4月の撮影行(5) (アンタレス付近)とメモリ増設の顛末
今回の撮影行のメイン対象、アンタレス付近をFSQ85+D810Aと180mm+D610で狙ってみました。
180mm+D610は、広い画角をいかして、より広い範囲を2枚モザイクで撮影したのですが、広い画角はカブリの影響を受けやすく、上下のモザイクが失敗で、つなぎがうまくいきません。
左右のモザイクで再度挑戦です。
で、今回は、FSQ85+D810での「アンタレス付近」です。
【撮影データ】
2018年4月20日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 24枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整
多彩な色がある空間で、どんな色で仕上げたらいいのか・・・・・。
何回か試行して見ましたが、なかなか難しいです。
それと、24枚をSI8で処理したのですが、べらぼうな時間が掛かってしまいました。
どうもメモリ不足で仮想メモリを使っていることが原因みたいです(内部メモリは12GB)。
やっぱりD810Aのデータが大きいんです(D610が33MB/枚に対して45MB/枚)。
ならば、今後のことを考えて内部メモリを増設しようとしたんですが、ここでいつものドツボにはまってしまいました。
内部メモリを12GBから24GBに増設したのですが、なんと使用可能は16GBと表示されます。
あわてて調べてみると、私の使っているWindows 7 Home Premium(64bit)で扱えるメモリの最大は16GBととのこと。
Windows 7 Professionalにすれば192GBまで扱えるのですが、いまさら後2年の寿命のWindows7をアップグレードする気にはなれません。
そこで、Windows 10へ移行することを考えてみました(他のパソコンで使ってみて、それほど違和感もなくなってきましたので)。
これも調べてみると、有償版Windows10は、新規インストール用となっていて、アップグレード版が見当たりません。
さらに調べてみると、終わったはずの無償アップグレードがいまでもできるとの情報があり、手順どおりやってみたら、すんなりアップグレードできてしまいました。
不思議に思い、マイクロソフトのサイトで調べてみたら、こうゆうことでした。
無償期間中に一度でもアップグレードを行っているパソコンに限り、その後Windows7へ戻していた場合でも、再度アップグレードが可能(クリーンインストールも可能?)とのこと。
ライセンス認証は、同一ハードウェアであれば、自動的に認証されてしまんうだそうです。
ものは試しと、一度無償アップグレードしておいたのが幸いしました。
と、ここまではよかったのですが、私のかな漢字変換は、前にも書きましたが「Japanist2003」+親指シフトエミュレータです。
Windows10+Japanist2003では親指シフトエミュレータが動かないんです。
FM-TOWNSから慣れてきた親指シフトが使えないと、日本語入力が不便で仕方がありません。
Japanistでさらに調べると、Windows10用にJapanist10がリリースされているとのこと。
この記事は、途中で見つけたフリーソフトを使って書いていますが(結構よくできています)、Japanist2003を十数年サポートし続けてくれたメーカーに敬意を表して、購入することにしました。
結果的に、D810Aを導入したことで、メモリ(14,980円)+Japanist10(8,904円)で計23,884円の出費となってしまいました。
さて、本来の目的であるSI8での処理時間は、なんとか仮想メモリを使うことなく、通常の処理時間(それでも結構時間はかかりますが)で終わりました。
メモリ使用量は、SI8でD810Aのデータ24枚を処理すると20GBほどが消費されるようです。
SI8はなんともメモリの大飯喰らいです。
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