05 機材 Feed

2019年3月14日 (木)

3月の撮影行は不完全燃焼(2) M101(回転花火銀河)

3月8/9日の小石原行きは、予想に反して天候には恵まれたものの、機材の調子がイマイチで満足した成果は上げられませんでした。

今回の撮影では、対象が銀河中心で小さいものばかりでしたので、BKP150にTC16A(1.6倍テレコンバーター)をつけ、f=1,200mmにD7100(改)で撮影することにしていました。

でも、直前になって、D810Aがお休みになるのはもったいないと思い、D810Aで撮影してトリミングすれば、ダークノイズ的には有利だしと思いつきました。

現地で、撮影を始めてみると、BKP150+TC16Aではイメージサークル的に全く不足で(下の写真)

20190308_16558

これだとフラット補正もままならない感じです。

そこで、思い出したのが、D810Aの撮像範囲をDXモードで使うこと。

これだとAPS-Cサイズで4,800×3,200ピクセルのカメラになります。

D7100の6,000×4,000に比べるとチョット画素数が少ないですが、ダークノイズは格段に少なくなるはずです。

これはうまくいきました。

この日なんとかまともに撮れたM101です。

M101_02_600


【撮影データ】
2019年3月9日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 3200 露出 480秒×13枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(3/4トリミングあり)

比較に以前D7100(改)で撮ったのを載せておきます。

M101_01c_600
ISO2500 360sec×15枚

縮小画で分かりにくいですが、D7100(改)の方はダークノイズが補正しきれず、色むらが激しいのに対して、D810Aはほとんど目立ちません。

解像感もD810Aの方が良く、これからの小さい対象はこの組み合わせでやりたいと思っています。

2019年3月10日 (日)

2カ月ぶりの小石原行きは不完全燃焼

2月の新月期はお休みとなり、3月8/9に2カ月ぶりにいつもの小石原焼伝統産業会館駐車場へ行ってきました。

事前のGVP予報では夜半過ぎから曇りだったので、遠隔操作機材のテストができればと、夜半過ぎに撤収となることも覚悟して出かけました。

結果は、途中薄雲が流れることはありましたが、ほぼ明け方まで撮影できました。

遠隔操作機材は、前回書いたように望遠鏡側にスティックコンピュータ、無線LANでWindowsTabletと繋ぎ、リモートディスクトップ接続で動かすものです。

スティックコンピュータは100円ショップで買ったケースに入れて、ガイド鏡の横っ腹にマジックテープで固定しました。

Dsc_0330

Dsc_0331
ちょっとコード類がごちゃごちゃしている感じですが、ガイド鏡に固定した部分が多く、BKP150とFSQ85どちらにも付くので、以前に比べてコード類の取りまわしは楽になっています。

肝心の遠隔操作機材の現地テストの方は、比較的スムースに動き出したのですが、途中からガイド信号に反応しない状態が時々現れるようになり、うまくいかなくなってしまいました。

今までになかったような現象で原因がわかりません。ガイドケーブルの指し直しやクランプ類の締め直しなどやってみましたが状況は改善しません。

ふと思いついて、スマートフォン+Bluetoothイアフォンで音楽を聞いていたので、ひょっとするとこれが干渉?、でBluetoothを切ってみました。

すると、その後は前記の症状が発生しませんでした。

時間がなかったので、ほんとうにそうなのかBluetoothを入れての再現実験はしていませんので、なんとも言えませんが、無線LAN、無線マウス、Bluetoothとみな2.5GHz付近の電波を使っていますので、なにか影響があるのかもしれません。

今回は、BKP150のみでしたので、星景タイムラスプ撮影に挑戦してみました。

 
昇る天の川

Nikon D610+AF-S Nikkor 14-24mm f2.8G(16mm/f3.5)
露出15sec 撮影間隔60sec 180枚をSiriusComp64で動画化
明け方は氷点下5度までさがりましたが、さそり座を先頭に夏の星座、天の川が登ってきます。

2019年2月19日 (火)

撮影の無線遠隔操作計画(リモートディスクトップ版)

2月の新月期は予想どおり遠征にはいけず、モチベーションもさがりっぱなしで、こうゆう時には色々と考えて無駄な出費をしてしまいがちなのです。

案の定、前回のブログで無線遠隔操作を実現するためUSBデバイスサーバーを使ってやってみたのですが、試験中に感じた画像転送の遅さの他にガイド応答が遅れぎみなのが気になって、一度も実践投入しないままシステムの変更です。

やはり応答速度を維持するためには、リモートディスクトップの方が有利ではないかと言うことで、小型パソコンを物色、スティックPCなるものを見つけ、その小ささに気をとられて購入です。

Compute Stick M1S
Intel Atom x5-Z8350
メモリ 4BG
ストレージ 64GB
OS Windows 10 Home
124×37×12mm
重量 63g
Amasonで20,000円のものです。

性能的には今使っているWindows Tabletと同じ仕様なので、なんとか使える感じです。

一つ引っかかったのがWindows10 Homeではリモートディスクトップのホストにはなれないと言うこと。

ただ、フリーソフトのRDP Wrapperを使えば可能と一応は下調べてはいました。

届いたものを手にとってみると頼りないくらい小さく、軽いPCです。

まずは、LAN環境の設定です。

現地では、ポケットルータを介して2台のパソコンを繋げるだけですから、設定を気にする必要もないのですが、自宅でPCの調整やなんかをするとなるとインターネットと繋いだ環境も必要です。

そこで、ポケットルータをアクセスポイントモードでの動作にし、ポケットルータとこれに繋ぐPCは固定IPとしました。

これで、自宅LANに有線コードでポケットルータを接続すればインターネットへ接続でき、現地でもそのままリモートディスクトップが繋がる環境が設定できました。

次は、RDP Wrapperをインストールして、リモートディスクトップ接続です。

これもあっさり繋がって、めでたしめでたしだったのですが、しばらくしてWindows10の更新が終わると繋がらなくなってしまいました。

RDP Wrapperが動かない。

調べてみると、Windows10のアップデートで度々動かなくなるとのこと、OSのビルド番号に対応して設定ファイルに追加情報を入れなければならないことが判明、一件落着かと思ったら、これをやっても一向に繋がりません。

試行錯誤、Webでの検索をやっていたら、「設定ファイル」の記述の最後に空行が必要との記述を英語のサイトで発見、設定ファイルの最終行に空行を入れたら、あっさり接続できました。

元来英語が苦手な私としては英語の記述を当たりながらで、ほとほと疲れました。

Windowsのアップデートの度に設定ファイルのパッチが必要では、今後のことを考えると頼りない感じです。

そこで、いっそのことWindows10ProへアップグレードしようかとAmasonなんかを調べていたら、超格安でプロダクトキーが入手可能なことを発見、半信半疑ながら安かったのでだまされ覚悟で入手、結果は拍子抜けするほど簡単にProへのアップグレードが完了、ライセンス認証も通ってしまいました。

次はこれら実装です。

PCなど夜露にさらしたくない、でも起動中は結構熱を持つので結露の心配はしなくてもいいとは思うのですが、一応ケースに入れておくことにしました(横には排気穴とケーブル用穴を空けているのでスカスカですが)。

これをガイド鏡の横っ腹にマジックテープで固定しています。

これで、SEIIに乗せる鏡筒、FSQ85、BKP150のどちらにも対応できるようになっています。

Dsc_0328

Dsc_0329
これで、カメラ、赤道儀、ガイドカメラ、ヒータをつないでテストしてみたところ、バッテリーについている電力表示によれば全体の消費電力は20W以下ですので、500Whのバッテリーで一晩十分にもちそうです。

テストの結果も画像保存などWindows Tabletで直接操作しているときと同程度で、ストレスなくやれそうです。

このあと3月の新月期前に庭先で最終テストをやって実戦投入するつもりです。

2019年1月30日 (水)

撮影の無線遠隔操作計画

もうすぐ2月の新月期ですが、いつもの小石原は、嘉麻峠が雪規制になる日も出てきて、でかけれるかどうか微妙な状況です。

それでと言うわけでもないですが、こういった時期になると機材の改造とか、追加とか色々とやってみたくなるものです。

今回は・・・。

ステラショットでの導入、撮影をやってみると、他の方がやっている無線LANによる遠隔操作をやってみたくなりました。

冬場の撮影は結構寒さがつらいですから車の中から操作できるのもよさそうです。

遠隔操作の方法としては、Windowsのリモートディスクトップを使う方法やUSBデバイスサーバーによる方法があるみたいですが、USBデバイスサーバーを使うやり方を選んでみました。

キーになるのは、USBデバイスサーバーで、昔はいくつかのメーカーから出てみたいですが、今はSILEXというメーカーの製品だけみたいです。

いくつかの機種がありますが選択したのはDS-520AN、無線LAN対応のものとしました。

Dsc_0320_2
左がデバイスサーバー(DS-520AN)、右は組み合わせる無線ルーター

※無線ルーター
このルーターの選択にも結構迷いました。
と言うのもこうした小さいサイズの所謂ポケットルーターは、ホテルなんかの有線LANしかないところで使うため、ルーターとしての機能が省略されて、DHCPサーバー機能がないものもあるみたいだからです。
幸い、この超小型無線ルーターは、DHCPサーバー機能があったので、固定IP設定とかせずに済みました。

このデバイスサーバー、USB機器をLAN経由で操作できますので、USBハブを介して、赤道儀、ガイドカメラ、撮影カメラの3台を接続、無線LAN接続で無線ルーターを経由して、パソコンと接続しました。

USB機器の接続にはSX Virtual Linkと言う専用のソフトを使います。

そのソフトの画面です。

Sxlink

このソフト、良くできていて、この画面で接続すれば、操作しているパソコンにUSBを繋いでいるのと全く同様にUSB機器を使えます。

実際にステラショットで使って見ました。

ほとんど支障なく動きます(唯一、赤道儀のデバイスサーバー上での切断がうまくいきませんが、実用上問題なしです)。

ただ、カメラの画像転送に結構な時間がかかってしまうみたいで、その間、次の撮影に入れませんので、撮影間隔が1分程度開いてしまうのが玉にキズですが、撮影間隔を開けて、ダークノイズ対策と考えれば許容範囲でしょう(この問題もステラショットでデータ転送の有無が指定できればなくなるのですが)。

デバイスサーバーを望遠鏡に乗せ、コード類の引き出しが減らせましたので、併せて電源コードの集約もしました。
赤道儀・・・・・・・・・・・12V
ガイドスコープヒーター・・・5V
デバイスサーバー・・・・・・5V
撮影カメラ・・・・・・・・・9V
これらをまかなうため、12Vの分岐プラグボックスを作成、5V、9VのDC-DC降圧変換器を付けて供給することにしました。

これらのDC-DC変換器、2~3A電流であれば中華製で小さく、安いのが手に入るようになったので、使わせてもらっています。

これで、ニワトリならこたつでぬくぬくと操作できるのですが、如何せん光害バリバリで、撮影にならないのが残念です。

Dsc_0324

磁石付きフックなどを利用して載せてみましたが、すっきりせず、まだ工夫が必要みたいです。

2018年12月22日 (土)

12月の撮影行、多分今年最後の対象はIC443(クラゲ星雲)

今月14/15日の撮影の最後に撮ったのは、IC443(クラゲ星雲)です。

Ic44301_600

2018年12月15日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 300秒×23枚
SI8でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

どうもいま一つの感じで、特にクラゲ星雲の東側、μGemの北側に広がるSh2-249があまり出てくれませんでした。

前の対象と同じで、南中過ぎであったこともあるのかもしれません。

今回の撮影では、Windowsタブレットが凍りついたように遅かったことは書きましたが、ステラショット1.5gの方も癖というか、色々とわかってきたことが・・・。

Windows 7+ステラショットではD810Aが繋がらない(Windows10+ステラショットではok)。

ステラショット1.5は、QHY5P-IIを認識しない。

一晩の動作で最低1回は、突然死がある(なんのメッセージもなく、突然プログラムが終了してしまう)。

色々とPHD2に比べると不安定な面がありますが、補正導入の利便性にはまってしまいましたのでやめれそうにはないのですが・・・。

これで、今年の撮影は終わりになりそうです。

2018年10月20日 (土)

10月の撮影行(3) IC410 と不機嫌なステラショットの原因

10月8/9日のBKP150での最後の対象はIC410(Sh2-236)です。

隣にあるIC405(Sh2-229 勾玉星雲)と一緒に撮られることが多いのですが、BKP150+D7100では、画角的に無理で、単独で撮ってみました。

この星雲、シャープレスカタログでは別名「おたまじゃくし星雲(Tadpole nebula)」と呼ばれているとなっていますが、私にはどこをどうみたらオタマジャクシに見えるのか、さっぱりです。

Ic410_01_600
【撮影データ】
2018年10月9日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 360秒×12枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

薄明開始まであと30分くらいあったのですが、BKP150の尻が三脚に当たってしまい、やむなく終了で枚数が少なくなりました。

ところで、この日の撮影開始時のステラショットのトラブルは、次の13/14日の撮影でも発生し、イライラのしどうしでしたが、やっと起こっていることがわかってきた感じがしてきています。

私の場合、電源節約で、コントロール用パソコンにWindows Tabを使っているためUSBポートが1つしかなく、3つ必要なUSBポートはUSBハブを用いて接続しています。

ところが、このWindows TabのUSBポートの差し込みが緩く、本体やコードを触っただけで簡単に動き切断が切れてしまうですが、一端接続が切れると、再接続がなかなかうまくいきません。

これについては、カメラのUSB接続が望遠鏡やガイドカメラの接続と干渉しているみたいで、望遠鏡の接続が切れた後、何度やっても望遠鏡を認識しませんが以下の手順だと認識する可能性が高くなります。

接続が切れたら、いったんカメラ、ガイドカメラの接続を切って、カメラの電源も切り、望遠鏡を再接続(カメラの接続をきっていないとうまくいかない)。

その後、ガイドカメラを接続し、最後にカメラを接続する手順です。

とにかく、接続が切れたら、カメラの接続を切ってから再接続すれば、うまくいく可能性が高そうです。

根本的にWindowsTabのUSBポートの差し込みが緩いことが原因ですので、なにか対策を立てたいところですが妙案が浮かびません。

2018年9月17日 (月)

9月は遠征できず!!、ニワトリでうっぷんばらし

8月の猛暑、ほとんど雨も降らなかったのですが、9月に入ると一転曇りや雨の日続きで、新月期、GPVとにらめっこの毎日でしたが、結局は天候に恵まれませんでした。

ラストチャンスの昨日、自宅のほうは晴れそうだったのですが、山はなんと夜半に雨の予報で、遠征は断念、夕方から晴れたので久々に庭に機材を引っ張り出して鬱憤晴らしの撮影をしました。

今回はBKP150にTC-201の×2テレコンバージョンレンズを付けて焦点距離1,500mmで小物を試してみました。

とは言ってもひどい光害下でもの写りそうな球状星団ねらいです。

まずはM72

M72

これは、球状星団としてはまばらにしか写らず、見栄えがしません。

次はM2

M2

最後はM15

M15

いずれも

【撮影データ】
2018年9月16/17日 自宅庭
BKP150 + F5コマコレクター + TC201(×2)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 
ISO 2500 露出 + 180秒×10枚

試写のつもりでしたので、ダーク/フラット補正はやっていませんので、結構荒れ荒れの画像ですが、1,500mmになってもなんとかガイドできていますので、このTC201もなんかの時には役に立つかもしれません。

おまけ

惑星状星雲もM27/57/ラセン星雲と撮ってみたのですが、やはりこの条件ではまともには写りませんでした。

試写した瞬間あきらめた土星状星雲(NGC7009)

20180916_10807_01

試写の一枚ものです。

ISO12800相当 15sec露出

ほとんど恒星と見分けがつきません。

結構な目標数を撮影したのですが、さすがにステラショットは便利です。

導入→試写→補正導入→本撮影と次々にこなしていきます。目標導入/構図設定がほんとに簡単で快適です。

さて、10月はなんとか秋晴れを期待したいものです。

2018年8月27日 (月)

8月の連荘撮影行(8) Sh2-171(クエスチョンマーク星雲の頭部)

連荘撮影行2日目のFSQ85EDP+D810Aでの2対象目は、クエスチョンマーク星雲、これも私にとって初物です。

Q01_600_2
【撮影データ】
2018年8月11日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor200mm f4.0ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出300秒 × 25枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

が、点の部分Sh2-170が入っていません。

事前の構図設定をステラナビゲータ10でやったときにはギリギリ入るはずだったのですが(このときはステラナビゲータの輪郭表示をたよりに類推=「・」は表示されていない)、構図確認の試写では淡くてきっちりとは確認できませんでした。

帰宅後、処理をしてみるとクエスチョンマークが?で、まったくクエスチョンマークに見えません。

改めて、ステラナビゲータでDSS画像を取得してみると、「・」の位置が意外と離れていて、450mm+フルサイズでもギリギリアウトだったみたいです。

この星雲、「・」が入っていないとクエスチョンマークには見えません。

この星雲は300mmか180mmでの対象みたいです。

この対象を導入する際、自作のコントローラに再びバグが発覚、IC1396を撮影後、クエスチョンマーク星雲の座標を入力して、移動をスタートすると、赤経軸が反対側へ回転を続けて止まらず、架台とぶつかってしまいました。

いやな音がして、あせったのですが、取り敢えず損傷はなかったみたいです。

IC1396・・・21h22m26s:58°37′40″
Sh2-171・・ 00h03m00s:60°26′31″

春分点越えの計算が間違っていましたと言うか、まったく考慮していませんでした。

後日、修正を加えて、さらに修正の途中でも新たなバグを見つけて修正しました。

このプログラムは最初に作成して2年程経つのですが、なかなかバグが潰せきれません。

やはり、きちんと設計せずに、いきなり行き当たりばったりでコーディングしてしまったつけだと思います。

2018年7月 4日 (水)

M-GENオートガイダーとSP赤道儀の調整

昨日の夜は、暴風圏には入らないとタカをくくっていた台風7号の風が吹き荒れ、庭先で栽培していたトマトや小玉スイカが被害を受けました。

ミニトマトは、根元付近でぽっきりと折れてしまい、小玉スイカ(空中栽培)は、大部分の葉が折れたり、もげたりで、あと2週間ほどで収穫だったのですが、株がそれまで持つか心配です。

さて、今日は、先日やった表題についてです。

6月の撮影行で、M-GENオートガイダーとSP赤道儀の組み合わせがうまく動かなかったことは、前に書きました。

その原因を探るべく自宅庭先で動かしてみたところ、M-GENオートガイダーがガイド開始後すぐに「camera off」になってしまい、何度やっても改善しません。

なかなか原因が掴めなかったのですが、どうもガイド開始後、ガイドが安定する前に目標の星が許容以上に動いてしまうことが原因ではないかと思い至りました。

このガイド初期時の不安定さの要因の一つが、赤緯軸のバックラッシュが大きいことにあると思い、再度バックラッシュを詰めるよう調整し直したのですが、それほど改善できませんでした。

そこで、思い切って赤緯軸の補正速度を上げてみる(×1.0→×1.6)ことにしたのです。

また、M-GENのガイドパラメータの内、赤緯側のNum値を「3」にしていたのですが、これも赤緯側のガイド初期時の不安定さを助長する要因と考え「1」に戻しました。

こうした対策を行って、再度試験をしてみました。

今度はSP赤道儀に135mm+QHY5PとM-GENを同架し、M-GENのガイド精度も併せて測定できるようにして試験開始です。

試験は、まず、135mm+QHY5P+PHD2でキャリブレーションを行った後、ガイドケーブルをM-GENにつなぎ換え、M-GENでガイドしながら、135mm+QHY5P+PHD2でガイド状況をモニターするようにしました。

M-GENの方は、上記の対策が効いたのか、「camera off」の現象は起きず、ちゃんとガイドできました。

モニターしたPHD2のグラフは下のとおりです。

Mgen_01

グラフの縦軸はピクセル、横軸は時間(秒)です。

上のグラフが、M-GENでガイドした時の135mm+QHY5P+PHD2でモニターしたガイドの動きです。

下は比較のために、同じSP赤道儀を135mm+QHY5P+PHD2でガイドしたときのグラフです。

M-GENの方が若干ばらついていますが、両者ともほぼ±1ピクセル程度には納まっている感じです。

この135mm+QHY5Pでの1ピクセルは3.4秒、SP赤道儀+M-GENでの撮影する180mm+D7100のときの1ピクセルは4.5秒ですので、十分な精度だと思います。

これで対策は出来たと思うのですが、やはりパソコンでのオートガイドになれている身としては、N-GEMの小さなモニターの限られた情報ではなんとも心もとない感じです。

これで、7月の撮影準備はできたのですが、肝心の新月期の天気、梅雨前線は北に上がったのですが、まだまだぐずついた天気が続きそうで、どうなることやら・・・。

来週前半に可能性がありそうなんですが・・・。

2018年7月 1日 (日)

FSQ85EDPとBKP150の画像比較

7月に入りましたが、相変わらず梅雨空が続いています。

予報では、今月の新月期までぐずついた天気が続きそうで、あまり期待が持てなさそうです。

今回は、表題のように手持ち機材の比較をしてみました。

この機材、特にBKP150の調整もほぼ煮詰まってきた感じがしてきたので、両者で撮った画像を比較してみました。

比較に使ったのは、三裂星雲です。

Bkpfsq_600

【上写真の元画像はここ】

FSQ85EDP(f=450mm)がD810(3,600万画素=7360×4912ピクセル)、BKP150がD610(2,400万画素=6000×4000)で撮影した三裂星雲がほぼ同じ大きさになるように切り出してみたもので、BKP150の方は若干縮小しています(この縮小が比較にどう影響するのかはわかりません)。

両方が同じ調子に仕上がっていないのは、私の画像処理のいい加減さのあらわれで、ご愛嬌です。

両者を使って、同じ1°×0.67°画角を撮影すると、
FSQ85EDP+D810A・・・・・1,610×1,070ピクセル
BKP150+D610・・・・・・・・2,190×1,460ピクセル
で、口径と焦点距離を含めてBKP150のほうが解像度の点では有利なはずなのですが、上写真の比較では、解像度的にはほとんど差がない印象です。

星は、さすがに口径差が効いてBKP150の方がより暗いものまで写っている感じです。

FSQ85EDP/BKP150の価格差は、ほぼ10/1ですので、BKP150が健闘しているとみるべきか、口径・焦点距離とも有利なはずのBKP150の性能が悪いとみるべきか悩ましいところです。

本当のところは、口径、焦点距離とも有利なBKP150の方がより高い解像感のある絵(見た目でもあきらかなくらい)を期待していたのですが・・・・。

次回以降、M16、M17をBKP150で個別にねらうつもりですので、また比較してみようと思います。