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2018年4月 4日 (水)

M-GENオートガイダーの使い方の練習

勢いでスタンドアロンタイプのオートガイダーであるM-GENオートガイダーを手に入れてしまいましたので、これの使い方について、特にディザリングについて書いておきます。

ディザリングをやるためには、M-GENからカメラのシャッターを制御できることが必須となります。

これに関する情報が少なく、販売店の製品ページでは、オプションのカメラコントロールケーブル(5,500円也)が必須とだけ書いてあります。

但しNikonは10pinだけの対応です。

この10pinは、ニコンの高級機版で、D810Aは10pinですが、D7100やD610は別のコードで使えません。

どうしたものかと思って、英語版のマニュアルを読むと、販売店が提供している日本語版では「3.5mm camera jack for DSLR」と書いてある部分は、「Canon EOS compatible shutter output(3.5mm stereo jack conn.)」と書いてあります。

となれば、話は簡単です。

以前に書いた、NikonのMCDC2互換のピンをφ2.5mm超ミニステレオジャックに変換するコードと、その延長コードは入手済ですし、私のモータドライブコントローラでの使用実績もあります。

あとは、φ2.5mm→φ3.5mmの変換ジャックを手に入れれば、OKと言うことです。

Dsc_0199
写真上が変換ジャック、左がφ2.5mmの延長コード、右がNikonのMCDC2をφ2.5mmに変換するコードです。

新たに買った変換ジャックに480円かかっただけでした(全部買っても1,500円ほど)。

さて、実際に使って見たところ、最も難関と思われたピント調整は、コーワ製レンズとの組み合わせ時の概略ピント位置が示されていましたので、あっけなく星像が出てきました。

その他の項目もほぼデフォルト値でガイドができて、小さな液晶画面での頼りなさはあるものの、「これはらくちん」と思いました。

ディザリングを含めて、何度かテストする内、設定などで不明な点が出てきました。

それが、下の2つです。

(1)Guiding parameterを設定する画面(3/5,4/5)
================
Num       1
tol.    0.10
aggr.    35%
mode      2
================

日本語マニュアル(K-ASTEC版)では、このパラメータの内「Num」についての説明は省略されています。

英文のアニュアルでは、この意味は、ガイド星の位置を算定するのに使用する画面の数で、ここで指定した数の画面の平均値をガイド星の位置とすると書かれています。

赤経側では、通常の「1」がよさそうですが、赤緯側の場合、シンチレーションの影響を低減するためにつかえると書かれています。

実際に「3」で使ってみたのですが、「1」では頻発していた赤緯側の修正信号が、「3」ではほとんど出なくなり、それなりに効果があると思います(この時の許容誤差(=tol.)は0.20pixです)。


(2)Extra pageの画面(5/5)
==================
ImgProc.   OLD
     Full wnd.
  Camera OFF→
==================

この「ImgProc.」と言う設定項目は「OLD」と「NEW」があり、画像処理手法を選択するもの。

「OLD」はFirmwire2.10以前の手法で、Full Window かPartialを選択する。

「NEW」ではつねにPartialとなる。

意味がよくわからず、「NEW」を設定するとガイドパラメータの「しきい値」を設定する必要がないとのことで、「NEW」を選択してみたのですが「star lost」が出やすく、「OLD」、「Full wnd」で動かしています(たぶん私の理解不足による設定間違いが原因でしょう)。

やはり、原文のマニュアルを見ないとわからない項目のあるのですが、悲しいかな英語力が貧困なもので、なかなか理解できません。

どうせ添付するなら完訳版をつけてほしかったです。

さて、実際の撮影ですが、ディザリングは、その動かし方で「スクエア」と「スネーク」選択できます。

実際のテスト結果は次のとおりです。
Uniform square
width 4.00px
露出間隔 30sec
D7100+180mm
の諸元で10枚を撮影、SI8の位置合わせ時のX,Y座標をグラフにしてみました。

Mgen_01「スクエア」の場合、widthで指定した移動幅を越えないランダムな値(RA,DECの両方)で移動しますので、スクエアと言っても正方形にはなりません。

このレンズの場合、設定幅「4.00px」はやや大きすぎるみたいで半分程度の「2.00px」程度でよさそうです。

これで、3台出しの準備は、ほぼできました。

あとは、4月の新月期の天気がいいことを願うのみです。

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