« 天体写真撮影用赤道儀の製作 3号機の詳細 | メイン | D600→D610 »

2014年11月 4日 (火)

天体写真撮影用自作赤道儀3号機、ほぼ完成

天体写真撮影用自作赤道儀3号機、ほぼ完成です。

20141102_5434

ほぼ構想どおりに仕上がりました。 前回に書いた詳細から以下の点を変更乃至今後の検討事項としています。

  • バランス用ウエイト

真鍮製 φ60mm t=20mmでは重さが足りず、写真のf300mmレンズ搭載時には、バランスが取れないことが判明 鉄製 φ80mm t=20mmを追加しました。・・・これも単独ではやや不足です。

  • 極軸合わせ用ファインダの取付

ファインダ用の取付足をカメラ取付部のブロックに直接付けようとしたのですが、チョット高さ不足で本体フレームと干渉することが判明、取付用足とブロックの間にゲタが必要です。

どうせゲタを履かせるのなら、脱着の容易性や方向調整といった機能も付けたいので、もう少し工夫をするつもりです。

20141102_5436

コントローラ部分の写真です。

100×100×190mmの躯体としたのですが、なんとか、コントローラの基板類を押し込めることができました。

わりとすっきりした外観になったのではないかと思います(躯体表面の仕上げができていなく、やすり傷が目立つのはご愛嬌です)。

接続コードは、電源(12V 2.5mm標準プラグ)、結露防止ヒータ+サーミスタ(ミニDIN 4Pコネクタ)、MCDC2互換シャッターケーブル(2.5mmミニステレオジャック)です。

コントローラの構成図について、その全機能を含んだものを再掲しておきます。

Photo

コントローラの機能詳細

Photo_2コントローラ表示部の機能説明図です。

  • 回転の起動・停止

    回転は、次の3とおりが設定可能、5V、400p/回転のバイポーラ型ステッピングモータを1/128のマイクロステップで駆動します。

    • 【標準モード】

恒星時運転・・・1回転/23時間56分 標準モード選択時に起動し、停止機能はなし(他のモードを選択することで代用)

    • 【高速モード】

恒星時運転の約700倍速、1回転/2分 起動、停止、回転方向切り換え機能あり

    • 【星景モード】

恒星時運転の約半分の速度 星景モード選択時に起動し、停止機能はなし(他のモードを選択することで代用)

  • 撮影

撮影リモコンは、次の設定、表示を行う 設定は、デフォルト値として、ATMega 328のEEPROMに書き込み、起動時に読み出す

    • 【ミラーアップ撮影】

Nikon 一眼レフでMCDC2レリーズ対応で、ミラーアップ機能が付いている機種(600/610/7100)に対応 ミラーアップからシャッターレリーズの間隔を秒単位で指定 1~15秒で設定可

露出時間・・・15~900秒

撮影枚数・・・ 0~99枚 0枚と設定すると、無限に繰り返す

撮影中は、次のデータを表示

露出時間・・・・・・残時間をカンウトダウン

ミラーアップ時間・・残時間をカウントダウン

撮影枚数・・・・・・残枚数をカウントダウン

実撮影枚数・・・・・撮影枚数をカウント

撮影中は、どの状態でも中止が可能

    • 【ディレイモード撮影】

Nikon 一眼レフでMCDC2レリーズ対応で、ディレイモードに対応 カメラに設定したディレイ時間を設定する(コントローラ側にはこの時間をコントロールする機能はない)

露出時間、撮影枚数の設定、撮影中の表示は、ミラーアップ撮影と同じ

  • 結露防止ヒータ

結露防止ヒータの機能は次のとおり

設定温度・・・10℃~60℃の1℃単位 コントローラ起動に設定し、制御間隔は60秒

なお、温度測定用サーミスタのリニアライズ抵抗に3.3kΩを使用していますが、これはそれほど測定精度を必要としないために手持ちの抵抗から選択したもので、必ずしも最適のも(5kΩ程度が最も精度がよい)のではありません。

さて、D5000 + 300mm F4.5を搭載(=今のところほぼ想定最大重量)しての駆動では、上記のようにややバランス不足のため、高速運転(2分/1回の回転)では、荷重が最も大きくなる位置付近で、脱調傾向が見られます。

通常速度での運転では、特に問題なく駆動できるみたいです。

実際に星の撮影までしたかったのですが、土日と天候が悪く、試写をすることは出来ませんでした。

単身赴任の月一帰宅では、晴天に当たる確率は極めて小さいことを思い知らされた次第です(6月~10月間は天候に恵まれていません)。

どのくらいの精度に仕上がっているのか、不安を抱えながら次回のチャンスまでお預けです。

今回の製作で思い知らされたこと。

本体周りの製作は比較的順調だったのですが、コントローラを組み付けてテストしてみると、モータが動いたり動かなかったりと不安定、結露防止ヒータの動作も不安定となかなかスムースに動いてくれませんでした。

回路をトレースして間違いがないか探したり、部品の不良を疑ったりするのですが、なかなかうまくいきません。

老眼鏡+照明で丹念にチェックしていくと、あちらこちらにハンダ付けの不良と思われる箇所(回路パターンの銅箔にハンダは乗っているが、部品の足にハンダが接着していない)が見つかり、これらを潰していくと全てが嘘のようにきちんと動作するようになりました。

教訓・・・はんだ付けは丁寧に、かつ全てチェックすること=むだな労力が省けます。

 

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.bbiq.jp/t/trackback/562191/33039377

天体写真撮影用自作赤道儀3号機、ほぼ完成を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。