新しい機材の調達もFSQ85まででやめておけばよかったのですが、勢い余ってD810Aまでもポチッてしまいました。
まだまだ、本格的には使えていませんが、その使用感を書いておきます。
私のデジタル一眼レフはD5000に始まって、D610(D600の無償交換品)、D7100、D810Aと続き、前から感じていたのですが、D810Aを使ってみると、ユーザーインターフェイスの統一感のなさをつくづく感じてしまいました。
パソコンへのUSB接続口は、
D5000、D7100・・・mini8ピン平型
D610(D600)・・・・miniB
D810A・・・・・・ USB3.0 microB
リモコンレリーズは、
D5000,D7100,D600,D610は同じながら特殊形状の4ピンコネクタ
D810Aは10ピン
まあここまでは統一できたらなーの程度なのですが、背面左側のボタンへの機能の割り付けのバラバラ感
D5000

D7100

D610

D810A

たとえば、天体写真撮影でよく使うISOの変更は、ISOボタンを押しながらコマンドダイヤル(シャッターの下の背面のダイヤル)を回して変更するのですが、このISOボタンの配置がバラバラで暗闇では間違えてしまいます。
D5000にはボタン配置がなくメニュー画面を開けて変更(まあ、古い普及機だからこれはしかたない)。
D7100は、下から2番目に割り当てられている。
D610(D600)は、一番下。
D810Aは、背面ではなく、左上のダイヤル上
そしてD810Aの背面左下のボタンはOKになっているのに対して、他機種では、OKボタンは右の方向キーの中央のボタンへ配置されています。
いままでD5000からD610、D7100を使っていた身としては、方向キーの真ん中のボタンがOKキーだと何の疑いもなく、D810Aのメニューで初期設定を続けて支障なく進んできたのですが、SDカードの初期化でつまずきました(方向キー中央のボタンをOKキーだと思って操作しても設定は進むんです)。
ところが、SDカードの初期化で「はい(OK)」のとき初期化方向キーの真ん中のボタンを押しても無反応・・・・。
なんどやっても、SDカードを取り替えてもだめで、これは初期不良ではないかとサービスセンターに問い合わせようかと迷っていたところ、ふとみると背面左下のボタン上に「OK」の文字が・・・・。
しろうとの私にはわからない理由があるのかもしれませんが、もう少し統一感をもたせてほしいものです。
まあ、最近の撮影は、DigiCamControlを使ってパソコン上ですべて設定しますので、どのカメラもおなじ操作となり、問題ないのですが・・・・。
唯一バッテリーがD5000を除いてすべて共通なのは助かっています(特にD810Aはバッテリー消耗が早く、一晩の撮影では3~4本必要なので)。
さて、肝心の画像の方ですが、評価できるほど撮影してませんし、評価する目も怪しいのですが、D610(改)と比較してそれほどの差は感じられません。
唯一の優位性は、D610(改)がメーカーサポート対象外なのに対してD810Aは堂々とメーカーサポートが受けられると言うことでしょうか。
これで、トラブルが起こっても有償/無償は別にしてメーカーに修理してもらえますので、安心して長く使えます。
それと、もう一つ、天体撮影に重宝するアイピースシャッターです。
他機種がアイピースにはキャップを取付けるタイプなのに対して、シャッターがあり、レバーで開閉できます。
アイピースキャップは取り外し、取付の手間の他、紛失も気にしなければなりませんが、このシャッターで、その手間、心配がなくなりました(暗がりでの小さいレバー操作には慣れがひつようですが)。
母体となったD810もD850へと変わり、まもなく旧機種扱いに変わる今頃、なぜD810Aをと思われる方も多いかもしれませんが、私の読みでは、D850Aは当分(たぶん永久に)出ないと予測したからです(私のこうした未来予測はよくはずれるのですが)。