入の時、バラ星雲→かたつむり星雲で赤緯方向の移動時にギッギーと異音がして動かず、導入が失敗してしまいました。

2度ほど試したのですが、同じ症状で、手動で導入してなんとかなりましたが、この原因はどうも固いグリスを使っていて、回転が渋くなっていること見たいです。

せっかくGPD赤道儀の調整がうまくいっているのにグリス交換が必要かと躊躇しています。

2017年12月28日 (木)

なかなか決まらないバラ星雲

12月21~22日の遠征でのBKP150+D610の2枚目の対象はバラ星雲。

ガイドはほぼうまく行って、6分露出×23枚138分と2時間越えの枚数を使って処理できたのですが・・・・。

Rose03_800
【撮影データ】
2017年12月21日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出360秒 × 23枚
SI7でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

周辺星像がイマイチなのと、なぜか荒れが目立ちます。

BKP150+フルサイズでちょうどいい構図になっていますが、残念な結果です。

周辺星像については、後日ニワトリで確認したところ、最大の要因はやはり光軸調整がうまくいっていなかったことが原因みたいです。

これまで、調整が分かりやすいレーザーコリメータでの調整を主にしていたのですが、コリメーションアイピースでの調整でやってみたところ、格段に周辺星像が改善、星像の左右での非対象も解消しました。

原因はレーザーコリメータそのものが光軸が出ていないと言ういかにもまぬけな結論みたいです。

おかげて、やっとコリメーションアイピースでの光軸調整の方法が理解できたようです。

2017年12月23日 (土)

12月遠征の成果(その2)・・・クラゲ星雲(IC433/Sh2-248)

今回の遠征でのBKP150の最初の対象は「クラゲ星雲」。

昨年も撮った対象ですが、前回はD5000で撮影、結構撮れたのですが、構図がイマイチでした。

今回は、事前に構図をステラナビゲータで決めた上での撮影です。

Kurage2017_800
【撮影データ】
2017年12月21日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出360秒 × 22枚
SI7でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

構図的にはうまくいったのですが、周辺の星像がイマイチです。

次の対象での周辺の星像は、これほどひどくなかったので、接眼部の接続(固定方法)にぐらつきがあって、スケアリングが変化しているのかもしれません。

確認と対策が必要みたいです。

2017年12月22日 (金)

7カ月ぶりの撮影行は、とても寒かった!!

12月の遠征はほぼあきらめていたのですが、GPV予報で晴れそうな予報がでていましたので、21~22日にいつもの小石原焼伝統工芸館駐車場へいってきました。

午後になって急に決めたので、ばたばたと用意。他の用事を済ませた18時過ぎに出発、20時到着といつも明るい内に設定を終了している私としては、遅出でした。

現地着時は曇っていましたので、設置はばたばたせず、余裕をもって進め20時30分ごろから北極星も見え始めました。

結局21時ごろから晴天となり、翌朝5時過ぎまで曇ることなく撮影できました。

とりあえずの1枚は、バラ星雲~クリスマスツリー星団、カタツムリ星雲入りの写真です。

Rose01_800
【撮影データ】

2017年12月22日 小石原焼伝統産業会館
Ai Nikkor ED 180mm F2.8s
Nikon D7100(レス改) HEUIB-II FFフィルター
SP赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai 135mm F2.8ガイド鏡 + QHY5P + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出300秒×16枚(16/16枚)
SI7でダーク/フラット補正+コンポジット CaptureNX2で画像調整、回転

【オリジナルの1/2画像はここ】

ちょっとピントが甘い感じです。

この日は、風もなく絶好の撮影日和となったのですが、とにかく寒く、夏場は早々にベッタリとつく露が、霜となり、雪か積もったようになってしましました。

機材は凍り付け状態でしたが、レンズ系の結露防止ヒータ、BKP150の乾燥空気ともに効果絶大で、全く撮影の障害になるようなことにはなりませんでした。

特に乾燥空気だけに頼っているBKP150が筒表面は真っ白に霜が付いて凍った状態になっても、鏡の方はなんともなくて撮影できました。

ただし人間の方はからっきして、重ね着、ホカロンの多枚数貼り付けでがんばったのですが、よる年波には勝てず、真冬の遠征はきつ過ぎるみたいです。

2017年12月11日 (月)

GPD赤道儀の再調整(追加)

今年は例年になく寒い日が続いていて、日本海側だと改めて感じています。

機材の準備もやることがなくなってきましたが、天候もすっきりせず、どうも今年中の遠征も無理な雰囲気です。

前回書いたGPD赤道儀の調整で満足だったのですが、やることがないとついついいじりたくなるのが悪いくせです。

再度ウォームギアの当たりを調整し、ステッピングモータの速度も調整(若干遅く)してみました。

その結果は、

G03
ピリオディクモーションエラーは±7秒と前回の±10秒からさらに改善できました。

グラフの縦軸は秒(角度)で、作成方法等は前回と同じです。
ただし、今回の極軸設定がややあまく、赤緯方向の誤差が大きくなりましたので、右側に別スケールの軸を立てて表示しています。

回転速度も+0.005秒角/秒程度にまで詰められました。

ほんと、これ以上いじると改悪になりそうですので、なにか不都合が出るまではじっと我慢です。