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2015年10月

2015年10月17日 (土)

GPD赤道儀の再調整

BKP150を載せるに当たり、前回の遠征時に気になった、赤経側の周期的暴れについて、再調整してみました。

改めて前回のグラフを載せておきます(グラフの縦軸の単位は秒角です)。

Gpd_2赤経側のトメリングをややゆるめて、赤経側の回転をわずかに軽くした後、モータを外し、ウォームギアを手で回してみたところ、これで良く±1秒以内になっていたなと感じるくらいに回転が重い(渋い)箇所がありました。
そこで、ウォームギアの調整を繰り返し、手の感触の範囲でですが、スムースに回るよう、固定ネジ、押し引きのネジを繰り返し調整した結果が、下のグラフです。

Gpd2 周期的波はありますが、調整前のトゲトゲした波からなめらかなカーブになり、この周期的波を含んでも±1秒以内に納まっています。

この程度ならGPD赤道儀としては満足すべき範囲内でしょうか。
とりあえず、これで良しとしておきます。

<追記>

ガイド精度について、勘違いがありました。
表記したグラフが5データの移動平均化したものだということをすっかり忘れてしまい、ガイド精度を±1秒などと評価してしまっていました。

改めて、平均化しないガイドグラフを載せておきます。

Gpd3 これで見ると、短時間(2~3分)では±1秒程度に納まりますが、1周期(10分間)では、±2秒といったところです。

2015年10月14日 (水)

BKP150 到着!!!

とうとう我慢できず直焦点撮影用の望遠鏡を調達しました。

ネット上の評判と安さからBKP130か150のどちらかにしようと決めていたのですが、気持ちはBKP150ながらGPD赤道儀に載せると搭載重量的にはほとんど余裕がなくなるし、
BKP130・・・・約29,000円(現在セール中で26,000円)
BKP150・・・・約35,000円(セール特価なし)
口径当り、
BKP130・・・2,230円/cm、
BKP150・・・2,330円/cm、
面積当り、
BKP130・・・218円/cm2、
BKP150・・・198円/cm2、
分解能は口径依存、集光力は面積依存などとくだらないことまで考えて、なかなか決心がつかず、と言うのも、ネットではBKP150のユーザーがヒットせず、ほとんどがBKP130ユーザーであることもBKP150を選択する上での不安材料でした。

そこで、地の利を生かし、勝手知ったる秋葉原、実際に物を見て決めようと、いつもの秋葉原の電気街ではなく御徒町との中間のちょっと人通りの少ない場所にあるシュミットまで出かけました。
店頭で見た感想は、BKP130が「えっー」と言うくらい小さく見え、値段の差も6,000円程度だし、実際に両方持たせてもらって重さを実感し、根拠もなくGPD赤道儀ならなんとかなるかと思って(お店の人にはGPDに載せるというと「う~~~~ん?」といわれましたが)、結局は予定通りというか大きい方の誘惑に負けてBKP150にしてしまいました。
でも、私が購入した直後(3日後、商品発送前)、オータムセールが開始され、BKP130が約3,000円も安くなったので(BKP150は対象外)、後悔せずにすんでいます(セール価格だとさらに悩んだと思いますが)。

実際にGPD赤道儀に載せてみると、ごらんのとおり、赤道儀とのバランス的には結構「おおきいな~~~」と言う次第です。

20151012_2339 

GPD赤道儀は、今回の連休中の作業でモータカバーをチャッント造り(アクリル板製)、なんとかすっきりしてきました。

今回の連休中に何とかファーストライトをと思って、早々にガイドスコープを取付けて夜を待ったのですが天候に恵まれず、果ては、にわか雨が降ってくる始末で、連休最後の12日夜に時折雲に阻まれながらもなんとか撮影できました。

ファーストライトとして選んだのはM27(アレイ星雲)。 自宅庭からの撮影ですので、光害が激しく、2分(ISO1000)の露出が限界です。

124 【撮影データ】 2015年10月13日(自宅庭)
BKP150 750mm F5
GPD赤道儀 自作モータドライブ
D60/240mmガイドスコープ+ QHY5L-IIM + PHD Guiding
D5000(改)
ISO 1000 120sec × 9枚
DSSでコンポジット後(フラット、ダーク処理なし)、Capture NX2 で調整、トリミング有り

光軸の確認を行ったのみで、コマコレクターもなく、全くの素の状態での撮影結果です。

さらにオリジナルでの画像の状態を見るため、二重星団を撮影してみました。

123【撮影データ】 2015年10月13日(自宅庭)
BKP150 750mm F5
GPD赤道儀 自作モータドライブ
D60/240mmガイドスコープ+ QHY5L-IIM + PHD Guiding
D5000(改)
ISO 1000 120sec × 9枚
DSSでコンポジット後(ダーク処理なし)、フラットエイドでフラット処理、Capture NX2 で調整、トリミング無し

チョット外灯かなにかの光が入ったらしく、画面中央右下にフレアがでてしまっています。

当然といえば当然なのですが、短焦点鏡でコマコレクター無しでは、周辺のコマ収差が酷く、APS-Cサイズでも、なんとか使えるのは画面の1/2以下です。
また、M27の写真に比べ、二重星団の写真は、星像がやや太くなっている感じで、レイアウト調整のためカメラを回転させたとき、ピント位置が動いてしまったのかもしれません。

心配した、GPD赤道儀との相性と言うか、重量の関係ですが、ガイドスコープを親子亀で載せても3.7kgと2.8kgのウェイトで若干の余裕を残しバランスが取れる状態で、ウェイトの追加は必要なく、ガイドもうまくいっている感じです。

ただ、望遠鏡の姿勢によってバランスの移動が激しく、こまめにバランスに気を配りながらセットしないと、モータが悲鳴を上げる場面も出てきそうです。
特に接眼部の方向によるバランスの移動が顕著です。頻繁に鏡筒回転が必要で、把手かなにか必要かもしれません。

さて、肝心のBKP150での画像ですが、ネットでも指摘されているように、コマ収差だけではなく、スパイダーの変形による光芒の汚さなど色々と手を入れなければ良像は得られないみたいで、斜鏡スパイダーは目に見えて曲がっているし、ドローチューブは内側に銀色の筒が飛び出しているし、主鏡の爪も目立つしと、やるべきことばかりでなんとも楽しい限りです。

122_2 現状の星像の状態です。

まずはコマコレクターなんですが、ネットで見たケンコーのクローズアップレンズで代用する方法、早速飛びついてみたのですが、なんとキャノンのような大きいフランジ限定の方法で、ニコンのFマウントには問題外でした。

BKP150の接眼部が2インチですので、なんとかなりそうなので、試しに48mmカメラアダプターの48mmメスねじを切ってある部品を外して、その位置に付けてみたのですが、ピント位置が前方すぎてほんのわずかですがたりません。
もうちょっと工夫してみるつもりですが、なんとかなったらアップします。
今の画像には我慢できず、なんともならなければ、純正の20,000円也を買うことになってしまいますが、望遠鏡の値段に対して高すぎで私的にはNO!なんです。

なにはさておき、このブログをはじめたきっかけとなった赤道儀の自作をはじめた時には、夢のまた夢であった直焦点での撮影ができる基本的機材が揃いました。

これからは、良像を求めてそれぞれのブラッシュアップになります。道のりは遠そうです。