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2019年1月

2019年1月30日 (水)

撮影の無線遠隔操作計画

もうすぐ2月の新月期ですが、いつもの小石原は、嘉麻峠が雪規制になる日も出てきて、でかけれるかどうか微妙な状況です。

それでと言うわけでもないですが、こういった時期になると機材の改造とか、追加とか色々とやってみたくなるものです。

今回は・・・。

ステラショットでの導入、撮影をやってみると、他の方がやっている無線LANによる遠隔操作をやってみたくなりました。

冬場の撮影は結構寒さがつらいですから車の中から操作できるのもよさそうです。

遠隔操作の方法としては、Windowsのリモートディスクトップを使う方法やUSBデバイスサーバーによる方法があるみたいですが、USBデバイスサーバーを使うやり方を選んでみました。

キーになるのは、USBデバイスサーバーで、昔はいくつかのメーカーから出てみたいですが、今はSILEXというメーカーの製品だけみたいです。

いくつかの機種がありますが選択したのはDS-520AN、無線LAN対応のものとしました。

Dsc_0320_2
左がデバイスサーバー(DS-520AN)、右は組み合わせる無線ルーター

※無線ルーター
このルーターの選択にも結構迷いました。
と言うのもこうした小さいサイズの所謂ポケットルーターは、ホテルなんかの有線LANしかないところで使うため、ルーターとしての機能が省略されて、DHCPサーバー機能がないものもあるみたいだからです。
幸い、この超小型無線ルーターは、DHCPサーバー機能があったので、固定IP設定とかせずに済みました。

このデバイスサーバー、USB機器をLAN経由で操作できますので、USBハブを介して、赤道儀、ガイドカメラ、撮影カメラの3台を接続、無線LAN接続で無線ルーターを経由して、パソコンと接続しました。

USB機器の接続にはSX Virtual Linkと言う専用のソフトを使います。

そのソフトの画面です。

Sxlink

このソフト、良くできていて、この画面で接続すれば、操作しているパソコンにUSBを繋いでいるのと全く同様にUSB機器を使えます。

実際にステラショットで使って見ました。

ほとんど支障なく動きます(唯一、赤道儀のデバイスサーバー上での切断がうまくいきませんが、実用上問題なしです)。

ただ、カメラの画像転送に結構な時間がかかってしまうみたいで、その間、次の撮影に入れませんので、撮影間隔が1分程度開いてしまうのが玉にキズですが、撮影間隔を開けて、ダークノイズ対策と考えれば許容範囲でしょう(この問題もステラショットでデータ転送の有無が指定できればなくなるのですが)。

デバイスサーバーを望遠鏡に乗せ、コード類の引き出しが減らせましたので、併せて電源コードの集約もしました。
赤道儀・・・・・・・・・・・12V
ガイドスコープヒーター・・・5V
デバイスサーバー・・・・・・5V
撮影カメラ・・・・・・・・・9V
これらをまかなうため、12Vの分岐プラグボックスを作成、5V、9VのDC-DC降圧変換器を付けて供給することにしました。

これらのDC-DC変換器、2~3A電流であれば中華製で小さく、安いのが手に入るようになったので、使わせてもらっています。

これで、ニワトリならこたつでぬくぬくと操作できるのですが、如何せん光害バリバリで、撮影にならないのが残念です。

Dsc_0324

磁石付きフックなどを利用して載せてみましたが、すっきりせず、まだ工夫が必要みたいです。

2019年1月13日 (日)

1月の撮影行(3) トラブル編

新年開けて最初の小石原行きは、願ってもない良い空だったのですが、トラブルやミスでほとんど撮影できなかったのは前に書いたとおりですが、その実態を書いて置きます。

(1)Windows Tabletの不調

機材をセットし、SEII赤道儀のアライメントも完了、撮影に向けてピント調整のためWindowsTabletを起動したところ、更新を構成していますのメッセージが出て、中々進まず、挙げ句は更新の構成に失敗しましたとの表示、元に戻しますとのメッセージが出たまま、結構な時間がかかってやっと起動できましたが、いやな予感です。

案の定、ステラショットを起動すると中々画面が出ず、やっと出てきても動きがとても遅くて操作できません。

前回と同じ症状です。

ここで、 前回の経験からWindowsTabletをあきらめ、予備と言うかFSQ85用のLet's Noteへ切り換えました。

ところが、補正導入の時の画像読み込みでバングアップを繰り返します。

結局、ステラショットで導入、修正は星図上で当たりを付けて導入を繰り返すことで対処。

もう一台のLet's Noteは持ってきていませんでしたので、使えるパソコンが1台となり、FSQ85はおやすみとなってしまいました。

<WindowsTabletのOS更新についての問題>

ネットワーク環境の無い遠征地で電源を入れて更新の構成が実行されるときになんらかの不都合が発生しているのではないかと疑っています。

OSの更新を止めれればいいのですが、Windows10 Homeでは更新を止める手段がないので(関連するサービスを止めることで可能ですが)どうしたものかと思案したのですが、次の方法で対処して見ることにしました。

・遠征前に自宅で即時更新を「最新です」との表示が出るまで実行。
・その後、Wifiを切断(自動接続をしないように設定)、電源を落として状態で遠征に持っていく。

と言うものです。これでうまくいくかどうかわかりませんが、試してみたいと思います。

Windows10 Proだと35日間更新を止めることができるみたいですが、Windows10になっていつも更新しているみたいで、パソコンが自分が使う時間より、更新のために動いている時間の方が長い感じがして変な感じです。

(2)保存形式のミス

RAWで保存すべきところJpeg形式になってしまった撮影対象が2つ、一応コンポジットしてみましたが、なんとも残念な結果です。

New2トールの兜

New2_01M81/82

Jpeg保存でしたので、ダーク補正ができず、D7100の変な位置に(画面左下)ノイズが出ているのがそのままになっています。

構図はバッチリ決まり、空の状態もよかったのに・・・・。

原因は、ステラショットでjpegだけの設定になっていたので、ステラショットで導入して、カメラを接続、補正導入ができず、DigiCamControlに切り換えたのですが、ステラショットでカメラ側の保存形式が変更になっていることに気づかずそのまま撮影したためです。

やはり、ひとつひとつ確実に確認して撮影することが大事だとつくづく感じています。

Let's Noteでステラショットの補正導入ができなかった件は、ステラショットを再インストールしてみたのですが、まだ実機での試験ができておらす未解決です。

2019年1月 9日 (水)

1月の撮影行(2) M97とM108

1月3/4日の小石原行きで何とかなった2対象目(最後の撮影対象)は、M87とM108です。

>M9710801_600
【撮影データ】
2019年1月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D7100(レス解像)+ HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 
ISO 3200 露出 360秒×15枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

BKP150に×1.6のテレコンバーターを付けて1200mmに焦点距離を伸ばしてAPS-CのD7100での撮影でしたが、ギリギリ一枚に納まってくれました。

さすがに1200mmをガイド鏡240mmでのガイドは辛く、星像がのびたものは除外しました(5/20)が、それでも星像が太くなっている感じです。

M97/M108、惑星状星雲と不規則銀河の組み合わせが狙いで、ステラナビゲータに載っている銀河はないのですが、よくよくみると、小さい銀河(PGC番号のついたもの)が結構写っておりびっくりです。

2019年1月 6日 (日)

2019年の撮り始めは、M1(カニ星雲)

2019年最初の撮影行は1月3/4日、雪や路面凍結の心配もなく、絶好の天気で、明け方まで晴天で撮影ができました。

こういうときに限ってトラブルやミスが付き物で、案の定、パソコンの不調、カメラの設定ミスで予定した撮影のほとんどができずに、ひたすら寒さに耐えた一夜となってしまいました。

最初のつまずきは、前回と同様タブレットパソコンが不調で使い物にならなず、代替えのノートパソコンでは、どうしたことかステラショットの補正導入の時の画像読み込みでエラーが出てステラショットでの撮影を断念、結果制御用パソコンが1台となったので、FSQ85はおやすみ、BKP150だけでの撮影に、さらにカメラの保存設定がjpegになっていることに気づかず、2対象が没と、新年早々散々な結果になってしまいました。

そうした中での数少ない成果、M1(カニ星雲)です。

M102_600
【撮影データ】
2019年1月3日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D7100(レス解像)+ HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 
ISO 3200 露出 360秒×19枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

BKP150+TC16Aと1.6倍テレコンバーターを付けての撮影でしたが、結構ガイドが暴れて全体に甘い写真になってしまいました。

またこの日は、しぶんぎ座流星群の極大日でしたので、いつものようにインターバル撮影をやったのですが、結果は、
21:59~05:28の間、25秒露出、30秒間隔で、計640枚の撮影で、しぶんぎ座流星群と思われるもの9個、散在が3個の12個
であまり見栄えのいいものはなく、やはりふたご座流星群のほうが数、明るさとも上です。

比較的見栄えのいい1枚です。

20190104_15355
【撮影データ】
2019年1月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
Nikon D610(改造)+AF-S Nikkor 14-24mm f2.8G(16mm/f2.8)
GP赤道儀(ノータッチガイド) 
ISO 3200 露出 25秒

この写真は、ほとんど撮影の終わりかけで、氷点下7度の寒さにヒータが負けて結露し始めていたためなんか変なムラがでてしまっています。