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2018年7月 4日 (水)

M-GENオートガイダーとSP赤道儀の調整

昨日の夜は、暴風圏には入らないとタカをくくっていた台風7号の風が吹き荒れ、庭先で栽培していたトマトや小玉スイカが被害を受けました。

ミニトマトは、根元付近でぽっきりと折れてしまい、小玉スイカ(空中栽培)は、大部分の葉が折れたり、もげたりで、あと2週間ほどで収穫だったのですが、株がそれまで持つか心配です。

さて、今日は、先日やった表題についてです。

6月の撮影行で、M-GENオートガイダーとSP赤道儀の組み合わせがうまく動かなかったことは、前に書きました。

その原因を探るべく自宅庭先で動かしてみたところ、M-GENオートガイダーがガイド開始後すぐに「camera off」になってしまい、何度やっても改善しません。

なかなか原因が掴めなかったのですが、どうもガイド開始後、ガイドが安定する前に目標の星が許容以上に動いてしまうことが原因ではないかと思い至りました。

このガイド初期時の不安定さの要因の一つが、赤緯軸のバックラッシュが大きいことにあると思い、再度バックラッシュを詰めるよう調整し直したのですが、それほど改善できませんでした。

そこで、思い切って赤緯軸の補正速度を上げてみる(×1.0→×1.6)ことにしたのです。

また、M-GENのガイドパラメータの内、赤緯側のNum値を「3」にしていたのですが、これも赤緯側のガイド初期時の不安定さを助長する要因と考え「1」に戻しました。

こうした対策を行って、再度試験をしてみました。

今度はSP赤道儀に135mm+QHY5PとM-GENを同架し、M-GENのガイド精度も併せて測定できるようにして試験開始です。

試験は、まず、135mm+QHY5P+PHD2でキャリブレーションを行った後、ガイドケーブルをM-GENにつなぎ換え、M-GENでガイドしながら、135mm+QHY5P+PHD2でガイド状況をモニターするようにしました。

M-GENの方は、上記の対策が効いたのか、「camera off」の現象は起きず、ちゃんとガイドできました。

モニターしたPHD2のグラフは下のとおりです。

Mgen_01

グラフの縦軸はピクセル、横軸は時間(秒)です。

上のグラフが、M-GENでガイドした時の135mm+QHY5P+PHD2でモニターしたガイドの動きです。

下は比較のために、同じSP赤道儀を135mm+QHY5P+PHD2でガイドしたときのグラフです。

M-GENの方が若干ばらついていますが、両者ともほぼ±1ピクセル程度には納まっている感じです。

この135mm+QHY5Pでの1ピクセルは3.4秒、SP赤道儀+M-GENでの撮影する180mm+D7100のときの1ピクセルは4.5秒ですので、十分な精度だと思います。

これで対策は出来たと思うのですが、やはりパソコンでのオートガイドになれている身としては、N-GEMの小さなモニターの限られた情報ではなんとも心もとない感じです。

これで、7月の撮影準備はできたのですが、肝心の新月期の天気、梅雨前線は北に上がったのですが、まだまだぐずついた天気が続きそうで、どうなることやら・・・。

来週前半に可能性がありそうなんですが・・・。

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コメント

いっそくドラゴンさん、こんばんは
 台風の次は大雨ですが、そちらは大丈夫でしょうか?

 M-GENは「手軽に使えるスタンドアロンのオートガイダ」と宣伝されていますが、
やはり使いこなしが必要なようですね。私の、余りパソコンが得意でない友人が
購入しましたが、さて使いこなせているでしょうか?

TOTOさん、こんばんは。
雨の方はなんとか大丈夫そうです。
去年の朝倉・東峰村みたいな大きな被害がでないといいのですが。

M-GENについての現時点での感想は、やはりパソコンの方が簡単でよかったかなと思っています(慣れの問題もあるでしょうが、とにかくコントローラの画面が貧相)。
M-GENを選んだのは、とにかくパソコンの電源対策に四苦八苦していた時期でしたからね。
今考えると、CCD+スコープにパソコン電源(400whクラス)を追加しても、安く上がったのではないかと思っています。

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