03 天体写真 Feed

2018年6月14日 (木)

梅雨の晴れ間の6月撮影行(1) M4球状星団

6月の小石原行きは、半分あきらめていたのですが、GVP予報で晴天が期待できそうだったので、12日駄目元で出かけてきました。

結果は、21時すぎまでは曇天、夜中に一度全天曇りになってのですが30分程度で回復、まずまずの成果となりました。

この日は平日と言うこともあり、夜中に1人いらっしゃいましたが、1時間ほどで引き上げられ、ほぼ一人ぼっちの撮影でした。

今回は、

BKP150+D610(改)

FSQ85+D810A

Ai 180mm+D7100(改)

の3台体制です。

メインの夏物は、まだ高度が低く、夜半からの撮影になりますので、時間潰しを兼ねて、M4球状星を撮ってみました。

このM4球状星、アンタレス付近カラフルな領域の撮影で刺身のツマの感じなのですが、他の人のブログを見て、いけるかなとまねて見た次第です。

アンタレスは外し、M4とNGC6144の球状星団、さそり座σ星周りの赤模様で構成しています。

M401_01
【撮影データ】
2018年6月12日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D610(改)
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5(体験版)
ISO 2500 露出 + 240秒×16枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整、若干のトリミングあり

【オリジナルの1/3画像はここ】

どうも、思っていたほどの見栄えには仕上がりませんでした。

M4のすぐ上にある横線は、写角の外のアンタレスによる光条だと思います。

撮影の途中で雲がでて、中断した際、望遠鏡を触ったので若干ずれてしまい、コンポジットで段差が出ましたので、1/10ほど両端をトリミングしました。

それと今回の撮影では、ステラショットの体験版を使って撮影してみました。

感想は、とにかく便利です。帰ってから速攻でぽちってしまいました。

SEIIの設定は、極軸設定は慎重に、あとはサクッと1starsアライメントで済ませて、ステラショットに接続、後は補正導入で狙いの構図に1~2回の試写でOK。

でも、前回指摘した「?」なところの撮影画像表示になるわずらわしさの他に、カメラバッテリー残量表示がないことは何とかしてほしいですね。

2時間足らずでバッテリーを消費してしまいますので、バッテリー残量は常にチェックしたいのですが、カメラ側の表示を見るのには、望遠鏡を触らないように結構気をつけなければなりませんからね。

それとパソコンもタブレット型で運用しましたので、本体バッテリーと20000mAhのモバイルバッテリーで7時間弱の撮影を済ませることができまし、赤道儀駆動用バッテリーの500whも60%残しと余裕十分でした。

後はリチウムイオンバッテリーの弱点、冬場の防寒対策です。

2018年6月 3日 (日)

6月1日の木星

まだまだ月が明るい空ですが、久々の快晴でしたので、望遠鏡を出してみました。

目的の一つは、ステラショットの試験でしたが、うまくいかなかったので、切り換えて木星を撮ってみました。

220021915
撮影データ】
2018年6月1日 22時00分
BKP150+Or14mm拡大撮影
QHY5P-II 800×600 500フレーム
Registax6で250フレームをコンポジット、ウェーブレット処理

あまり空の状態はよくなくゆれゆれの画像でした。

エウロパが近くで写っています。

ステラショットの試験がうまくいかなかったのは、赤道儀との接続で、USB-シリアル変換部をパソコンが認識なかったためです。

再度挑戦するつもりです。

6月の予報を見てみると、週明け以降はぐずつき気味で望み薄です。

2018年5月18日 (金)

5月の撮影行(5) M8~20

5月の新月期も終わりに近づきましたが、やはり予報どおり天候は思わしくなく、今月中の遠征は無理見たいです。

さて、5月10/11日の撮影の最後は、夏の夜空の定番の一つ、M8~20、干潟星雲と三裂星雲の組み合わせです。

夜半までじっくりと待機していたFSQ85EDPの450mmにフルサイズの組み合わせでの撮影です。

結構広い範囲まで撮影することができていて、BKP150では同一画角に入らない、足型まできっちり入れたものが撮影できました。

M820_600
【撮影データ】
2018年5月11日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 30枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

4分×30枚とたっぷりの時間をかけてみました。

実は、この撮影の前に、前回にも撮ったアンタレス付近を撮影したのですが、あまり代わり映えがせず、ボツにしましたので、今回の遠征でのFSQ85での撮影は、この1対象のみとなってしまいました。

干潟星雲の中心部がチョット白飛びしてしまっていますが、全体としてはうまく撮れているのではないか・・・・・。

これで、い小さい対象の季節が終わり夏の星座の季節になります。

BKP150もテレコンバータを外し、本来の焦点距離とフルサイズD610の組み合わせに変更して、色々と狙ってみたいと思っているんですが、さて、6月の新月期果たして梅雨の晴れ間が見れるかどうか・・・・・。

2018年5月16日 (水)

5月の撮影行(4) クレセント星雲

今回の薄明前の最後の撮影対象は、一昨年に撮って「私の機材では、細部の表現は難しそうで、微恒星が多いのと相まって、見栄えのある写真にはなりそうにもありません」と書いていた「クレセント星雲」に再チャレンジです。

20180510_bkp150tc15ad7100kai_750
【撮影データ】
2018年5月11日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 Guiding
ISO 25000 露出 + 360秒×20枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整)

【オリジナルの1/3画像はここ】

結果は、機材は順調に動き、ミスもなかったし、6分×20枚を撮影したのですが、ごらんのとおり網目というかモクモク感というか、そういった感じがまったく出ていません。

一昨年よりは内部の編目みたいな模様は若干見えている感じですが、やはり、現有の機材ではあまり写り映えのしない対象みたいです。

ちなみにこのクレセント星雲、Wikipediaによれば、赤色巨星の恒星風の衝突による衝撃波で光っているのだそうです。

2018年5月15日 (火)

5月の撮影行(3) M5球状星団

BKP150の3対象目は、M5球状星団です。

今回までは小さな対象狙いとしてBKP151+TC16A+D7100のセットで望みましたので、明け方前の時間を利用してM3かM5かの球状星団を撮るつもりでした。

ただ、M3は南中を過ぎていましたので、この後の対象が東の空でしたので、南中前のM5を撮影することにしました。

M5_750
【撮影データ】
2018年5月10日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 Guiding
ISO 25000 露出60秒×5枚 + 360秒×15枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整)

【オリジナルの1/3にトリミングした画像はここ】

前回や前々回にM13やM4と言う球状星団を撮ってみて、案外撮りがいがありそうでしたし、実際撮ってみると、M13に比べても遜色なく、密集度や星色の違いなど見応えのある球状星団です。

Wikipediaによれば、M13とほぼ同じ距離にあり、直径はM5の方がやや大きいとのことです。

M13の方が球状星団の代表選手みたいに有名ですが、M5もそれに勝るとも劣らないと思いました。

中心部のつぶれ防止にと、短時間露出(60秒)を組み合わせてみましたが、どれほどの効果があったのか・・・・。

2018年5月14日 (月)

5月の撮影行(2) M51子持ち銀河をじっくりと

BKP150での2対象目は、3月の撮影で中途半端に撮ったM51です。

M51_750
【撮影データ】
2018年5月10日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 Guiding
ISO 25000 露出360秒×15枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整)

【オリジナルのM51を中心にトリミングした画像はここ】

今回は待ち時間消化のためじっくりと撮ってみました(といっても4分15枚ですが)。

赤道儀の動きも安定していて、15枚全部が使えました。

前回と比較するとだいぶいい感じで、解像感もありますし、デザリングの効果か、バックグラウンドの荒れも目立たなくなっている感じです。

銀河中心部が白飛びしているのが残念ですが、うまく周辺とのバランスが取れません。

今の私の限界でしょう。

2018年5月13日 (日)

5月の撮影行(1) ふくろう星雲+M108のツーショットへの再チャレンジ

5月10/11日にいつもの小石原へ行ってきました。

まだ、月齢25の月が明け方の撮影に影響しそうだったのですが、新月期の後半の天気予報が望み薄だったので、あえて行ってきました。

結果は、撮影期間中晴天で、月の影響も薄明開始直前だけでしたので、十分に撮影を楽しむことができました。

この日の小石原は、よくお会いする C14の方の他2名で、平日でしたがぼっちではありませんでした。

でも、予想外に冷え込み夜半過ぎには5度Cと真冬並みで、それなりに防寒装備はしていたのですが、とにかく寒かったです。

今回の撮影も本命は夜半以降の夏物ですので、それまでは、FSQ85EDPはおやすみとし、BKP150+TC16Aの組み合わせで、前回導入に失敗したふくろう星雲+M108に再チャレンジです。

M97108_750

【撮影データ】
2018年5月10日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 Guiding
ISO 25000 露出360秒×5枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整)

あいかわらずSEII+ステラショットの導入は微妙にずれており、今回はM108だけが視野に入った状態となりました。

そこで、作成した導入用動作シートの出番です。

M108の位置をねらっている場所へ移動、何回かの試写と移動を繰り返すことで、無事ねらった構図にすることができました。

残念ながら、撮影がほぼ天頂付近でしたので、BKP150のケツが三脚に当たりそうになり、6分5枚の撮影になってしまいました。

枚数不足はどうしようもなく、次回にじっくり撮ってみたいと思います。

2018年4月27日 (金)

4月の撮影行(5) (アンタレス付近)とメモリ増設の顛末

今回の撮影行のメイン対象、アンタレス付近をFSQ85+D810Aと180mm+D610で狙ってみました。

180mm+D610は、広い画角をいかして、より広い範囲を2枚モザイクで撮影したのですが、広い画角はカブリの影響を受けやすく、上下のモザイクが失敗で、つなぎがうまくいきません。

左右のモザイクで再度挑戦です。

で、今回は、FSQ85+D810での「アンタレス付近」です。

Anta_800
【撮影データ】
2018年4月20日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 24枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

多彩な色がある空間で、どんな色で仕上げたらいいのか・・・・・。

何回か試行して見ましたが、なかなか難しいです。

それと、24枚をSI8で処理したのですが、べらぼうな時間が掛かってしまいました。

どうもメモリ不足で仮想メモリを使っていることが原因みたいです(内部メモリは12GB)。

やっぱりD810Aのデータが大きいんです(D610が33MB/枚に対して45MB/枚)。

ならば、今後のことを考えて内部メモリを増設しようとしたんですが、ここでいつものドツボにはまってしまいました。

内部メモリを12GBから24GBに増設したのですが、なんと使用可能は16GBと表示されます。

あわてて調べてみると、私の使っているWindows 7 Home Premium(64bit)で扱えるメモリの最大は16GBととのこと。

Windows 7 Professionalにすれば192GBまで扱えるのですが、いまさら後2年の寿命のWindows7をアップグレードする気にはなれません。

そこで、Windows 10へ移行することを考えてみました(他のパソコンで使ってみて、それほど違和感もなくなってきましたので)。

これも調べてみると、有償版Windows10は、新規インストール用となっていて、アップグレード版が見当たりません。

さらに調べてみると、終わったはずの無償アップグレードがいまでもできるとの情報があり、手順どおりやってみたら、すんなりアップグレードできてしまいました。

不思議に思い、マイクロソフトのサイトで調べてみたら、こうゆうことでした。

無償期間中に一度でもアップグレードを行っているパソコンに限り、その後Windows7へ戻していた場合でも、再度アップグレードが可能(クリーンインストールも可能?)とのこと。

ライセンス認証は、同一ハードウェアであれば、自動的に認証されてしまんうだそうです。

ものは試しと、一度無償アップグレードしておいたのが幸いしました。

と、ここまではよかったのですが、私のかな漢字変換は、前にも書きましたが「Japanist2003」+親指シフトエミュレータです。

Windows10+Japanist2003では親指シフトエミュレータが動かないんです。

FM-TOWNSから慣れてきた親指シフトが使えないと、日本語入力が不便で仕方がありません。

Japanistでさらに調べると、Windows10用にJapanist10がリリースされているとのこと。

この記事は、途中で見つけたフリーソフトを使って書いていますが(結構よくできています)、Japanist2003を十数年サポートし続けてくれたメーカーに敬意を表して、購入することにしました。

結果的に、D810Aを導入したことで、メモリ(14,980円)+Japanist10(8,904円)で計23,884円の出費となってしまいました。

さて、本来の目的であるSI8での処理時間は、なんとか仮想メモリを使うことなく、通常の処理時間(それでも結構時間はかかりますが)で終わりました。

メモリ使用量は、SI8でD810Aのデータ24枚を処理すると20GBほどが消費されるようです。

SI8はなんともメモリの大飯喰らいです。

2018年4月25日 (水)

4月の撮影行(4) (しし座銀河群)

BKP150の鏡筒バンドが緩んでいることに気づかず、順調に撮影がすすんでいるものと思い込み、FSQ85での本命待ちの間に、前回のマルカリアンの鎖で味をしめて、しし座銀河群を撮ってみました。

M9596105_800
【撮影データ】
2018年4月19日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 15枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

例によって、WIKISKY.ORGで同定したところ、小さいながらも結構な銀河が写ってします。

左下のNGC3433、小さいんですが、フェイスオン銀河で、腕もちゃんと確認できますし、その近くに数多くのちっさい銀河が写り込んでいて、宇宙の深遠を感じさせてくれる画像になっています。

Ngc3433
マルカリアンの鎖ほどの見応えはないですが、こうゆう写真もいいものだと思いました。

2018年4月23日 (月)

4月の撮影行(3) (彼岸花星雲+出目金星雲)

4月19/20日の撮影で最後に撮った彼岸花と出目金星雲です。

Higanbana_800
【撮影データ】
2018年4月20日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 12枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

南に低く、かぶりの影響もあり、私の画像処理能力ではうまくいかない対象です。

撮影は順調に行ったはずなのですが、画像処理でずれを見てみると、大きく動いていて、ディザリングの範疇を超えてしまっていました。

どうも、夜半に天頂付近を撮ったときにケーブルをコネクタがぶつかってしまって、ガイド不良になった影響が残ってしまっていたみたいです。

また、この対象の導入で赤緯側がまったく動かず、導入に失敗してしまいました。

アンタレスを基準星にして、赤経側が動いたあと赤緯側がまったく動かず、導入完了の表示がでてしまいました。

手動モードで南へ8.1度動かして何とか撮影はできたのですが、まだまだ自作コントローラにはバグがありそうです。