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2016年9月11日 (日)

Stera Image 7 と DeepSkyStacker の私的比較

ステライメージ7(以下SI7)を導入したのを機に、いままで使ってきたDeepSkyStacker(以下DSS)との処理ついて、私なりの使い方での比較をしてみました。

対象は、D610 + 50mmで撮影した北アメリカ星雲を中心にした、赤い星雲の多い領域の写真です。
この組合せでのダークフレームがぴったりのがありませんでしたので、フラット処理のみを行っています。

処理過程は、15枚のRAWファイルを読み込み、自動位置合わせ、コンポジット後、トーンカーブで調整して、tiff(16bit)で保存、Capture NX2で最終調整をして、私なりにこれかなと言う状態に仕上げています。

SI7とDSSでのダーク/フラット補正からコンポジット完了までの標準的作業手順は次のとおりです。

<SI7>  

  • フラット画像を読み込み  
  • 加算平均でコンポジット→フラットフレームとして保存  
  • ダーク画像を読み込み  
  • 加算平均でコンポジット→ダークフレームとして保存  
  • 撮影画像の読み込み  
  • 共通フラット/ダークフレームによる補正(バッチ処理)  
  • 撮影画像のベイヤー・RGB変換(個別)  
  • 位置合わせ(バッチ処理)  
  • コンポジット(バッチ処理)

<DSS>  

  • フラット画像、ダーク画像、撮影画像読み込み  
  • フラットフレーム、ダークフレームの作成パラメータ、位置合わせパラメータ、コンポジットパラメータの指定  
  • コンポジット(フラット/ダークフレームの作成・保存、位置合わせ、コンポジットは一連で動作するので、ただ処理完了を待つだけ)

コンポジットだけなのに、SI7の手順の多さ、それに対して、いかにDSSが操作が簡単か。
さらにSI7では、RAWファイルの読み込みで15枚で6~7分を要しますので、フラット、ダーク、撮影画像のそれぞれの読み込みで多くの時間がかかってしまいまい、「かったるさ」感が半端ではありません。

DSSでは、RAWファイルの読み込みは、コンポジット作業の中で行っており、最初の処理ファイルリスト作成では、読み込みを伴わないので時間はかかりません(瞬時)。

コンポジット(位置合わせ+コンポジット)に要する時間は、処理方式により変化しますが、SI7で10分程度、DSSで6~14分と大同小異です。

※SI7で、ファイル選択の画面をアンコン表示でやると、そのフォルダにRAWファイルが2、30枚でもあろうものなら固まったかと勘違いするくらいの時間がかかってしまいます(=ほとんど実用性ゼロ)。

コンポジット後に、それぞれのソフトで階調調整をした画像(tiff→縮小jpeg変換)の比較と、Capture NX2で最終調整をしたものを比較してみました。

DSSでコンポジットしただけの画像

Dss001_2

Capture NX2で画像調整後の画像

Dss002

SI7でコンポジット(+現像)した画像

Si7001

Capture NX2で画像調整した画像

Si7002 

ブログの制約上、縮小jpegになっていますので、比較しようがないかもしれませんが、DSSではSI7と比較して「色が消える」ことは確かですが、それ以外の差はなさそうです。

とは言え、これだけで、SI7をお蔵入りするのは、もったいないので、網状星雲(西)をSI7で、何度も処理をトライしてみた結果が、下の写真です。

Ami_last_01

これもちょっとやりすぎ感はありますが、DSSで消えた色、特に星の色はCapture NX2では私の力量では戻りませんが、SI7だと星色がなんとか残っていて、感じがよさげです。

DSSとSI7、対象(とそのときの気分)によって使い分けて行こうかと思っています。

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