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2017年4月 2日 (日)

ついにデジ一の天体写真用改造に手を染める

昨年の記事にも書いたのですが、手持ちの撮影機材の製作と改良が一段落してしまうと、"なにもすることがないと、つい病"を発症してしまいます。

今回は、とうとうデジタル一眼レフカメラの天体写真用改造に手を染めてしまいました。

と言うのも、ちょっと前に、 >D5000とD610は、画素ピッチが同じですので、この組合せで、ASP-Cサイズを基準にすれば、500mm/750mm(フルサイズ換算で750mm/1200mm)の2つの焦点距離を対象によって使い分けることができる。
と書いたのですが、よくよく考えてみれば、D610と同じ画素ピッチのD5000(高感度耐性は低い)を使うメリットはなく、D610のトリミングで対応した方が良いことは自明です。

その他にも、天体写真撮影に使うにはD5000は色々と不便がありました。

そこで、D5000を画素ピッチのより小さい機種へ更新することを考え始めたのですが、中古機を入手しても改造に出せば、その費用が同じくらいかかるので二の足を踏んでいました。

そんな考えを持ちながら、暇に任せてネット徘徊をしていると、D7000の分解(レス改造)の動画を見つけました。

これを見ると、なんか簡単そうで、自分でもできるのではと思ってしまいました。

また、別サイトで見つけたD7100の分解写真と併せてみると、D7100の方がさらに簡単そうですし、ローパスフィルターレスですので、レス改造もやりやすそうと、D7100(画素ピッチはD610の2/3)をターゲットにすることにしました。

D7100、妻用に買ったものがあるのですが、当初の目論見がはずれ、それなりに写真撮影を継続中ですので、これを改造するわけにもいかず、改造用に中古機(\43,800-)を手に入れました。

結果から言うと、分解・組立とも特別な技術/技能/小道具を要する部分は少なく、道具は小型のプラスドライバー1本とピンセット1本で可能でした。

分解の際に外すのはほぼ同ピッチのねじで、
外側周り(同一径の長さ違い)・・・短2本、中15本、長1本、視度調整ねじ部1本
EXPEED3基板・・・・・・・・・・・ 7本
撮像素子基板・・・・・・・・・・  3本
フィルター抑え枠・・・・・・・・  4本
を外すことになりますが、同サイズのドライバーは1本で済みます。

あと、フィルムケーブルの抜き差しのためにピンセットがあったほうが作業がやりやすかったです。

<分解時の写真>

D710001

裏蓋部
ファインダーの視度調整ねじのシール下にねじがありシールを剥がして、ねじを外す。 グリップラバーを剥いだ位置にもねじが1本ある。

D710004
外部接続端子側
端子カバーを開いた位置の2本のねじは、外さなくても分解可。

D710002_2

D710003
SDカード差し込み口側
外側の他、カバーを開けたところにある2本(他の箇所に比べて短い)のねじも外す。

D710005

D710006
底蓋部
マンウト下の1本は他のねじに比べて長い。 バッテリーボックスのカバーを開けたところにある3本のねじも外す。 これで底蓋は外れる。

D710007
底蓋部の内側
底蓋を外して、さらに2本のねじをはずす。 これで、裏蓋が外れる。 やや固いので、割れないように、SDカードスロットの入り口にある金属部品(特に「1」側はEXPEED3基板を挟むようになっている)が変形しないように慎重に。

D710008

裏蓋部とEXPEED3基板とは2本のフィルムケーブルで繋がっているので、これを外す

S710013

フィルムケーブルのコネクターからの外し方 ロックが付いているので、これを起こす(あるいは寝かせる)ことではずれるんですが、このロックの仕方がコネクター毎に違っているので慎重に見極める。

D710009EXPEED3基板の取り外し
基板を取り付けているねじ(銀色7本)を外し、フィルムケーブルを外す。 青□のコネクタの外し方が分からず苦戦・・・外さなくても下の撮像素子基板へのアクセスは可(と言うか外さないのが吉)と判明。

結局このコネクターの正しい外し方は不明のまま。

D710010
撮像素子基板 3本のねじを外すと、本体から外れる。

撮像素子基板をつなぐフィルムケーブルは、本体側コネクターを外した方が再接続が簡単。

D710011
撮像素子全面のフィルター枠 撮像素子フィルター枠は4本のねじ止め 枠を外すと、フィルムケーブルと繋がったガラス(保護ガラス?)とその下にIRカットフィルターがある。

ピンセットで慎重にIRカットフィルターを外し(接着はされていない)、上部の保護ガラス?は残してフィルター枠を元に戻した。

S710012
写真の左の青っぽいのがIRカットフィルター。

右の枠上にあるのは保護ガラス?(バイブレータ付き) 予測どおり、ローパスフィルターが無いD7100は、この部分の構造はシンプルです。

さて、このバイブレータ付き保護ガラスを外すかどうかで悩みました。

撮像素子を素で曝すよりは、保護ガラスがあった方が良いと思い、またメーカーの製品だから反射防止コーティングは万全だろうと根拠なく信頼。

ローパスフィルターレスを謳ったD7100ですので、この黒褐色のガラスはただの保護ガラスで、IRカット性能はないと勝手に決めつけました。

これだと、ダストクリーニングのバイブレータは生きていると思いますが、念のため、設定メニューで「ローパスフィルタークリーニング」はOFFにしました。

以上で、組立直せば完了なんですが、いざ組み立ててみると最初は正常に動作せず、冷や汗。

EXPEED3基板とのフィルムケーブルのコネクターへの差し込み不良が原因ではと当りを付け、再度組立直し、何とか無事完了です。

とにかく要点は、フィルムケーブルの差し込み、ロックを確実にすることです。

撮影動作、保存、呼び出しの一連の動作確認も正常でした。

感想 なんか、意外とあっけなかった感じです。

分解してみると、とにかく、生産時の組立が簡単なように作られている感じで、プラモデルか自作パソコンを組んでいる感じで、高級精密機械の感じはありませんでした。

後は、今回残した保護ガラスの影響がどの程度か見極めることが必要で、場合によっては、保護ガラスの除去が必要かもしれません。

D710000

使った工具はこれだけで済みました。

最後に、決まり文句ですが、もしこの記事を参考にされる方は、間違った手順、方法かもしれませんので、自己責任でお願いします。

どなたか、私がわからなかった2箇所のコネクターの外し方を含めて、情報をお持ちの方がいらっしゃったらぜひご教授願えるとありがたいです。

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