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2015年3月

2015年3月23日 (月)

天体写真撮影用赤道儀3号機-その後(2)-

天体写真撮影用赤道儀3号機の本組を行いました。

モータは、400step/回機が、ケースに納まらないことが判明、というか、コントロール基板と干渉してしまうため、200step/回機を選択しました。 これが赤道儀の機構部です。

20150321_0003ウォームホイールとギアの組み合わせは、モジュール1の歯数50のみとし、これをカップリングで接続したバイポーラ型ステッピングモータで駆動しています。 軸径は、主軸が10mm、ギア軸が6mm、モータ軸が5mmとなっており、5×6mmの異径リジットカップリングで接続しています。

20150321_0005組立は、測定具や治具がないので、もっぱら回転中の音に注意し、音ムラが少なくなるように注意しながら行いました。

20150321_0010ケースは、アルミ用塗料で化粧してみました。 このアルミ用塗料は、結構しっかりしていてよさそうです。

早速試写してみました。

3min21結果は、きれいなサインカーブ様のピリオディックモーションのみとなりました。

誤差は、±  31pic(120秒)と大きいですが、きれいなサインカーブ様ですので、狙いどおりソフト的なピリオディックモーションキャンセラで対応できると思っています。

本格的な撮影は、5月の連休となりますが、今年の連休は月齢の巡り合わせが悪いです。

2015年3月15日 (日)

天体写真撮影用赤道儀3号機-その後-

しばらく書いていなかった、天体写真撮影用赤道儀についてです。

ウォームホイール/ギア方式にした3号機は、組み上げた後も中々動作が安定せず、試行錯誤を繰り返してきました。

【変更 その1】

15/20の平ギアによるウォームギア軸とモータの接続を1/40ウォームホイール/ギアに変更 試写の結果、不規則なあばれが酷く、トルク不足/マイクロステップ動作の精度不良を疑って、減速比を大きくしてみることにしました。

結果は、それほど改善せず、途中で、不規則なあばれの原因は、回転軸とカメラ取付架台の固定が不十分なため、ここが不定期にスリップしていたことによるものと判明。

調達したφ10mmのリニアシャフトは、表面がつるつるに仕上げられており、ボルトの押しつけによる固定程度では容易にスリップしていました。

そこで、φ10mmのリニアシャフトのボルトの当たる部分をグラインダで削りボルト固定を確実に行えるようにしたところ、以下のようにきれいなサインカーブのピリオディックモーションとなりました(ウォームギアシャフトを受けているボールベアリングが破損していることも判明、交換)。

ただ、1/40ウォームホイル/ギアによるブレにより細かい周期のピリオディックモーションも複合するようになったので、初期の方針である「長い周期のピリオディックモーションのみ」とするのに反し、以後の対策がやりづらいとも考えて、さらに変更することとしました。

【変更 その2】

モータとウォームギアシャフトの直結を試してみることにしました。

その間、2~3日かけて#800程度の研磨材ですり合わせを行いました。

その結果が、以下のとおりです(D610 + Ai Nikkor 200mm F4で2周期分を撮影したもの)。

001ピリオディックモーションの振幅は大幅に改善しましたがなんとも不思議なカーブになっています。

これは、すり合わせ研磨の効果の他、仮組立てのためモータを完全に固定できていないことも影響しているものと考えています。

ここで使用した諸元は、

  • メインギア・・・・・・・・・・減速比1/50ウォームホイール/ギア
  • ステッピングモータ・・・SM-42BYG001-25 バイポーラ 静止トルク 0.23N・M 200P/回転
  • マイクロステップ・・・・・1/128
  • 駆動パルス・・・・・・・・・14.85Hz

で、重りでバランスさせていることもあってか、トルクは足りていますし、マイクロステップもギア減速に劣らず、ほぼ正確に動作しているみたいです。

今後は、ほぼ、機械構成が上記の諸元で固まりましたので、モータ固定架台を作り直し、ハード面を仕上げてしまいたいと思っています。

最終的にモータを200step/回と400step/回のどちらにするかは、今後のテストで決めたいと思っています。

2015年3月11日 (水)

DigiCamControl + WU-1b

今回はDigiComControlの無線化に挑戦です。

D610に接続できるWT-1bを使えば、WiFi接続でき、かつDigiCamControlもVer1.2.50.0からWT-1a/bをサポートするとのことで、せっかく5mのUSB延長コードを買ったのですが、無線になれば格段に取りまわしが楽になると思い、挑戦しました。

この組み合わせについては、Webで検索しても日本語サイトはほとんどヒットせず、

  • DigiCamControlは、Ver.1.2.50.0以降でWT-1a/bをサポートすること。
  • 画像の転送が非常に遅くRAWでは10秒程度かかり、実用的ではないこと。
  • WT-1a/bの接続が不安定かつ電池消費量が大きいこと。 くらいしか、情報がつかめません。

不安いっぱいですが、WT-1b自身がそんなに高くないこともあって、目算のないままの挑戦です。

WT-1a/bとの接続時の初期設定等がわからない状態での導入となりました。

使用したバージョンはVer.1.2.67.0 最初にインストールしたVer1.2からさらに進化している感じです。

天体写真撮影用のメニューは変化がありませんが、LVでは、Focus Stackingが進化し、より使いやすい感じです。

従来のFocus Stackingは「FOCUS STACKING SIMPLE」となり、「FOCUS STACKING ADVANCED」なるメニューが追加されています。

新しい「FOCUS STACKING ADVANCED」では、遠近の両端をロックすると撮影枚数又はフォーカス送り量のどちらかを選択すると、もう一方を設定してくれる仕組みになっており、以前より便利になりました。

反対に従来と同じメニューの「FOCUS STACKING SIMPLE」は、前のように遠近の両端をロックするとエラーになってしまい、使い方がわかりません。

001DigiCamControlのスクリーンショットです。

カメラの操作は、撮影モードダイヤル(A,S,M等)、レリーズモードダイヤル(連写等)で設定する事項などの操作はできませんが、撮影時の操作は大方出来てしまいます。

さて、肝心のWU-1bとの組み合わせですが、その接続手順は、

  1. パソコンとWU-1bとの接続を行う・・・Windowsのネットワーク接続からの接続で可。
  2. 接続した状態で、DigiCamControlを起動して、WifiのメニューにあるWU-1a/bとの接続を使って接続

以上で接続設定はWPSを使用し、WU1-1b本体のボタン操作で簡単に接続できました。

※DigiCamControlの接続機能では、PC←→WU-1b間の接続はやってくれないみたいです。

撮影のメニュー、操作ともUSBケーブル経由と全く変わらなく操作可能です(全てを試した訳ではありませんが)。

ニコン純正のスマートフォンアプリのWireless Mobile Utilityでは、ほとんど操作を事前にカメラ側で行っておく必要があり、お遊びレベルのアプリで、私にとっては、なんら実用的ではありません。

早速、Focus Stackingで撮影を試みました。

LVを選択すると、Focus Stackingが選択可能となり、「FOCUS STACKING ADVANCED」を使う場合、遠近の両端をロックし(近→遠の順序)、設定したフォーカス刻みでの撮影枚数が自動セットされ、撮影が開始できます。

003但し、2~3枚撮影したところでTransferエラーとなり、その後の撮影が出来なくなってしまいます。

案の上、データ転送時に接続が切れやすいみたいで、ほとんど実用になりませんでした。

これは、Web上でもWU-1a/bの問題として、いろんなところで報告されており、DigiCamContorolの方の問題ではなさそうです。

ちなみに、天体写真撮影メニューを使って、Bulbモードで長時間繰り返し撮影する場合は、データ転送をしなければ、接続エラーは発生せず、順調に作動します(データの保存を「カメラ本体のみ」とし、データ転送しない場合)。

Focus Stacking はLV上の動作であり、LVの場合、「カメラのみにデータ保存」を選択しても、表示のためのデータ転送が行われるため、「データ転送なし」として、エラー回避をすることができません。

ただし、短い時間(3~5分)ですが、LVでのピント合わせ等の操作中では、接続が切れる等の問題は発生しませんでした。

あくまで、画像データ転送中に切れやすいみたいです。

天体写真では、あえてデータ転送する必要はないし、ましてピント合わせ時を除きLVで撮影する必要はないですから、私の主な使用目的である天体写真撮影時では、致命的問題とはなりませんが、なんとか安定したデータ転送が可能になってほしいものです。

WU-1b本体の設定で、スリープとなる時間を初期値の300秒からスリープしないに設定しても、若干安定したかとも思いましたが、途中でエラーとなることには変わりありませんでした(WU-1bの設定を変更するにはスマートフォンからwireless Mobile Utilityを使う必要があります)。

確かに、データ転送ができれば、1枚毎に写真の評価(構図や追尾精度等)が可能で、1連の撮影後(30分~1時間後)に確認したら失敗でした、とならないためには、各コマ毎にデータ転送ができた方よいのは当然で、現況では、多くの場面でUSB有線を選択することとなると思います。

※純正のCamera Control Pro2について 現在試用版ダウンロードページにある取扱説明書で見る限り、Bulbモードでのインターバル撮影はできないとのことです(まして、WU-1bはサポートされていません)。

これは、Camera Control Pro2でのインターバル撮影は、スケジュールやレリーズがCamera Control Pro2によって動作するのではなく、カメラ側の動作に依存しているため、カメラ側の動作では、Bulbモードにするとインターバル撮影は選択できないからだと思われます。

天体写真撮影用としては、DigiCamControlの方がはるかに使いやすいと思います。

DigiCamControlでの天体写真撮影時の注意点としては、

  1. 撮影間隔を2秒以下にすると、タイミングによっては、1枚分が動作せず、抜けてしまうことがある。
  2. ミラーアップ撮影はできない(外部トリガーでの撮影で可)。
  3. WU-1b経由ではデータ転送をすると転送エラーとなり、その後の撮影を失敗する可能性が高い。
  4. USB経由(有線)でもデータ転送を行うと、撮影間隔が延びてしまう(5秒程度)。

くらいで、前にも書きましたが、スクリプトにより露出時間や感度を変更する制御が可能で、充分実用的だと思います。

004天体写真撮影用メニュー「☆」マークを選択した場合の、スクリーンショットです。

必要にして充分な機能が盛り込まれており、外部シャッターでの制御も選択でき、スクリプトによる制御など至れり尽くせりの感があります。

2015年3月 1日 (日)

Windows7 再インストールの顛末

使用中のハードディスク(160GB)が不調で、スタートアップ異常が連発、起動が遅く、HDDのチェックでも「注意」となるなどしたため、思い切って、ハードディスクを換装することにしました。

この手の作業では、いつも行き当たりばったりで苦労した上、データの消失や動作不良等があったので、事前に充分準備し、手順を確立したつもりで望みました。

目標は、

  1. IEでの各種サイトへのログインID、パスワードの引き継ぎ 
  2. PIXELAのTVキャプチャーボードの録画データの引き継ぎ 
  3. メールソフト(Thunderbird)のアカンウト設定の引き継ぎ

以上が行えることし、その手順について、事前にWeb等の情報を集め、確認して望みました。

換装したHDDは、システムを入れるドライブを大容量のものにしたくなく(=なにをやるにしても時間がかかるのがいやで)、200GB程度の容量のものが欲しかったのですが、現在は1TB以上が主流で、容量が小さいHDDが入手困難な上、SSDでもそこそこ値段が安かったのでSDDにしました。。

SSDは200GB程度あれば安心だったのですが、値段もはることから、CFDの128GB(=8,000円程度)のものにしました。

128GBだと普通にWindows7をインストールした場合、容量が心もとないので、システムドライブの容量を節約する目的(=後日の再インストールの手間を省く意味からも)で、マイドキュメント等はDドライブへ移行することとしました。

さて、実際の換装作業ですが、現状のHDDがスタートアップ異常を連発していることから、クリーンインストールとしてはじめました。

最初のつまずき SSDなので、BIOSでATAのモードをIDE→AHCIへ変更してインストールを開始すると、Windows7のインストールがファイルの展開の途中で止まってしまうと言う現象が発生。

数回トライしましたがだめで、結局IDEのままでのインストールになりました。

その後、AHCIモードへ変更は以下の手順でできました。

  1. regeditで"HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Msahci"の Start を0に変更。
  2. 再起動
  3. BIOSにてAHCIに変更・・・この変更で、ブートドライブの優先順位が変化(USB HDDが最上位になる)しているので、再度HDDへ変更が必要。
  4. ログイン後、再起動を求められるので再起動・・・この時も起動しない場合はブートドライブの優先順位が違っているみたいです。

次は、 Windows7のインストール途中でのプロダクトキーの入力で拒否されてしまいました。

これは、持っているWindows7がアップグレード版であり、クリーンインストールが認められていないことが原因と判明。

これは何とかクリアしましたが、この間にも数回のインストール作業のやり直しをやってしまいました。

その次は、 日本語変換ソフトのJapanist2003のインストールで、このソフトはオリジナルでは64bit版に対応しておらず、アップデートで対応しているため、オリジナルをインストール後、ダウンロードサイトにある最終バージョン(U012)でアップデートを行ったのですが、「インストールされていない」と言うメーセージでアップデート出来ない現象に遭遇。

ここでも複数回のWindows7の再インストールを行ってしまいました。

動作した手順は、

  1. オリジナルのインストール
  2. 最初の64bit対応アップデートである「U011」でアップデートを行う    U011のデータを持っていてよかった(=現在のjapanistのダウンロードページには見当たらない)
  3. 最新アップデートである「U012」のアップデートを行う です。

結局、延べ12時間の悪戦苦闘の結果、何とか換装前とほぼ同じ環境を構築し直したのですが、目標とした3項目については、

  1.  ×・・・IEのエキスポート、バックアップソフトでもうまくいきません。・・・その後のオートコンプリートもうまく動作せず、インターネットオプション→コンテンツ→オートコンプリートの設定でオートコンプリート履歴の削除で全部を削除して、あらためて覚えさせることになりました。
  2.  ×・・・XP時代の引き継ぎ手順を準用したためか、全くだめで,あきらめて削除してしまいました。設定ファイルは見つけたはずでしたが、再インストールではその場所が作成されず、解決方法はわからないままです。    XP版とWindows7版(特に64bit対応版)でデータの管理方法が変わっていることが原因と思います。
  3. ◎・・・専用ソフトを使用しませんでしたが、全く問題なく引き継ぎ完了です。Thunderbird -ProfileManagerでプロファイルを作成し、Dドライブに作成したフォルダを指定して移行した後、再インストール後、同様にプロファイルを作成して、当該フォルダを指定することで完了です。

と、1勝2敗と散々な結果で、非常に疲れました。

結論・・・2度と再インストールしなくて済むよう、バックアップをとる事を心がける事にします。

なお、128GBの容量に納めることについては、マイドキュメント、ダウンロード、マイピクチャ等をDドライブに追いやり、ThunderbirdのメールフォルダもDドライブにすることで、128GBの半分以下の使用量でインストールが完了しました。

おまけとして、BIOSのアップデート・・・f2→f9を行い、併せてwindows上でBIOSの確認・変更ができるtouch biosなるソフトも試してみましたが、長年見慣れた従来のテキストベースの方が分かりやすく感じています。

PowerDVD11のオリジナル媒体を紛失してしまい、DVD、BDの再生ソフトをなんとかしないといけませんが、先送りです。