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2018年2月

2018年2月27日 (火)

モーターフォーカサーの製作

寒さは和らいできましたが、月が満ちてきて、まだまだ撮影はしばらくできませんので、暇つぶしみたいな工作を続けています。

今度は、モーターフォーカサーの製作です。

もう2年以上前に一度作ろうと思って回路を考え、基板も作成済だったのですが、荷物整理中にこれを見つけ作ってみました。

モータを始め、その他部品もすべて手持ちでしたし、動作プログラムも作っていましたので、2日ほどで出来上がってしまいました。

Dsc_0163
コントローラの内部です。

構成は、

  • モータ・・・・ SPG20(ユニポーラステッピングモータ 減速ギア付)
  • CPU・・・・・ATMega328(Arduino互換)
  • モータードライバー・・・・L6470ドライバーキット

です。

これを9Vの乾電池内蔵で動かそうと思ったのですが(電源コードがあると、取りまわしが煩雑)、モータードライバーが12Vの入力がないと動かないのをすっかり忘れてしまっていました。

結局、電源コード付きのコントローラになってしまいました。

モータは、手持ちで最小のものを使っていますが、ユニポーラ型で、モータードライバーはバイポーラ型用ですので、モータの6線の内の4線を使用して回しています。

Dsc_0168
BKP150に取り付けたところ。

Dsc_0171
接眼部への取付状態です。

接眼部抑え部分に4mmのアルミプレートを挟んで、位置合わせをしています。

接続してみると、モータ軸径は3mmなのに対して、ピント調整軸は3mmよりやや小さい(2.5mm?)ので、カップラがうまく付きません。

安いリジット型では偏心で変な力がかかってスムースではなくなってしまいます。

そこで、前にカップラを検討したときに偏心が大きくても変な力がかからない「ジョータイプ」があることを思い出し、これだけは新しく調達しました。

軸径3mm用を使ってしますので、偏心はありますが、比較的なめらかに動いており、変な力もかかっていないみたいです。

また、クラッチ機構は付けませんでしたので、モータを付けた時の手動ピント合わせできません。

さて、実際の使い勝手を試すために、月を撮影してみました。

M001
【撮影データ】
2018年2月26日
BKP150 直焦点(750mm)
QHY5P-II 1280×1024 500フレーム
Registax6でbest250フレームをコンポジット、ウェーブレット処理
30ショットをMSICEでモザイク合成

月齢10.6の月です。

【オリジナルの画像はここ】

使用した感じは、細かいピント調整ができ、ピント位置が数字で読めて再現性があり、かつ画面がぶれないので、じっくりとピントを追い込むことができますが、常用するかというとちょっと疑問です。

2018年2月20日 (火)

新しい機材調達の第2弾は・・・・

SEⅡ赤道儀を追加したことで、BKP150の750mmより短いレンズ、300~450mm程度の望遠鏡またはレンズもほしくなってしまいました。

そこで候補にあげたのが、

  1. FSQ-85EDP  450mm
  2. BORG90FL  500mm(レデューサー360mm)
  3. ε-130D       430mm

GPDやSEⅡに載せることを考えると総重量8kg以内と思いましたので、上記の候補に絞りました。

手持ちのBKP150が反射望遠鏡なので、追加はメンテナンスが楽な屈折式がいいのではと、「3」を除外、「1」と「2」は、相当迷ったのですが、最終的には、組み合わせるカメラがフルサイズ主体とするつもりですので、周辺画像のよさに重点を置き、とあるショップの店員さんの意見も参考に、「タカハシ」にすれば、後悔しないだろうと、FSQ-85EDPに決めました。

併せて、専用フラットナー1.01×も購入です。

さて、実際に到着した品物を見てみると、いままでの機材がオモチャみたいに見えるゴツイ作りで、さすが一流メーカーの製品と一人悦に入っていました。

Dsc0164_2

純正の鏡筒バンドを付け、ガイド鏡のAi Nikkor135mmをアルカスイスプレートで取付た結果、総重量は6.9kg、まあなんとかGPDでもいけそうです。

せっかくの一流機、タカハシですので、洒落て、収納用に桐箱を作ってみました。

Dsc_0166
結構、上品に仕上がっています。

まあ、桐集成材ですので、野外に持ち出す収納箱としての耐久性は疑問ですが。

さて、肝心の画像ですが、寒さもあってなかなか遠征する機会に恵まれず、晴れ間を見つけて、ニワトリでちょこっと撮ってみました。

20180213_fsq85edp
【撮影データ】

20178年2月13日 自宅庭
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 800 露出180秒 × 4枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

光害のカブリがひどく、本格的撮影はできないので、簡単なテスト撮影です。

フラットも後日に撮ったので、ゴミが消しきれていなかったりと散々な画像です。

でも期待どおり、フルサイズの四隅でもまん丸星像、さすがに「タカハシ」と満足しかけたのですが、輝星の光芒割れに気づくと、一気に興ざめです。

輝星(といっても結構暗い星まで)の光芒がへんな角度で割れてしまっています。

この光学系では仕方ないみたいですが、鑑賞用画像としてはいけません。なんとかならないかとネット検索してみたのですが、いやならFSQ106みたいで、がっかりしています。

「タカハシ」なら後悔しないと思ったのがまちがいでした。

一方、周辺の光量低下の具合をフラット画像の等光度曲線で見てみると、

20180217_4222
さすがに綺麗な同心円になっています(ミラーによるケラレの影響がほんの少し見られますが)。

なんとも、期待したFSQ-85EDPは中途半端な結果でした。

2018年2月14日 (水)

SE II 赤道儀の調整

新たに手に入れたSEII赤道儀、やっと試験運転する機会ができました。

自動導入赤道儀は初めてですので、ホームポジョシン、アライメントなど分からないことばかりでしたが、なんとか試写までできました。

まずは、極軸設定で悩みました。

マニュアルでは、望遠鏡をホームポジョシンにセットし、北極星を極軸望遠鏡の指定の目盛り位置に導入しなさいとだけ書いてありますが、

まず、ホームポジョシンでは、極軸望遠鏡で北極星は見えません。

また、極軸望遠鏡の目盛りは、マニュアルでは、次のとおり真上が「0」ですが、傾いています。

3
極軸望遠鏡自身が回転し、水平儀が付いていればなんの問題もありませんが、極軸望遠鏡はGP赤道儀と同等のもので、日付環や補正目盛りもそのままです。

Dsc_0153

マニュアルには、この日付環や補正目盛りの説明はありますが、設定方法についてはスッパリ割愛されています。

いろいろと考えて見た結果、次のような手順で良いのだろうと・・・・。

  1. 赤道儀の水平を取る。
  2. マニュアルどおり、極軸望遠鏡の光軸を調整。
  3. 極軸望遠鏡の目盛りの「0」が真上にくる位置まで、赤経軸を回転。
  4. 補正環の指標を赤経軸側の目盛り「0」に合わせる。

以上が、下準備。観測時の極軸設定では、

  1. 赤道儀の水平を取る。
  2. 望遠鏡をホームポジョシンにセット。
  3. 電源投入。
  4. 北極星の位置情報が表示された時点で、赤経、赤緯クランプをゆるめ、極軸望遠鏡が見える位置で、かつ補正環の指標と赤道儀側目盛りの「0」が一致する位置の望遠鏡を回転させる。
  5. 北極星の位置が、指示された目盛り位置になるよう、方向、傾きを調整。
  6. 望遠鏡をホームポジョシンに戻し、クランプを締めて、アライメント作業に移る。

と言うものです。

実際にやってみた結果は、満足いく精度で設定できました。

GP方式の極軸望遠鏡を時角指示方式に中途半端に変更しておいて、マニュアルの記載も途中が抜けているため難解な代物になってしまっています。

Se2pe
これが、なんの調整もせずに取ったピオリディックエラーのグラフです。

±15程度てすので、まあ、許容範囲でしょうし、オートガイドが前提ですので、あまり意味はないのかもしれません。

PHD2でのキャリブレーションで、赤緯軸のバックラッシュが大きかったので、平ギア部分の調整をしてみました。

Dsc_0151
平ギア部分を開けた状態です。

1軸当たり、平ギアが3枚あり、この部分のバックラッシュだけでもと思って、詰めてみました。

この組み付けかたなら後でなにか改造したいときにでも何とかなりそうです。

まあ、これがSEIIを選んだ理由のひとつなんですから。

2018年2月11日 (日)

新しい赤道儀を調達!!

天候が悪く、寒い日が続く中、ニワトリすら出来ない毎日です。

今年に入って、臨時の収入があったこともあって、自分へのご褒美として、新しい機材の導入を検討していました。

まずは、赤道儀。

SP/GPD赤道儀もいいのですが、やはり回転が渋く、ちゃんとベアリングを使った赤道儀がほしいと思い、10kg程度の搭載荷重でなるべく軽量なものをと検討しました。

予算は30万円l以内、候補に挙げたのは、

  1. ケンコー New スカイエクスプローラーSEII
  2. 同上 EQ6PRO
  3. ビクセン SXD2
  4. スカイウォッチャー AZ-EQ5 
  5. 同上 EQ6R
  6. セレストロンCGEM II

「4」は、価格、重量とも魅力的な機種なのですが、ベルトドライブだと言うのに引っかかってしまいました。
個人的にはベルトの耐久性に疑問が抜けません。よって「5」も却下です。

「6」は、DCモータ駆動て却下。

「2」は重量が私の体力限界を超えていそうで却下。

「1」か「3」になったのですが、内部構造とかを見てみると、なにかあったときに、自分でモータ換装やその他手を加えることを考えた場合、「1」の方がやりやすそうだったのが決め手で、SE IIに決めました。

Dsc_0148
BKP150を載せてみました。

三脚はオリジナルではなく、手持ちのビクセンSXG-HAL130に載せてみました。

この三脚には、SP/GPD赤道儀を載せれるようGP60→45ADを付けており、SE IIもぴったりはまりました。

購入後、なかなかテストする機会もないので、収納箱を作ったりしてお茶を濁しています。

Dsc_0158
出来上がった収納箱の外観、大きさは約41cm×41cm×25cmです。

Dsc_0155
製品を納めた発泡スチロールがすっぽり入るようにして、利用しています。

001_2
SE IIを収納したところ、いい感じに仕上がったつもりです。

<追記>

箱の重量は4.3kg、赤道儀を入れると15kgになりますが、横の把手が持ちやすく、それほどの重量感はありません。