08 BKP150の調整 Feed

2016年1月 6日 (水)

年末・年始のあれやこれや(2)・・・ゴースト対策

次は、ゴースト対策です。 今までのゴーストの出方については、

【ACクローズアップレンズNo.4を使用した場合】
丸に十の字型の黒いゴーストがでています。 これは、ACクローズアップレンズの後端の平面に反射したものではないかと思っています。
画像はなし。

【次にコマコレクタ(F5用) +  コマコレクタ先端にLPR-Nフィルターを使用した場合】

1_01_2

2_01異形のゴーストが、点対象に発生していまして、これは、LPR-Nフィルターからの反射ではないかと疑っています。

そこで、まずLPR-Nフィルタを外した場合と、LPR-Nフィルタをコマコレクタの後端に付けた場合で、ゴーストの出具合を確認することにしました。

まずは、LPR-Nフィルタを付けない場合、

1_02画像が悪く、はっきりしませんが、LPR-Nフィルタをコマコレクタの先端付けた時と同様、画像中心を点対象としたゴーストがある見たいです。

次に、コマコレクタの先端ではなく、後端側に装着した場合、

2_02空模様で、同じ対象が撮影できなかったのですが、先端にLPR-Nフィルタを付けた時のような点対象のゴーストは確認できません。

いづれの場合も、前に書いたように、雲が流れる空模様で撮影条件が悪く、風の影響でガイド精度も悪かったので、検証用には不十分ですが、すくなくとも、M45は、この光学系ではゴーストなしでの撮影は無理みたいです。

なお、LPR-Nフィルタをコマコレクタの後端に装着した場合、コマコレクタのバックフォーカスが5mm程度延びてしまいますが、これによる画像への影響についても確認できていません。

また、対策の一つとして、コマコレクタの先端に取り付けるLPR-Nフィルタを主鏡側に移動することも考え、ACクローズアップレンズNo.3のリングだけを使って延長リングとして取り付けようと思ったのですが、どうしてもレンズが外れず、挙げ句はステップダウンリングまで壊してしまいましたので、これについては改めて延長チューブを手に入れて試したいと思っています

2016年1月 4日 (月)

年末・年始のあれやこれや(1)・・・光条対策

今年の年末年始は、非常に温かく、歩いていける近くの神社に初詣にいったのですが、汗をかくほどで全く新年の雰囲気ではありませんでした。

さて、前回で懸案になっていた、BKP150の光条とゴースト対策、それと結露対策について色々とやってみました。

まずは光条対策です。

  1. 主鏡のつめを削って、つめ隠しからはみ出さないようにしました。
    このために、主鏡の保持方法についても改良を加えました。
    主鏡セルの6箇所にM3のタップでねじを切り、いもねじで横方向からサポートするようにしました。
    いもねじが直接主鏡に当たらないよう、t=0.3mmのアルミ板を両面テープでセル側に貼り付け、これを介して抑えるようにしています。
    0.3mm厚のアルミ板と厚めの両面テープで、きっちり遊びなく主鏡が入るようになりましたので、いもねじでの抑えはゆるくしている程度です。

    20151230_9113_2

  2. 主鏡抑えの爪は約1mm小さくしています。
    これは、現況のつめ隠しでも、有効径142mmと小さくなっていますので、これ以上有効径小さくしたくなかったからです。

    20151230_9115_3

  3. スパイダー隠しの改良
    前回はφ48mmの木製円盤に3mm角の木製の棒を取り付けてみたのですが、改めて検証してみると、φ48mmでは、大きすぎて、斜鏡に隠れていない部分がでてしまっていました。
    そこで、今回はφ40mmのアルミ製円盤(t=10mm)にφ3mmの銅製の円形棒を取りつけたものを作ってみました。   
    円形棒にしたのは、スパイダー隠しの棒がねじれても、幅に変化が生じないのでよいかなと思ってのことです。   
    加えて、この棒の先端を支え、かつ絞りとしての効果を持たせるために、低発泡ウレタンシート(t=1mm)を内径φ160mmに切り抜いて取り付けています。

    Ver2

    20151231_9125

  4. ドローチューブ先端の研磨   
    ドローチューブを切断した際に簡単にヤスリかけはしていたのですが、ごらんのようにやや凹凸がありました。   
    短くしたので、先端が光路を横切ることはないとは思うのですが、念のため、#600の耐水サンドペーパーで平坦に加工し直しました。

    001      前回                                                           今回

以上を年末に行い、天気がよさそうな元旦の夜に試写するつもりだったのですが、夜に入ると雲が流れ始め、風も若干強く、ブレブレで何枚か撮影したのですが、効果を検証できるような写真は撮れませんでした。

光条の割れは相変わらずですが、光条が割れる原因は、スパイダー以外にも、光軸、特に斜鏡が回転している場合もでるみたいですので、取り敢えずは、このスパイダー隠しで、光軸調整を詰めてみたいと思っています。

2015年12月 6日 (日)

機材はそろった、あとは・・・・・・

とうとう、シュミットでスカイウォッチャー コマコレクターF5用と光害防止フィルターLPR-Nを買ってしまいました。

136

写真左上の部品は、眼視用のアダプタでこれは私にとって不要なものです。

これで、直焦点撮影用機材一式がほぼ揃ったことになります。
この2つで32,400円とほぼBKP鏡筒と同価格というのは、ちょっと納得できないのですが・・・・・。

もうこれで、撮影機材はそろったことになりますので、これ以上の大きな出費はないと覚悟を決めての購入です。

後は、機材の性能いっぱいに引き出した写真をものにするだけですが、これがなかなか、単身赴任の身、帰省と天候と月齢の組み合わせがうまくいかず、どれだけの撮影機会があるのか・・・・・。

こればかりは、運(雲?)次第ですか。

2015年11月26日 (木)

BKP150 改造(4) 結露対策

改造とはいえませんが、BKP150の結露対策です。

ヒータを使った結露対策用品は既に4本持っていますが、反射望遠鏡へは適用できないので、新たに乾燥空気を使う装置を取付ました。

まず、乾燥空気を送り込むエアポンプについては、Webでの評判を参考に、ある程度吐出容量と運転時間に余裕を持たせるべく、乾電池式 Hapyson YH-735Cを選択しました。

Photoこのエアポンプは、吐出量が強1.3L/分、弱0.6L/分の二段切替で、単1乾電池2本を使用します。

単1乾電池は、前にナノトラッカーの電源用に買ったエネループがありますので、単3乾電池3本を入れて単1乾電池として使えるケースを購入して使用することにしました。

台所用品のシール付きタッパにシリカゲルを入れて乾燥空気製造ボトルとしています。

BKP150への送風は、外径φ6mm用クイック継手(PT1/8ネジ付きL型)を使用し、PT1/8ネジ(下穴はφ8.1mm)を主鏡セルの底の部分にタップでねじ切りして取り付けています。

20151123_2631_3

※PTネジ1/8とは、通常のボルトネジとは違い、所謂ガス管(SGP配管)の規格で、PTはテーパーネジを意味しています。1/8(一分と通称)は外径10.5mm(内径6mm)のガス管となります。

BKP150の主鏡セルは底の部分が大きく空いていますので、この部分からの光の進入防止も兼ねて低発泡ウレタンのシートで穴を塞いでいます。

ポンプに付属しているセラミックストーンは縦型で用意したシリカゲル容器(取扱やすいよう口広のものにしました)に収まりが悪いので、円形の平型に変更しています。

20151123_2632

今回の製作で気づいたことがひとつ。

水槽用品のエア配管部品にはホースを含め、径についての記載がありません。
別途アマゾンから買ったチューブは、0.6cm×5mの記載がありました。 すべて同径だと思っていたのですが、さにあらず。

まずエアポンプに付属してしたチューブは、ホームセンターで買った水槽用品のニップルに適合しています。
ただし、外径は6mmより若干大きいようです。

空気挿入口として使っているφ6mm用クイック継手にはエアポンプ付属のチューブは嵌まりません。
別途購入のチューブ外径6mmの表記どおり、当然ながらぴったりと適合し、抜き差しも簡便です。
ところが、ホームセンターで購入した水槽用品の継手(ニップル)は、逆にポンプ付属のチューブにはちょうど適合していますが、別途購入のチューブはきつく(内径が小さい)、抜き差しはできないくらいです。

どうも水槽用品のサイズは、エア工具類などの規格とはチョット違う見たいです。

さて、肝心の効果ですが、22~23日にかけてぶっつけ本番でやってみたところ、鏡筒を含めべったりと露がつく環境でしたが、一晩をとおして、主鏡、斜鏡とも結露はしませんでしたので、効果は十分ではないかと思っています。

あとは、フードを作成して万全を期したいと思います。

2015年11月25日 (水)

BKP150 改造(3) 光条対策(2)

以前のスパイダ隠しの方法は、簡単で見栄えも悪くなかったのですが、その効果は満足いくものではなかったので、構造を考え直してみました。

まず、低発泡ウレタンのシートを切り抜く方法を試してしましたが、不器用なためか直線切りがどうしてもうまくいかず、きれいに仕上がりませんでした。

そこで、やはりスパイダ隠しの棒の部分は直線がきれいになるよう既製品の直線を利用することにし、ホームセンターで色々と物色してみました。
目についたのは、工作用の細い角材です。
小さい方では3mm、4mm、5mm角があり、材質は檜と紫檀で、木製とはいいながら、カッターナイフで切り抜いたものより直線性はよさそうで、これを利用することにし、中央の固定部には同じく木製のφ48mmの円筒型部品がありましたので、これを利用することにしました。

また、スパイダー隠しの受けとしての役割の他、絞りとスパイダー部の鏡筒補強を兼ねてVU150塩ビ管ソケットを利用したリングを付けることにしました。

全体の構造図です。

Photo_2VPU150塩ビ管ソケットの寸法は外径178mm、内径165mmです。BKP150の鏡筒内径は実測で180mmですので、これに併せるためVPU150ソケットを長さ20mmに輪切りにした後、リングの1箇所を切断し、鏡筒内面に合わせて張り付けるようにしました。
ちなみに直径を1mm広げるためには、直径には関係なく、円周を1mm×π=3.14mm延ばすことが必要です(昔これを題材にした問題がありました)。
この切断部分を鏡筒の継目の出っ張りを避ける位置として、鏡筒内面に張り付けるようにしています。
鏡筒部の補強を兼ねていますので、鏡筒へは、タッピングビス8本で固定しました。

20151122_2617_3 艶消し黒の塗装をした塩ビ管リングです。大きい穴にスパイダーの固定ボルトをとおします。

スパイダー固定用ボルトはこの塩ビ管補強リングに開けた孔をとおして固定する構造としましたので、斜鏡スパイダーの取り外しは、この補強リングごと取り外す構造になっています。

工作は、中央の木製円筒に斜鏡調整用ボルト用に4箇所の孔をあけ、溝切りして3mm角の角材を押し込み、直交するよう下書きした十字線を目安に木工用ボンドで接着、全体を艶消しラッカー塗装して仕上げました。

20151122_2628_2装着後の写真です。 斜鏡金具へは両面テープで固定しています。

さて、肝心の実写による効果の検証ですが、毎度のことながら天候に恵まれず、連休最終日前の22日夜も夕方まで全天曇りで諦めかけていたので、夕方まで光軸調整に試行錯誤していました。

どうにか満足できる調整が終わったのが19時頃で、諦め半分、時間天気予報をみると夜中前から明け方まで晴れの予報、GPVでも同様の予報となっているではありませんか!!!。
それでも半信半疑で、用意をはじめたのですが、なかなか雲が取れそうにもない空模様がつづきます。

ところが、予報どおり夜半前から急速に雲がとれ始め22時過ぎには、ほぼ快晴の状態になりました。
ただし、にっくきは月で月齢の月が煌々と空を照らしています。
月没は03時前、明けて7時過ぎの新幹線で帰らなくてはならない状況で、もうこれは徹夜しかないと覚悟を決めて撮影に望みました。

今回の改造(接眼部の改造、光条対策、クローズアップレンズを利用したコマコレクタ、乾燥空気による結露対策)の効果確認が主な撮影目的です。

光条はどうなったかというと、比較のために、前回分も改めて掲げてみると、

123org無対策(撮影D5000、コマコレクタ無し)

1235mm前回の5mm対策版(撮影D7100、クローズアップレンズNo.4コマコレクタ使用)

123wood3mm今回の3mm対策版(撮影D7100、クローズアップレンズNo.4コマコレクタ使用)

今回は光軸調整は自分自身では、それなりにうまくいっていると思っているんですが、光条についてはひいき目で見ても若干の改善があるのかなーー、の程度で、まだ満足できていません。

画面中心部は、結構鋭くなっていますが、周辺では光条2つに割れたりもしていますので、コマ収差の影響もあるのかもしれません。

もう少し、なんとかならないかやって見たいと思います(まずは、今回の構造のまま、材質をアルミに代えて全体の精度を高めてみたいと思っています)。

2015年11月24日 (火)

BKP150 改造(2) 接眼部

この連休、帰省し、BKP150の改造を集中的に行いました。

まずは接眼部の改造です。

(1) ドローチューブの切断

まず接眼部のデュアルスピードフォーカサーを取り外します。

Photo_2ここの部分の構造は上図のとおりで、取付ねじ①~④を取り外せば、ユニット全体が取り外せます。

※モータフォーカサー化する際には、この取付ネジ部分を利用して、モータマウントステーを取付けることができますが、ねじが短いので、取付けるステーの厚み分だけ長いねじ(M3)に交換することが必要です。

20151122_2612_2

クレイフォード部分を正面から見たところ(上のビスは、固定用のねじで、ゴム製のOリングが噛ませてあります)

これだけで、ドローチューブを引き抜くことができるようになります。

20151122_2604 フォーカサー部、ドローチューブを取り外したところ(四角い切欠き部分にピント固定ねじがとおります)

ドローチューブの材質が不明でしたのでディスクサンダーで切断しましたが、切り口が汚くなくなってしまいました。
切断してみると、材質はアルミでしたので、改めて切断面がきれいになるようアルミ対応歯を付けた丸鋸(自作丸鋸テーブルに取り付けたもの)で切り直しました。
最終的には約20mm程度短くしています。

20151122_2596先端部は、艶消しラッカー塗装をしています。

このドローチューブは、4つのローラで受けていて、ここまで短くすると、ドローチューブを引き出したとき先端がこのローラ(鏡筒側)から外れてしまいますが、わりと簡単に戻せますので、ストッパーとかの処理はしていません。

20151122_2606 4つのガイドローラの内の片方です。

Webでの情報では、このローラの位置を変更されている方もいらっしゃいましたが、私のDIYレベルでは精度の自信がありませんので、やめました。

(2) デュアルスピードフォーカサーの逆配置

デュアルスピードフォーカサーは、微動ノブが主鏡側の配置になっており、カメラ等を付けた場合のバランスを取る際、ガイドスコープやアリガタなどと干渉する場合がありますし、ピント固定にキャップを付けるとさらに狭くなりますので、少しでも余裕を作ろうと、逆配置(微動ノブを鏡筒先端側へ配置)にしました。

これは、前掲の取付構造をみても簡単で、逆転させた後、フォーカサーユニットの調整をする押しねじとピント固定ねじの取付を上下逆にするだけで済みます。

ところで、このピント固定ねじですが、最初に使ってみると、固定のためにねじ込むと、ドローチューブが大きく動いてしまいうまく固定出来ず、どうしたものかと悩んでいました。

今回の取り外してみると、クレイフォード式のシャフトを支えている金具が斜めに取り付けてあり、今回の逆配置で調整しなおし、当初よりやや強く(ノブの動きを若干重く)してみると、ピント固定ねじも正常に機能するように(固定時にドローチューブが動かない)なりました。

20151122_2611_6

クレイフォード部分を横から見たところ(調整後の写真)。

Webでは、接眼部全体を取り外し、逆配置にされている事例が紹介されていましたが、接眼部のベースを外してしまうと、スケアリングに狂いがでるのではないかと心配で、この方法にしました。

クレイフォード式のシャフト受けの調整はそれほどシビアではなく、この方法で良かったと思っています。

ちなみにモータフォーカサー化の準備はできているのですが、現状でピント調整にそれほど不便さを感じていませんので当面は見送りです。

20151122_2614 完成後の接眼部を筒先からみた状況です。

ドローチューブを一番押し込んだ状態で筒内への出っ張りはこの程度です。

わずかに未塗装部分が見えていますが、実際ピントを合わせた状況では、隠れてしまいます。

2015年11月 7日 (土)

BKP150のお色直し

さて、クローズアップレンズをコマコレクタの代用については、一応の目処が立ちました。

次は、BKP150鏡筒のお色直しです。

まずは、角隠しならぬ爪隠しです。

ファイルの表紙を利用して、円切りカッターで比較的簡単に切り取ることができました。

寸法は外径150mm、内径142mに仕上がっています。
生来の貧乏性が出て、ギリギリの内径144mmで作りましたが、爪を隠すことができず、作り直しました。
なんか、1mmでも少なくといじましさがでてしまいました。

20151101_2458

これでもギリギリで、なんか完全には隠せていない雰囲気です。

20151101_2460 こんな感じで挟み込みました。
ファイルの表紙はグレーでしたので、艶消し黒のスプレーラッカーで塗装しています。

次は、斜鏡側面の塗装です。

20151101_2452 塗装前

20151101_2454 自動車用のタッチペンで塗りましたので、ちょっとフチが凸凹になってしまいました。

最後は、スパイダーマスクです。

20151012_2320 せっかくの超薄型スパイダーもこれほど曲がっていては、メーカーのうたい文句のようにはいきません。

色々と方法を考えたのですが、ホームセンターで見つけた角防護用モールを使ってみることにしました。

20151101_2466 艶消し黒スプレーラッカーで塗装した後、必要な長さで切断して、溝部にゴムシートを挟んで、スパイダーを挟み込んで固定するようにしました。

20151101_2463 結構かっこよく仕上がったつもりでしたが、試写してみると失敗です。

122_3 対策前の写真
光条がぶれており、汚い光条です。

20151103_2547 あまり改善していません。

使用したモールの幅が5mmと幅広だったこと、スパイダーに固定したため、各棒が直角ではなく斜めにとりついてしまっていることが原因だと思います。

このスパイダーマスク、できる限り薄く、かつ正確に直角に仕上げることがミソ見たいです。

見た目もよく、丈夫に仕上がったと思ったのですが、もう少し工夫してみます。

 

2015年11月 6日 (金)

クローズアップレンズを使ったBKP150用コマコレクタの作成

前回に書いたようにケンコーのACクローズアップレンズをコマコレクタの代用にする件ですが、ニコン用のT2リングでは、適用出来ないことに気づいて唖然としたわけですが、今回なんとかなりましたので、それについて書いておきます。

用意したのは、天文ハウストミタの48mmカメラマウントとM48-2インチスリーブ(短)と言うものです。

20151101_2477 これがM48-2インチスリーブ(短)ですが、すでに途中で切断した後の写真です。

これには、主鏡側にM48のネジが切ってあり、ここにギリギリACクローズアップレンズが入ります。

最初は、ここにクローズアップレンズを取り付けてみたのですが、バックフォーカスが長すぎて、全くピントが合いません。

そこで、途中で切断し、方向を逆転させて取り付けることを試してみました。

このままでは、48mmカメラマウントへの取付はゆるゆるとなるので、レンズの固定を兼ねて、52mm→48mmステップダウンリング48mm→52mmステップヲップリングを噛ませ、48mmカメラマウントへ取付けました。

使った部品です。

20151101_2482※写真中の文字は48mm→52mmステップアップリングの間違いでした。 

構造は、下図のとおりです。

1

※図中の文字は48mm→52mmステップアップリングの間違いでした。 

組み付けが終わった姿です。

20151101_2490 固定は、写真のようにイモネジをM3ネジに取り替えました。
52mmのリングでも若干あそびがありますので、できるだけセンターになるよう3点のネジで調整しながら取り付けています。

さて、実際に望遠鏡に取り付けてみると、わずかにピント位置が主鏡側すぎて、合焦しません。
そこで、主鏡を5mm程度前へ移動したところ、5mm程度の余裕を残し、めでたく合焦しました。

早速、試写したのですが、唯一のチャンスであった11/3日の夜半までの空の状態は最悪で、晴れているにも関わらず霞がかかったように透明度が悪く、満足な写真が撮れませんでした。

一応前回のコマコレクタなしと今回のコマコレクタ有りの写真を比較しておきます。

Photo コマコレクタなし(撮影D5000)

Photo_2 コマコレクタ有り(撮影D7100)

撮影カメラが違うなど、全くの同一条件ではありませんが、コマコレクタの効果は確かに認められます。

ただし、左上の部分だけはコマ収差が目立っており、光軸の狂い、あるいはスケアリングの狂いがあるものと思われ、さらに調整が必要みたいですが、とりあえずはこれでよしとします。

費用は、
・ACクローズアップレンズNo.4(49mm)・・・ 1,745円 
・T2リング・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1,709円
・48mmカメラマウント・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2,500円
・M48-2インチスリーブ(短)・・・・・・・・・・・・・・・2,500円
52mm-48mmステップダウンリング・・・・・・   390円
・48mm-52mmステップアップリング・・・・・・・  390円
合計・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8,844円

内、T2リングは使用しなかったので、7,135円の製品価格ですか? 。 

結果的には48mmカメラマウントを利用することで、T2リングでのケラレの心配はなくなりましたが、当初の目論見より2倍の費用がかかってしまいました。

<追記>

記事中で52mm→48mmステップダウンリングの記載はすべて48mm→52mmステップアップリングの間違いでした。
要するに、48mmオスねじ、52mmメスねじがついたリングが正しいものです。

52mm→48mmステップダウンリングは別の目的で両方を購入したので、勘違いしてしまいました。

<追記-2>

その後、口径変換リングについて調べてみました。
すると、今回私がやった方法は回り道だったみたいです。

48mmカメラアダプタは48mmメスネジが切ってあります。ACクローズアップレンズ49mmは、カメラ側が49mmオスネジです。
これを繋ぐ48→49mmステップアップリングがありました。
ですから、48mmカメラアダプタ、48→49mmステップアップリング、ACクローズアップレンズとつなげばいいことになります。

ACクローズアップレンズの外径が2インチドローチューブに入るかどうかギリギリみたいですが。

私の場合、よく点検せずACクローズアップレンズを外す際に、外枠を削って壊してしまっていましたから、この方法に気づいていてもつかえませんでした。

【教訓】
やはり、事前によく調べ、検討することが重要です。

2015年10月14日 (水)

BKP150 到着!!!

とうとう我慢できず直焦点撮影用の望遠鏡を調達しました。

ネット上の評判と安さからBKP130か150のどちらかにしようと決めていたのですが、気持ちはBKP150ながらGPD赤道儀に載せると搭載重量的にはほとんど余裕がなくなるし、
BKP130・・・・約29,000円(現在セール中で26,000円)
BKP150・・・・約35,000円(セール特価なし)
口径当り、
BKP130・・・2,230円/cm、
BKP150・・・2,330円/cm、
面積当り、
BKP130・・・218円/cm2、
BKP150・・・198円/cm2、
分解能は口径依存、集光力は面積依存などとくだらないことまで考えて、なかなか決心がつかず、と言うのも、ネットではBKP150のユーザーがヒットせず、ほとんどがBKP130ユーザーであることもBKP150を選択する上での不安材料でした。

そこで、地の利を生かし、勝手知ったる秋葉原、実際に物を見て決めようと、いつもの秋葉原の電気街ではなく御徒町との中間のちょっと人通りの少ない場所にあるシュミットまで出かけました。
店頭で見た感想は、BKP130が「えっー」と言うくらい小さく見え、値段の差も6,000円程度だし、実際に両方持たせてもらって重さを実感し、根拠もなくGPD赤道儀ならなんとかなるかと思って(お店の人にはGPDに載せるというと「う~~~~ん?」といわれましたが)、結局は予定通りというか大きい方の誘惑に負けてBKP150にしてしまいました。
でも、私が購入した直後(3日後、商品発送前)、オータムセールが開始され、BKP130が約3,000円も安くなったので(BKP150は対象外)、後悔せずにすんでいます(セール価格だとさらに悩んだと思いますが)。

実際にGPD赤道儀に載せてみると、ごらんのとおり、赤道儀とのバランス的には結構「おおきいな~~~」と言う次第です。

20151012_2339 

GPD赤道儀は、今回の連休中の作業でモータカバーをチャッント造り(アクリル板製)、なんとかすっきりしてきました。

今回の連休中に何とかファーストライトをと思って、早々にガイドスコープを取付けて夜を待ったのですが天候に恵まれず、果ては、にわか雨が降ってくる始末で、連休最後の12日夜に時折雲に阻まれながらもなんとか撮影できました。

ファーストライトとして選んだのはM27(アレイ星雲)。 自宅庭からの撮影ですので、光害が激しく、2分(ISO1000)の露出が限界です。

124 【撮影データ】 2015年10月13日(自宅庭)
BKP150 750mm F5
GPD赤道儀 自作モータドライブ
D60/240mmガイドスコープ+ QHY5L-IIM + PHD Guiding
D5000(改)
ISO 1000 120sec × 9枚
DSSでコンポジット後(フラット、ダーク処理なし)、Capture NX2 で調整、トリミング有り

光軸の確認を行ったのみで、コマコレクターもなく、全くの素の状態での撮影結果です。

さらにオリジナルでの画像の状態を見るため、二重星団を撮影してみました。

123【撮影データ】 2015年10月13日(自宅庭)
BKP150 750mm F5
GPD赤道儀 自作モータドライブ
D60/240mmガイドスコープ+ QHY5L-IIM + PHD Guiding
D5000(改)
ISO 1000 120sec × 9枚
DSSでコンポジット後(ダーク処理なし)、フラットエイドでフラット処理、Capture NX2 で調整、トリミング無し

チョット外灯かなにかの光が入ったらしく、画面中央右下にフレアがでてしまっています。

当然といえば当然なのですが、短焦点鏡でコマコレクター無しでは、周辺のコマ収差が酷く、APS-Cサイズでも、なんとか使えるのは画面の1/2以下です。
また、M27の写真に比べ、二重星団の写真は、星像がやや太くなっている感じで、レイアウト調整のためカメラを回転させたとき、ピント位置が動いてしまったのかもしれません。

心配した、GPD赤道儀との相性と言うか、重量の関係ですが、ガイドスコープを親子亀で載せても3.7kgと2.8kgのウェイトで若干の余裕を残しバランスが取れる状態で、ウェイトの追加は必要なく、ガイドもうまくいっている感じです。

ただ、望遠鏡の姿勢によってバランスの移動が激しく、こまめにバランスに気を配りながらセットしないと、モータが悲鳴を上げる場面も出てきそうです。
特に接眼部の方向によるバランスの移動が顕著です。頻繁に鏡筒回転が必要で、把手かなにか必要かもしれません。

さて、肝心のBKP150での画像ですが、ネットでも指摘されているように、コマ収差だけではなく、スパイダーの変形による光芒の汚さなど色々と手を入れなければ良像は得られないみたいで、斜鏡スパイダーは目に見えて曲がっているし、ドローチューブは内側に銀色の筒が飛び出しているし、主鏡の爪も目立つしと、やるべきことばかりでなんとも楽しい限りです。

122_2 現状の星像の状態です。

まずはコマコレクターなんですが、ネットで見たケンコーのクローズアップレンズで代用する方法、早速飛びついてみたのですが、なんとキャノンのような大きいフランジ限定の方法で、ニコンのFマウントには問題外でした。

BKP150の接眼部が2インチですので、なんとかなりそうなので、試しに48mmカメラアダプターの48mmメスねじを切ってある部品を外して、その位置に付けてみたのですが、ピント位置が前方すぎてほんのわずかですがたりません。
もうちょっと工夫してみるつもりですが、なんとかなったらアップします。
今の画像には我慢できず、なんともならなければ、純正の20,000円也を買うことになってしまいますが、望遠鏡の値段に対して高すぎで私的にはNO!なんです。

なにはさておき、このブログをはじめたきっかけとなった赤道儀の自作をはじめた時には、夢のまた夢であった直焦点での撮影ができる基本的機材が揃いました。

これからは、良像を求めてそれぞれのブラッシュアップになります。道のりは遠そうです。

2015年5月10日 (日)

SP赤道儀の中古を買ってしまった

自作赤道儀3号機の完成も中途半端な状態で、ひょんなことからネットオークションでVixen SP赤道儀(正確にはSuper Halley SR-1000と言う反射望遠鏡のセット)を手に入れてしまいました。

20150428_0736取得価格は、送料等込みで13,500円でした。

期待はしていませんでしたが、ほぼ、セットは揃っており、極軸望遠鏡もついていたのはラッキーでした。

早速、ネットからの情報を手引きに、オーバーホールです。

全体として、分解・組み立ては非常にやりやすく、スムースに進みました。

ウォームホイルは、手動での使用のためか、組付けられた部分のみが使用されており、全周のほとんどは、新品状態です。

唯一極軸を組み付けた傾斜調整部の歯形がなめられていました。

20150430_0753多分、中途半端な締めつけ状態で、角度調整をしたためだと思いますが、実用上は問題なさそうです。

グリスを落とし、パーツクリーナで清掃後、モリブデングリスを使って、組み立てました。

ネットで仕入れた情報を基に、次の改造を施しています。

  • 極軸角度調整用ねじを追加、既存の調整ねじとではさみつけるように、台座にメネジを切り、M6のボルトを付けました。

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  • 赤経軸の締め付けリングの留めねじを1本から3本へ追加し、締め付けリングが傾かないように固定した。
  • 極軸望遠鏡の接眼部のねじにシールテープを巻き付け、ガタを抑えた。これは、私の老眼がひどく、視度調整をすると、ガタつくため。

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  • 赤緯軸の部分に機材搭載用プレートを追加、赤緯用モータ台座取り付けに備えました。

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  • 赤経用モータ台座取り付け金具、今まで使用していたステッピングモータを使用すべく、取り付け金具を作成しました。金具は、本来の取り付け部の凹部に入れて、裏からボルト2本で固定しています。

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  • 赤経用モータの取り付け。使用しているバイポーラ型ステッピングモータは、そこそこトルクがあるので、ダイレクト接続としました。

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以上で、とりあえず、赤経側モータを動作させて、精度を検証してみました。

001D5000 + Ai Nikkor ED 300mm F4.5 + TC-203

2倍テレコンバータを使用し、600mmで撮影した結果です。

±10秒角という結果です。

普及型とは言え、モータドライブを行うことも考慮された赤道儀です。機械部品のウォームホイルを使用して自作したものとは雲泥の差です。

しかも、このSP赤道儀、ベアリングは一切使用しておらず、アルミダイキャストの組み合わせと平軸受だけで実現しているのには、感心させられます。

ついでながら、10cm反射望遠鏡も、メッキの劣化は当然あるのかもしれませんが、目視で確認できる傷、クモリはなく、望遠鏡としても使えるものでした。

製造後30年以上経過しているにも関わらず、驚きです。

今後は、これを使ってオートガイドも挑戦しようかと思っています。