05 機材 Feed

2017年12月11日 (月)

GPD赤道儀の再調整(追加)

今年は例年になく寒い日が続いていて、日本海側だと改めて感じています。

機材の準備もやることがなくなってきましたが、天候もすっきりせず、どうも今年中の遠征も無理な雰囲気です。

前回書いたGPD赤道儀の調整で満足だったのですが、やることがないとついついいじりたくなるのが悪いくせです。

再度ウォームギアの当たりを調整し、ステッピングモータの速度も調整(若干遅く)してみました。

その結果は、

G03
ピリオディクモーションエラーは±7秒と前回の±10秒からさらに改善できました。

グラフの縦軸は秒(角度)で、作成方法等は前回と同じです。
ただし、今回の極軸設定がややあまく、赤緯方向の誤差が大きくなりましたので、右側に別スケールの軸を立てて表示しています。

回転速度も+0.005秒角/秒程度にまで詰められました。

ほんと、これ以上いじると改悪になりそうですので、なにか不都合が出るまではじっと我慢です。

2017年12月 4日 (月)

GPD赤道儀の調整再び

12月の新月期にはなんとか遠征したいと、GPD赤道儀の動作確認をやったところ、どうもイマイチぎくしゃくした感じです。

そこで、PHD2を使って、ノーガイドの時の精度確認をしてみました。

G01
PHD2で、ガイド信号を出さない設定にして採ったログを使いグラフ化したもので、縦軸は秒(角度)で表しています。

青線が赤経、赤線が赤緯で、若干全体的な回転誤差があるみたいですので(やや早い?)、その分は補正して描画しています。

ピリオディクモーションエラーが±30秒と大きいばかりでなく、グラフの形もいびつです。

これはなにか原因があると思い、調べてみると、モータの回転が渋い箇所があります。

どうも、軸受けがおかしくなっているみたいです。

幸い、同型のステッピングモータをもう一個持っていたので、これと比べてみると、明らかにスムースさが違います。

モータを交換して、再度PHD2で精度を確認して見たのが、下の図です。

G02
綺麗なサインカーブで、ピリオディクモーションエラーも±10秒と、1/3に。

これなら上出来とはいかなくても及第点だと納得できるのではないでしょうか。

後は、新月期に晴れることを期待するだけですが、満月を過ぎて、ここに来て強い冬型の気圧配置、福岡は日本海側なので、天気の良くない日が続く予報となっています。

今年中に遠征できるのかどうか微妙です。

2017年11月18日 (土)

11月の新月期遠征へ向けて、調整他

新月期に入ったのでのですが、冬型の気圧配置に変わり、天候が良くない日が続きそうで、遠征できるかどうか微妙です。

機材の準備は着々と進行しています。

以前に書いたQHY5P-IIC+PHD2でのガイディングがイマイチうまくいかないことについて、PHD2のバージョンをVer.2.6.4にすると、うまくいくことがわかりました。

このバージョンで、カメラを選択するダイヤログで、QHY Cameraという選択に変わり、あとは自動認識でカメラ側の設定は完了(ガイドスコープの焦点距離に関する設定は必要ですが)です。

Qhy
これで、QHY5P-IIC+PHD2で、ON CAMERAでのガイドがうまく行くようになりました。

やはり、アップデートはちゃんとチェックしておくべきです。

光軸調整も終わり、あとは天候が良くなることを祈るのみです。

それと、先日、近くのゴルフ場に行ったついでに、北部九州の星撮り場所の一つに挙げられている「黒石峠」を下見してきました。

Dsc_0110
結構見晴らしが良く、阿蘇五岳も遠望出来ます。

駐車場(広場)は砂利敷きなんですが、写真のようにいかにも望遠鏡をセットしてくれと言わんばかりのコンクリート部分があって、不思議な感じです。

行った日は、日曜日と言うこともあってか、二輪でツーリングしている人が多く、休憩場所になっていました。

南はほとんど遮蔽物がないので、南天低い対象には絶好ですが、トイレがないこと、風が強い日は、ちょっとしんどいかなといったところです。

2017年11月16日 (木)

11月の新月期遠征へ向けて、小物の改造

11月の新月期が近づいてきていますが、遠征時の小物-パソコンなどを載せるテーブルの改造です。

今までも組み立て式のテーブルを使っていたのですが、組み立てにボルト4本を使っていたので、面倒くささが感じられました。

そこで、今回、蝶番と突っ張り棒で、簡単組み立て解体ができるものに改造、併せて2台出しで、パソコンも2台ですので、テーブルも2台にしました。

Dsc_0116

Dsc_0117
いい感じに仕上がったと思います。

でも、今週末~来週にかけて天候がイマイチなようで、心配です。

2017年10月12日 (木)

HEUIB-II・LPR-Nフィルターの比較

D7100をレス改造したことで、FFフィルターを購入したことは前に書きましたが、今回比較テストをしてみました。

  1. HEUIB-II FFフィルター
    可視光部分は全て透過し、これに赤外部分(Hα)を加えたもの
  2. フィルターレス
  3. LPR-N フィルター コマコレクタの前面
    全体的な透過特性はHEUIB-IIと同様ですが、光害対策として水銀灯、ナトリウム灯の輝線をカットしている

D7100側のWB設定はAutoのままとしましたが、結果はごらんのとおり。

Filter_2

赤被りが少なく、自然に近いのはHEUIB-II FFフィルターと言う結果になりました。

単にD7100側のAutoWBとの相性の問題なのかもしれませんが、これだと後処理も楽そうです。

ただし、このFFフィルター、今回、TC-16A(1.6倍テレコンバータ)を付けて接続したのですが、どうもTC-16Aの後端と干渉するのか、ミラーダウン時にわずかに抵抗があり、ライブビューでのエラーの発生が頻発しました。

この組合せは、BKP150での小さい天体(惑星状星雲や球状星団)を撮影するときの組合せですので、このときは、LPR-Nフィルターでの撮影が無難そうです。

2017年8月26日 (土)

D7100のFFフィルター導入

中古のD7100をレス改造しましたが、BKP150で撮影する際は、コマコレクター先端にLPR-Nフィルターを付けているので、そのまま接続してもいいのですが、カメラ用レンズを使う場合、赤かぶり防止用のフィルターが必要になります。

そこで目をつけたのが、FFフィルター。

カメラボディのミラーボックス前面に取り付けるフィルターで、Canon用は色々あるのですが、Nikonユーザーの悲しさ、次の2択になってしまいます。

・光映舎    HEUIB-Ⅱ・・・・21,600円(税込み)
・オプトロン  L-Pro  ・・・・28,780円(同上)

D7100は、レス改造なので、赤外部分の長波長側がカットされているフィルターが必要なのがもう一つのネック。

結局、安さでHEUIB-Ⅱに決定。
BKP150で使っているサイトロンLPR-Nフィルター(φ48mm) 9,936円は赤外側のカット特性ありですので、格安なのですが、FFフィルターはCanon用しかありません。

いっそこれで自作しようかとも思ったのですが・・・、ミラー先端部分のクリアランスが微妙で、断念しました。

Dsc_0031

製品・・・取り外し用の耳掻き付きがなんとも言えません。

自家レス改造D7100に取り付けた状態(当然のことながらぴったりはまりますし、心配したミラー先端部もミラーアップでの干渉はありません)

Dsc_0034

試写は、まだまだ先になりそうです。

2017年7月18日 (火)

5年前の星野村につづき今度は東峰村で

今月初めの九州北部集中豪雨では、遠征地の東峰村~朝倉市杷木で大きな被害が報じられ、5年前の星野村の集中豪雨被害に続き、星見に行く先での大きな災害の発生が続くことに心が痛みます。
年取った身としてはボランティアへともいかず、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに早い復興を祈念することしかできません。
現在、小石原焼伝統産業会館は、国道211号線の嘉麻峠越えでは入れるみたいですが、小石原地区の災害ボランティアセンターになっているみたいですので、当分の間は遠征はとりやめです。

さて、懸案だった遠征時の電源、少しずつ強化してきたのですが、容量不足解消には至らない内に28Ahの鉛バッテリーがへたり気味で、またまたバッテリーの選択を迫られていました。
そこで、今回、これらを一挙に解消すべく、新たに買ったのがこれ。

20170715_3756

ANKER PowerHouse 434Wh DC OUTPUT 12V/10A AC110V 120W

圧倒的な容量ですが、重量は4.2kg!!と体にやさしいです。・・・鉛バッテリー45Ahの半分以下。
これに狙いを付けていたのですが、5万円弱の値段に躊躇していました。
ところが、Amazonのセールでなんと12,000円引き・・・速攻でポチリです。
DC12V OUTがシガーソケットしかありませんので、分岐端子が必要です。

試しに、パソコン、赤道儀を繋いで約1時間土星/木星の撮影をしましたが、数%の消費量でした。

これをメインに手持ちの鉛バッテリー45Ahとの2台体制で、不安は解消できると期待しています。

2017年6月18日 (日)

いいものが売られていました(MCDC2用リモートケーブル)

先月の遠征で、リモートケーブルのコネクタを壊したことを書きましたが、このコネクタ、ニコン独特の形状で、今まではリモートスイッチを買って、ケーブルを切断し、Φ2.5mmミニステレオジャックを付けて自作していました。

今回、壊したので、新たに作ろうかと思ったのですが、スイッチ本体を無駄にしてしまうことを考えて躊躇していました。

ところが、何実にアマゾンのサイトで検索したところ、Φ2.5mmミニステレオジャック付きのケーブルだけ売っているではないですか。

Dscn0081

値段も600円と安く、予備を含めて2個買ってしましました。

以前、2.5mmミニステレオジャック付きのリモートスイッチ(1,700円)を買った時に、ケーブルだけ売ってくれればいいのにと書いた、まさにそのものの製品です。

最近は、リモートコントローラがミニステレオジャックでケーブルと接続する製品が増えてきているので、こんな製品が売られるようになったのでしょう。

2.5mmミニステレオジャックを接続に使っている私にとっては、待ってましたの製品です。

2017年6月 3日 (土)

QHY5P-IICでのPHD2ガイディングの試行錯誤

QHY5P-IIC + PHD2ガイディングがうまくいかない、安定動作しないと言う話を前にしていましたが、あらためて調べ直した結果をまとめてみました。

<PHD2 Ver. 2.6.3>
・QHY5P-IIドライバーはない。
・WDMドライバーを選択、画像の調整が難しい。
・ASCOM_USBIO経由で可。

<PHD2 Directly support the QHYCCD Camera for test>
・QHY製カメラを自動認識する。
・画像取得は問題なし
・on Cameraではガイド信号の極性が違いガイドできず。 ASCOM_USBIO経由で可

<天文ハウスTOMITAの付属マニュアルの組合せ>
・QHY5IIDriver ・QHYCCDASCOM-Capture-StarSenseSci-V0.1.50.1
・QHYCCDASCOM-Guide-StarSenseSci-V0.1.50.1 を導入。
・ガイドはonCamera 又は、ASCOM_USBIO経由

※もともとガイド用カメラではないので、ガイドに関するマニュアルはほとんど読んでいなかったのがいけなかったと反省しています。

と言うことで、5月27日の遠征では、付属マニュアルの組合せで試してみました。

カメラ・・・QHYCCDASCOM-Guide-StarSenseSci-V0.1.50.1
ガイド・・・on Camera

キャリブレーション、ガイドともうまくいって、300mmでの打率も20/20でなにも問題ないのですが、PHD2の星のプロファイルグラフが鋭いピーク型にならず、ガイド中もスターロスト警告が出るなど、なんかしっくりしません。

PHD2 Directly support the QHYCCD Camera for test + ASCOM USBIOの方が良さそうですが、さらに色々試す必要があると思っています。

取り敢えず、27日の遠征でカメラレンズ300mmで撮影したアンタレス付近です。

Sasori800

【撮影データ】
2017年05月27日 小石原焼伝統産業会館
Nikon D5000(改) + Ai Nikkor 300mm F4.5 
SP赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor 135mm F2.8 ガイド鏡 + QHY5P-IIC + PHD2 Guiding
F5.6 ISO 2000 露出300秒×20枚(20/20枚) 

SI7でダーク補正後コンポジット CaptureNX2で画像調整、回転

D7100(改)で撮影したものとD5000(改)でのものとを画像処理していると、やはりD5000(改)の方が荒れが多そうです。
D7100(改)はレス改造ですのでカメラレンズでの撮影では、新たにフィルターが必要ですが、手に入れたらD5000(改)は予備機扱いとなりそうです。

2017年5月31日 (水)

5月27日の小石原行は申し分ない天気だったのですが・・・

先週末の帰省時は天候に恵まれ、いつもの小石原焼伝統産業会館へ遠征です。

新月期で帰省と合った上に金土日と連日の晴天と最近にはない幸運な週末でした。

また、この日は、珍しく奥様が同行するといったので、初めての夫婦揃っての小石原遠征となりました。

途中で食事を済ませ19時前に現地到着したのですが、既に4~5人が設営完了状態で、その後も続々と言う感じで結構な人数になりました。

でも夜半で帰られた方もあり、私の撤収(5時)が最後の一人でした。

20170528_235_2

今回の撮影目標は、BKP150でのM104ソンブレロ銀河 → M13球状星団 → M8,20干潟、三裂星雲 → M17わし星雲の4対象。

カメラレンズ180/300mmでのマルカリアンチェーン → アンタレス付近 → M8,20 → M16,17の4対象を計画していました。

いつものごとく、性懲りもなく、いくつもの「やらかし」の結果、撮影出来たのは半分以下となってしまいました。

やらかし - 1
薄暮時、北極星がよく見えていない頃に極軸を設定、撮影のためのPHD2のキャリブレーションを始めると、うまくいかない。
またまた、コントローラの動作不良かと、一瞬どきっとしたのですが、夜空を見あげてみれば、極軸はあさっての方向を向いています。
慣れた場所のはずが、思い込みによる勘違いで、初歩的なミス、なんとも恥ずかしいかぎりです。

セットのやり直しに時間を取られ、カメラレンズの方はマルカリアンチェーンを飛ばして撮影開始です。

やらかし - 2
BKP150でのM104の撮影開始。
小さい対象向けに1.6倍テレコンバータ + D7100(改)と初めての組合せです。
D7100改造の際にいろいろあって、SDカードが挿入できなくなってしまいましたので、digiCamControlを使い、画像はパソコン保管です。
順調に撮影できたはずでずが、なにか違和感・・・・・・。
いくらパソコン内部を探しても撮影したはずのデータが見つかりません。
原因は、前回設定時(テスト)にパソコンのSDカードを保存先にしていたのですが、今回はSDカードを差していなかったので、保存先は継承されたものの保存エラーとなっていることに気づかなかったためでした。

これで、またまた、貴重な1時間を浪費してしまいました。

やらかし - 3
カメラレンズ(300mm)でのアンタレス付近の撮影を撮影を開始しようとしたら、カメラが無反応・・・・ バッテリー切れかと思いきや、なんとリモートケーブルの差し込み口が破損、幸いもう1本あったので、これと交換して撮影開始です。
多分、設定中に引っかけて無理な力がかかったためと思いますが、これで同様の破損は2本目です。

やらかし - 4
今回のメインのM8,20はBKP150+D610で画角一杯を使うつもりでしたので、M13撮影終了後、カメラのセットを変更したところで愕然。
リモートケーブルが1本になってしまっており、コントローラでのシャッターコントロールができません。
digiCamControlを使ってパソコンでと思ったのですが、D610用のUSBケーブルを持ってきていません。
さらには、こうしたトラブル用にとタイマーリモコンも用意していたのですが、久々の使用で設定のやり方を忘れてしましてあり何の役にも立ちませんでした。

結局カメラレンズでの以後の撮影を断念する結果となってしまいました。

USBケーブルの組合せは
ガイドカメラ・・ USB B
D5000,D7100・・・USB mini 8ピン 平型 → Nikonが使っている一般的でない形状
D610・・・・・・ USB mini 5ピン → 一般的形状
スマホ・・・・・ USB micro
Nikon製品以外にはあまり使われていない、mini8ピン平型だけは忘れないように気をつけていたのですが、自宅には何本もある一般的なmini5ピンがどこを探しても入っていませんでした。

それ以外のケーブルはどれも2本以上入っていたのですが・・・・・・・。

20170528m1301_2

【撮影データ】
2017年05月27日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 + TC-16A コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D7100(自作レス改造)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2000 露出300秒×10枚 (打率10/15)
SI7でダーク/フラット補正+コンポジット CaptureNX2で画像調整、回転、トリミング

【6000→2445へのトリミング画像はここ】

球状星団の粒立ち感に注意したつもりです。

昼間は30度近い気温でしたが、小石原はさすがに山の中、夜中には8度まで低下し、心配したD7100の暗ノイズも気になるほどではありませんでした。

星雲等を撮るまでは評価できませんが、この画像を見る限り、D5000よりはだいぶ良さそうです。