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2012年3月

2012年3月20日 (火)

天体写真撮影用赤道儀の製作(8)

先週の週末に自宅に戻り、赤道儀の精度確認をやりたかったですが、福岡は天気が悪くわずかな晴れ間を利用して、不十分な測定しか出来ませんでした。

このところ福岡は週末の天気が悪いし、5月の連休頃までは黄砂がひどいので、先が思いやられます。

さて回転精度の測定として、極軸を90振って、正規のモータ回転数で天の赤道付近の星を撮影してみた写真です(200mmでの撮影)。

Priod

地球の自転による星の動きとそれに直交する追尾速度が合成された線として写っているはずで、これが直線であれば、少なくとも追尾速度は一定だと言えるはずです。

ごらんのように、約±1ドット程度ふらついています(全体が3分間の露出ですので周期は1分)。
まあまあの精度(±10秒以下)がでていると思いますが、周期が1分間というのがチョット。

タンジェントスクリュー式で、スクリューネジが毎分1回転しますが、ネジの精度の問題であれば1分間隔でのふらつきではないはずです。

1分間隔でのふらつきで考えられるのは、タンジェントスクリューに使用している寸切りボルトがゆがんでおり、1回転中にわずかに回転が渋くなる角度があることではないかと疑っています。

ホームセンターで入手できるM6のボルトは良く見ると若干たわみがみられるものがほとんどで、M8、M10ではほとんどないないように見えます。

もう一つは、高ナットにタップを立てているのですが、この加工の際に、ナットのネジ山を痛めており、回転毎にコツコツとした抵抗がわずかにあることです。
Photo_2

この写真は、地上の明かりを撮影したものです。

スムース、かつ回転平面が一定であれば、直線に写るはずですが、実際は、1分周期で山が現れています。

多分、コツコツか、スクリューのたわみが原因だと思いますが、これらを解決する直接的手段は思いつきません、今後の課題です。

また、追尾精度を確認する方法として、動画による方法を試してみました。
空の状態が悪く、試験になりませんでしたが(北極星が見えず、極軸をセットできない)1等星であれば撮影できることは確認できました。

これからは、夏になるまで福岡ではいい空の状態をほとんど期待出来ませんので、能率は落ちるとは思いますが、夏のシーズンに向けて改善に取り組んでいき、その結果を報告します。

2012年3月10日 (土)

天体写真撮影用赤道儀の製作(7)本番機へ向けて

現在の試作1号機は、135mm(35mm換算で200mm)までは、ほぼ実用に耐えることは確認できましたが、目標である200mm(同300mm)クラスまでの使用にするためには、いくつかの課題があります。

まず、第一は、モータ回転が正確に星の動きに同期しているか否かです。

撮影した星が点に写っていれば、問題ないのですが、現況では、どれも楕円や短い線になります。

この誤差は、

  1. モータ回転の誤差
  2. 極軸セットの誤差
  3. 構成部品の精度によるふらつき

などが考えられますが、ひとつひとつつぶしていかないと、精度の向上は望めません。

「1.モータ回転の誤差」は、タンジェントスクリュー式のモータ回転そのものの誤差というより、アーム長の誤差、つまり228.5mmで設定しているものの、実機でこの長さとなって組立られているかの問題です。

どんなに正確に組み立てたつもりでも、1mm前後の誤差はでているはずです。

残念ながら私の場合、ターンテーブルを使用しており、正確な回転中心を求める方法が思いつかないため、アーム長を正確に確認する方法がわかりません。

一番の問題は、写真で短い線になった場合、回転が遅いのか、早いのか判定できないことです。

そこで、正確に追尾できているか否かを見極める方法として、ガイド用の望遠鏡で星を見て確認することが思いつくのですが、実際にやってみると、望遠鏡を取り付けるのが自由雲台ですので、十字線の上に星を載せることが不可能に近く、この方法での確認は実用的ではありません。

ふと気づいたのですが、今のデジカメは動画がとれるんです(←当たり前)。

写真ではなく,追尾して動画をとれば、追尾の正確さが確認できるではないかと。

果たして動画でどれくらいの明るさの星が写るか心配ですが、次回帰省時に早速試してみるつもりです。

下の写真は現在私が使っているレンズです。

20120219_401
左から28mm、135mm、200mm、300mmで、いずれもフィルムカメラ時代のふるーいレンズばかりです。

でも星の撮影には、オートフォーカスは邪魔なだけ、自動測光は不要ですから十分に使用に耐えれます。

ちなみに200mmは、今回の試み用に中古で購入(7000円)したものです。

これらのレンズで追尾できることが最終目標です。

2012年3月 4日 (日)

ファレノプシス

これは、単身赴任中の殺風景な部屋で唯一の癒しです。

2012


4年前に瀕死の状態(花は咲かず、小さい葉が2枚だけの状態)のものを譲り受けて、育ててきたものです。

今年で、3回目の開花です。別に温室などの加温設備はないのですが、きちんと咲いてくれます。

ただし、花数は5つ以上にはなりません(今年は、葉も大きいものが4枚になり期待していたのですが)。

自宅の方は、屋外で育てていましたが、今年は1月に帰ったとき、ヒータの電源を入れ忘れ、悲惨な状態になってしまいました。

温かくなって回復してくれるか心配です。

2012年3月 3日 (土)

パソコン環境

今日は、わたしのパソコン環境について書きます。

私のパソコン(自宅の常用中のもの)

CPU AMD Phenom II X6 1100T 3.3GHz

Matherbord GA990FXA UD3

ビデオカード SAPPHIRE HD6790

メモリ  DDR3 PC1600 2GB×2 + 4GB×2 計 12GB

TVキャプチャ PIX-DT090-PE0

モニタ  IO-DATA 19inch 21.5inchのマルチ

キーボード・マウス Logicool K260

電源  Corsair TX750M

ケース  ZALMAN ATX Mid Tower Z9

OS Windows 7 HomePremium8 64bit版をインストール

と言う如何にも中途半端な、みる人がみるとこれでなにをやってるのという代物です。

特にビデオカードは、私が買ったあとすぐに市場から消えてしまいました。

ただ、いろんなものに、こだわり(単にへそまがりなだけ?)がある私としては、CPUは自作を始めてい以来、AMD K6からずっーとAMDだけでとおしています(今のCPUで何台目になるかわすれましたが)。Intel入ってない!!

もう一つのこだわりが、親指シフト入力+OAKかな漢字変換で、長らく親指シフトキーボードを使ってきていましたが、2年ほど前に最後のキーボードが壊れて、現在はJISキーボードでの親指シフトエミュレータです。

FM-TOWNSで親指シフトキーボードを使い始めて以来、会社でも自宅でも一貫してこの環境で使い続けてきました。

私の場合、文章を打ち込む際にローマ字打ちは決定的にダメなのです。

文章を頭の中で思い浮かべる→頭の中でローマ字に変換する→アルファベットを打つ・・・のプロセスは文章に対する思考を中断してしまうやっかい者でしかありません。

会社ではいまだにXPの環境ですので問題なくIMEとしてJapanistを使用できるのですが、昨年自宅のパソコンが壊れた際、電源のトラブル+HDトラブルでOSの再インストールが必要になり、この際とWindows 7に乗換えたまではよかったのですが、なにを血迷ったか64bit版をインストールしたため、Japanistが使えない(=親指シフトエミュレータが使えない)環境にしてしまいました。

幸い富士通さんが64bit版の体験版をリリースしてくれたおかげで、現在なんとかかな漢字変換の環境は私ごのみに保たれています。

ただ、この64bit体験版の使用期限が3月31日までです。

普通に考えるならば、たぶんその時点でJapanist2012(64bit対応版)がリリースされるのではないかと大いに期待しています。

ただもう9年間もバージョンアップしなかった(アップデートは随時おこなっていた)ソフトで、たぶん利用者も少ない(ただし熱烈な支持者はいる)ソフトですので、あまり期待せず、吉報を待ちます。

富士通さん、あなたの作った親指シフト+OAK環境を使用し続けたユーザがいることをわすれないでください。

なにか後半は親指シフトへの要望になってしましましたが、これが私がこのブログを書いているパソコンの環境です。

2012年3月 2日 (金)

天体写真撮影用赤道儀の製作(6)試作1号機の現況

今まで5回に分けて、現在の試作1号機について、その経過を書きましたが、ここいらで現況をまとめて見ます。

Photo

本体の方は、作りながらいろいろと改造したため、継ぎ接ぎだらけになっています。

構成は下図のとおり。

2

  1. アーム長 228.5mm、これをM6のタンジェントスクリュー(ピッチ1mm/回転)を1rpmで回転する形式。
  2. モータはコパル製SGP20-332 1/24ギアヘッド付でさらに平歯車で1/6に減速して駆動。
  3. ステッピングモータは6rpmで制御
  4. モータ駆動は、ドライバー 三洋製STK672-050  パルス発生 PIC16F88、表示/制御 PIC16F886
  5. カメラ搭載用雲台   スリック製 バル自由雲台 荷重5kg
  6. 装置搭載用三脚    スリック製 プロ 700 DXIII 荷重10kg

20120219_410

Photo_2

コントローラの外観と内部です。このコントローラは、

  1. タンジェントエラーの補正(経過時間による回転数の変更)
  2. 撮影露出時間のカウントダウン
  3. 動作範囲(35分)経過後の自動巻き戻し
  4. 早送り、巻き戻し、一時停止

の機能のほか、レンズヒータ、照明用のボリーム付き電源端子を備えています。

コントローラとモータ間はDsub9でつないでいます。

コントローラはほぼ完成形と思っております。

この試作1号機では、いまのところ135mm(35mm換算で200mm)まではなんとか撮影できることを確認しましたが、200mmでの撮影に挑戦するため、製作の際ゆがんだ歯車を交換し(写真は交換後)、速度補正ソフトのチューニングをおこなっている最中です。

まだ、撮影ができていませんが、これでうまくいけば、本番用の製作にかかるつもりです。