03 天体写真 Feed

2019年3月17日 (日)

3月の撮影行は不完全燃焼(3) NGC2359(トールの兜星雲)

3月8/9日の撮影では、前に書いたように機材がイマイチで、中途半端な撮影ばかりだったのですが、なんとか画像処理してみたのの1つが、NGC2359(トールの兜星雲)です。

Ngc235902_600
【撮影データ】
2019年3月8日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D810A(FXモード)
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 3200 露出 480秒×15枚
SI8でダーク補正+コンポジット後、FlatAide Proでフラット補正
CaptureNX2で画像調整(3/4トリミングあり)
画像をクリックで1/2縮小画

この日最初に撮った対象で、この時はD810Aをフルサイズモード(FXモード)で使いましたので、通常のフラット処理をせず、先にコンポジットした後、トリミングした後、新たに導入したFlatAide Proでフラット処理しました。

画像はガイド精度が悪くて、星像が太ってしまい、なおかつ天の川の微光星が多い場所てすので雑然としたものになってしまいトールの兜星雲が目立たなくなってしまいました。

ちょっと神秘的な色なんで好きな対象なんですが、なかなかうまく撮れません。

2019年3月14日 (木)

3月の撮影行は不完全燃焼(2) M101(回転花火銀河)

3月8/9日の小石原行きは、予想に反して天候には恵まれたものの、機材の調子がイマイチで満足した成果は上げられませんでした。

今回の撮影では、対象が銀河中心で小さいものばかりでしたので、BKP150にTC16A(1.6倍テレコンバーター)をつけ、f=1,200mmにD7100(改)で撮影することにしていました。

でも、直前になって、D810Aがお休みになるのはもったいないと思い、D810Aで撮影してトリミングすれば、ダークノイズ的には有利だしと思いつきました。

現地で、撮影を始めてみると、BKP150+TC16Aではイメージサークル的に全く不足で(下の写真)

20190308_16558

これだとフラット補正もままならない感じです。

そこで、思い出したのが、D810Aの撮像範囲をDXモードで使うこと。

これだとAPS-Cサイズで4,800×3,200ピクセルのカメラになります。

D7100の6,000×4,000に比べるとチョット画素数が少ないですが、ダークノイズは格段に少なくなるはずです。

これはうまくいきました。

この日なんとかまともに撮れたM101です。

M101_02_600


【撮影データ】
2019年3月9日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 3200 露出 480秒×13枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(3/4トリミングあり)

比較に以前D7100(改)で撮ったのを載せておきます。

M101_01c_600
ISO2500 360sec×15枚

縮小画で分かりにくいですが、D7100(改)の方はダークノイズが補正しきれず、色むらが激しいのに対して、D810Aはほとんど目立ちません。

解像感もD810Aの方が良く、これからの小さい対象はこの組み合わせでやりたいと思っています。

2019年1月13日 (日)

1月の撮影行(3) トラブル編

新年開けて最初の小石原行きは、願ってもない良い空だったのですが、トラブルやミスでほとんど撮影できなかったのは前に書いたとおりですが、その実態を書いて置きます。

(1)Windows Tabletの不調

機材をセットし、SEII赤道儀のアライメントも完了、撮影に向けてピント調整のためWindowsTabletを起動したところ、更新を構成していますのメッセージが出て、中々進まず、挙げ句は更新の構成に失敗しましたとの表示、元に戻しますとのメッセージが出たまま、結構な時間がかかってやっと起動できましたが、いやな予感です。

案の定、ステラショットを起動すると中々画面が出ず、やっと出てきても動きがとても遅くて操作できません。

前回と同じ症状です。

ここで、 前回の経験からWindowsTabletをあきらめ、予備と言うかFSQ85用のLet's Noteへ切り換えました。

ところが、補正導入の時の画像読み込みでバングアップを繰り返します。

結局、ステラショットで導入、修正は星図上で当たりを付けて導入を繰り返すことで対処。

もう一台のLet's Noteは持ってきていませんでしたので、使えるパソコンが1台となり、FSQ85はおやすみとなってしまいました。

<WindowsTabletのOS更新についての問題>

ネットワーク環境の無い遠征地で電源を入れて更新の構成が実行されるときになんらかの不都合が発生しているのではないかと疑っています。

OSの更新を止めれればいいのですが、Windows10 Homeでは更新を止める手段がないので(関連するサービスを止めることで可能ですが)どうしたものかと思案したのですが、次の方法で対処して見ることにしました。

・遠征前に自宅で即時更新を「最新です」との表示が出るまで実行。
・その後、Wifiを切断(自動接続をしないように設定)、電源を落として状態で遠征に持っていく。

と言うものです。これでうまくいくかどうかわかりませんが、試してみたいと思います。

Windows10 Proだと35日間更新を止めることができるみたいですが、Windows10になっていつも更新しているみたいで、パソコンが自分が使う時間より、更新のために動いている時間の方が長い感じがして変な感じです。

(2)保存形式のミス

RAWで保存すべきところJpeg形式になってしまった撮影対象が2つ、一応コンポジットしてみましたが、なんとも残念な結果です。

New2トールの兜

New2_01M81/82

Jpeg保存でしたので、ダーク補正ができず、D7100の変な位置に(画面左下)ノイズが出ているのがそのままになっています。

構図はバッチリ決まり、空の状態もよかったのに・・・・。

原因は、ステラショットでjpegだけの設定になっていたので、ステラショットで導入して、カメラを接続、補正導入ができず、DigiCamControlに切り換えたのですが、ステラショットでカメラ側の保存形式が変更になっていることに気づかずそのまま撮影したためです。

やはり、ひとつひとつ確実に確認して撮影することが大事だとつくづく感じています。

Let's Noteでステラショットの補正導入ができなかった件は、ステラショットを再インストールしてみたのですが、まだ実機での試験ができておらす未解決です。

2019年1月 9日 (水)

1月の撮影行(2) M97とM108

1月3/4日の小石原行きで何とかなった2対象目(最後の撮影対象)は、M87とM108です。

>M9710801_600
【撮影データ】
2019年1月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D7100(レス解像)+ HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 
ISO 3200 露出 360秒×15枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

BKP150に×1.6のテレコンバーターを付けて1200mmに焦点距離を伸ばしてAPS-CのD7100での撮影でしたが、ギリギリ一枚に納まってくれました。

さすがに1200mmをガイド鏡240mmでのガイドは辛く、星像がのびたものは除外しました(5/20)が、それでも星像が太くなっている感じです。

M97/M108、惑星状星雲と不規則銀河の組み合わせが狙いで、ステラナビゲータに載っている銀河はないのですが、よくよくみると、小さい銀河(PGC番号のついたもの)が結構写っておりびっくりです。

2019年1月 6日 (日)

2019年の撮り始めは、M1(カニ星雲)

2019年最初の撮影行は1月3/4日、雪や路面凍結の心配もなく、絶好の天気で、明け方まで晴天で撮影ができました。

こういうときに限ってトラブルやミスが付き物で、案の定、パソコンの不調、カメラの設定ミスで予定した撮影のほとんどができずに、ひたすら寒さに耐えた一夜となってしまいました。

最初のつまずきは、前回と同様タブレットパソコンが不調で使い物にならなず、代替えのノートパソコンでは、どうしたことかステラショットの補正導入の時の画像読み込みでエラーが出てステラショットでの撮影を断念、結果制御用パソコンが1台となったので、FSQ85はおやすみ、BKP150だけでの撮影に、さらにカメラの保存設定がjpegになっていることに気づかず、2対象が没と、新年早々散々な結果になってしまいました。

そうした中での数少ない成果、M1(カニ星雲)です。

M102_600
【撮影データ】
2019年1月3日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6テレコンバーター)
Nikon D7100(レス解像)+ HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 
ISO 3200 露出 360秒×19枚
SI8でダーク/ラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

BKP150+TC16Aと1.6倍テレコンバーターを付けての撮影でしたが、結構ガイドが暴れて全体に甘い写真になってしまいました。

またこの日は、しぶんぎ座流星群の極大日でしたので、いつものようにインターバル撮影をやったのですが、結果は、
21:59~05:28の間、25秒露出、30秒間隔で、計640枚の撮影で、しぶんぎ座流星群と思われるもの9個、散在が3個の12個
であまり見栄えのいいものはなく、やはりふたご座流星群のほうが数、明るさとも上です。

比較的見栄えのいい1枚です。

20190104_15355
【撮影データ】
2019年1月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
Nikon D610(改造)+AF-S Nikkor 14-24mm f2.8G(16mm/f2.8)
GP赤道儀(ノータッチガイド) 
ISO 3200 露出 25秒

この写真は、ほとんど撮影の終わりかけで、氷点下7度の寒さにヒータが負けて結露し始めていたためなんか変なムラがでてしまっています。

2018年12月22日 (土)

12月の撮影行、多分今年最後の対象はIC443(クラゲ星雲)

今月14/15日の撮影の最後に撮ったのは、IC443(クラゲ星雲)です。

Ic44301_600

2018年12月15日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 300秒×23枚
SI8でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

どうもいま一つの感じで、特にクラゲ星雲の東側、μGemの北側に広がるSh2-249があまり出てくれませんでした。

前の対象と同じで、南中過ぎであったこともあるのかもしれません。

今回の撮影では、Windowsタブレットが凍りついたように遅かったことは書きましたが、ステラショット1.5gの方も癖というか、色々とわかってきたことが・・・。

Windows 7+ステラショットではD810Aが繋がらない(Windows10+ステラショットではok)。

ステラショット1.5は、QHY5P-IIを認識しない。

一晩の動作で最低1回は、突然死がある(なんのメッセージもなく、突然プログラムが終了してしまう)。

色々とPHD2に比べると不安定な面がありますが、補正導入の利便性にはまってしまいましたのでやめれそうにはないのですが・・・。

これで、今年の撮影は終わりになりそうです。

2018年12月20日 (木)

12月の撮影行、オリオン座のおいしいところ

12月14/15日の撮影で、ウィルタネン彗星の後、月が沈んで最初に狙ったのが、オリオン座の馬頭星雲とM42のツーショットです。

M4202_600

2018年12月15日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 300秒×11枚
SI8でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

※今回のアップから少し進歩して、上の写真をクリックするとオリジナルの1/2~1/3の大きな画像が別画面で開くようにしました。

この時間帯だとオリオン座も南中を過ぎており、西の空の光害が気になりだすところで、枚数も少なく切り上げましたが、さすがにオリオン座の主役です。結構良く写っています。

この日は、Windows タブレットのご機嫌が悪く、寒さで凍えているのかと疑うくらい動作が遅くて、構図決めに時間がかかり、ただでさえ月没待ちで時間がなかったのに、さらに時間を浪費してしまいました。

2018年12月18日 (火)

ウィルタネン彗星(46P)は、やはり尾が写りません。

12月14/15日の撮影行で、本格的にウィルタネン彗星を狙ってみました。

46p03

2018年12月14日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 12800 露出 + 30秒×11枚
SI8でフラット補正+コンポジット(彗星基準)、CaptureNX2で画像調整

ほぼ最接近の頃で、非常に動きが早いので、高感度・短時間露出で撮ってみました。

コマは非常に大きいのですが、残念なことに尾は見えません。

結構明るく、流星群撮影用の広角写真でもはっきりと写っていました。

今後は暗くなっていきますので、尾がある姿が見れるのかどうか・・・。

2018年12月16日 (日)

今年のふたご座流星群は大漁!!

今月の新月期の撮影は半ばあきらめていたのですが、週末の14/15日のGPVは晴れ予報。

月齢6.8で月没が23時過ぎと条件は良くないのですが、ふたご座流星群の極大日ということもあって、いつもの小石原焼伝統工芸館駐車場へ出かけました。

いつものように明るい内に現地到着、設営も早々終わっても、月が沈むまでは相当の待ち時間がありました。

この日は、一人だけ同好の方がお見えになり、初めてお会いする方だったのですが、時間待ちもあって結構お話が弾みました。

その後、氷点下の冷え込みにも関わらず、流星観望の方々が多く来場され、いつもと違った雰囲気となりました。

この日体制は、

D610 ・・・AF Nikkor 18-35mm 1:3.5-4.5D(18mm 1:3.5に設定)

D7100・・  Ai Nikkor 24mm 1:2.8

をGPD赤道儀に同架して、流星撮影。

FSQ85EDP+D810Aで通常の天体写真撮影としました。

気になった天候の方は、2~3度雲に邪魔されましたが概ね晴れが続き、4時過ぎに曇り出したのをきっかけに撤収となりました。

見た目でも結構多くの流星が流れて見応え十分でしたので期待を持って画像のチェックをしたところ、

D610・・・63個(1000枚中)

D7100・・ 35個(955枚中)

計 98個と今までの流星群撮影での新記録となりました。

まずは、見栄えのよかった1枚

Futago02
露出時間25秒、インターバル26秒(撮影間隔1秒で実質連続撮影の設定)のカメラ任せのインターバル撮影で放置プレイです(ウィルタネン彗星も結構しっかり写っています)。

次は、流星が写ったもの8枚を比較明合成したもの。

Futago01

縮小版で分かりにくいですが、ふたご座流星群の流星9個と散在流星1個の10個が写っています。

8枚で10個、25秒露出の1枚の写真に2個写っているのがあったのです!!。

これも初めての経験、やはり寒い時期ですが「ふたご座流星群」は年間を通しても最も写真写りの良い流星群だと思います。

比較明合成した写真、カストルの北の輻射点が良くわかる写真になりました。

但し、手持ちのレンズが古くて安物ですので収差がひどく、周辺は星像がイチョウ形です。

今どきの高級レンズがほしいところですが、買っても使う頻度は少ないと思うので、ぐっと我慢です。

なにはともあれ、氷点下5度程度まで冷え込んで、当たり一面真っ白(機材も霜だらけ)でしたが、出かけた甲斐があった気がしています。

それと今年から導入した、ヒートテック下着+電熱線入りチョッキ(モバイルバッテリー電源)+ホッカイロの威力で凍えることなく撮影できました。

2018年12月12日 (水)

ウィルタネン彗星 (46P)をニワトリで撮ってみました

12月に入って冬型の気圧配置となり、当地はなかなか晴れません。

予報も芳しくなく、遠征は無理かもと思っていたところ、10日夕方から晴れ出したので、ニワトリで今が旬の「ウィルタネン彗星 (46P)」を狙ってみました。

46p
【撮影データ】
2018年12月10日 自宅庭
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2000 露出 60秒×10枚
SI8でフラット補正+コンポジット(彗星基準)、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

地球に接近中なので、見かけの速度がとても大きく、彗星基準で合成すると、撮影間隔(ステラショットの安定待ち時間の数十秒)の間でも恒星が重ならないくらいです。

コマは大きいのですが、ほとんど尾は見えません。

他のサイトを見ても尾はあまり写っておらず、ニワトリと言う条件の悪さばかりではなさそうです。

さて、14日はふたご座流星群!、果たして天候に恵まれるかどうか・・・・。