03 天体写真 Feed

2018年12月16日 (日)

今年のふたご座流星群は大漁!!

今月の新月期の撮影は半ばあきらめていたのですが、週末の14/15日のGPVは晴れ予報。

月齢6.8で月没が23時過ぎと条件は良くないのですが、ふたご座流星群の極大日ということもあって、いつもの小石原焼伝統工芸館駐車場へ出かけました。

いつものように明るい内に現地到着、設営も早々終わっても、月が沈むまでは相当の待ち時間がありました。

この日は、一人だけ同好の方がお見えになり、初めてお会いする方だったのですが、時間待ちもあって結構お話が弾みました。

その後、氷点下の冷え込みにも関わらず、流星観望の方々が多く来場され、いつもと違った雰囲気となりました。

この日体制は、

D610 ・・・AF Nikkor 18-35mm 1:3.5-4.5D(18mm 1:3.5に設定)

D7100・・  Ai Nikkor 24mm 1:2.8

をGPD赤道儀に同架して、流星撮影。

FSQ85EDP+D810Aで通常の天体写真撮影としました。

気になった天候の方は、2~3度雲に邪魔されましたが概ね晴れが続き、4時過ぎに曇り出したのをきっかけに撤収となりました。

見た目でも結構多くの流星が流れて見応え十分でしたので期待を持って画像のチェックをしたところ、

D610・・・63個(1000枚中)

D7100・・ 35個(955枚中)

計 98個と今までの流星群撮影での新記録となりました。

まずは、見栄えのよかった1枚

Futago02
露出時間25秒、インターバル26秒(撮影間隔1秒で実質連続撮影の設定)のカメラ任せのインターバル撮影で放置プレイです(ウィルタネン彗星も結構しっかり写っています)。

次は、流星が写ったもの8枚を比較明合成したもの。

Futago01

縮小版で分かりにくいですが、ふたご座流星群の流星9個と散在流星1個の10個が写っています。

8枚で10個、25秒露出の1枚の写真に2個写っているのがあったのです!!。

これも初めての経験、やはり寒い時期ですが「ふたご座流星群」は年間を通しても最も写真写りの良い流星群だと思います。

比較明合成した写真、カストルの北の輻射点が良くわかる写真になりました。

但し、手持ちのレンズが古くて安物ですので収差がひどく、周辺は星像がイチョウ形です。

今どきの高級レンズがほしいところですが、買っても使う頻度は少ないと思うので、ぐっと我慢です。

なにはともあれ、氷点下5度程度まで冷え込んで、当たり一面真っ白(機材も霜だらけ)でしたが、出かけた甲斐があった気がしています。

それと今年から導入した、ヒートテック下着+電熱線入りチョッキ(モバイルバッテリー電源)+ホッカイロの威力で凍えることなく撮影できました。

2018年12月12日 (水)

ウィルタネン彗星 (46P)をニワトリで撮ってみました

12月に入って冬型の気圧配置となり、当地はなかなか晴れません。

予報も芳しくなく、遠征は無理かもと思っていたところ、10日夕方から晴れ出したので、ニワトリで今が旬の「ウィルタネン彗星 (46P)」を狙ってみました。

46p
【撮影データ】
2018年12月10日 自宅庭
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2000 露出 60秒×10枚
SI8でフラット補正+コンポジット(彗星基準)、CaptureNX2で画像調整(トリミングあり)

地球に接近中なので、見かけの速度がとても大きく、彗星基準で合成すると、撮影間隔(ステラショットの安定待ち時間の数十秒)の間でも恒星が重ならないくらいです。

コマは大きいのですが、ほとんど尾は見えません。

他のサイトを見ても尾はあまり写っておらず、ニワトリと言う条件の悪さばかりではなさそうです。

さて、14日はふたご座流星群!、果たして天候に恵まれるかどうか・・・・。

2018年11月24日 (土)

11月の撮影行(8) IC2177(カモメ星雲)

11月10/11日のFSQ85での撮影では、結露させてしまいほとんど絵にならなかったのですが、結露に気づいて応急措置でホッカイロを巻き付けてしばらくしたら少しは状態がよくなって、なんとか撮れたのが、IC2177(カモメ星雲)です。

Ic217701_600
2018年11月11日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 300秒×30枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

ワシ星雲とも呼ばれているとのことですが、M16もワシ星雲と呼ばれているのでちょっと混乱してしまいます。

シャープレスカタログでは、IC2177=Seagull Nebulaとカモメ星雲と表記されています。
羽の格好はやはり「ガルウィング」が特徴的に見え、カモメ星雲の方がイメージ的にはぴったりです。

ただ、頭部の格好はワシのイメージですが・・・。

ちなみに、シャープレスカタログでは羽の部分が「Sh2-296」、羽の右端の明るい部分が「Sh2-297」、頭部が「Sh2-292」、右肩の恒星まわりのぼんやり写っているのが「Sh2-295」,「Sh2-293」と分かれています。

薄明開始すぎまで粘って結構な露出時間をかけたのですが全体にコントラストが悪く、空の状態もありますが、やはり結露の影響が残っているみたいです。

私としては派手めに仕上げてコントラストのなさをカバーしたつもりですが、やはりやりすぎか、アレアレの画像になってしまいました。

11月は二回の小石原行きで結構な対象を撮ったのですが、特に二回目はFSQ85を結露させてしまった結果、ボツ画像が多くなってしまい、これで終了です。

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家庭菜園の方は、比較的順調で、21日には、白菜とカリフラワーを収穫していました。

両方とも育ちが良く、大きいものが収穫できました。

Dsc_0315

特にカリフラワーは買ってくるものよりはるかにおいしかったです。

私はどちらかというとブロッコリよりカリフラワーの方が好みですので、これから何回か収穫出来そうでたのしみです。

白菜は漬物にしてみました。

2018年11月21日 (水)

11月の撮影行(7) NGC2264(クリスマスツリー星団)

2年前にはBKP150+D5000で、1年前には同じ機材で西側のカタツムリ星雲を撮っていますが、いずれもあまり出来のよくない写真になっていました。

結構色々と入り乱れた領域ですので、毎冬撮影予定には入れているのですが、なかなかうまく撮れません。

今回はFSQ85+D810Aでの撮影です。

Chris01_600
2018年11月5日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor200mm f4.0ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出 + 300秒×18枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

横構図でカタツムリ星雲からクリスマスツリー星団まで入った構図です。

印象としてはもうちょっとはっきり、くっきりだと思っていたのですが、全体にコントラストが悪く、結構強調処理をしてやっとの感じでイマイチです。

今回も、月の出が4時前、月齢27の細い月と言っても結構明るく、4時30分まで粘ったのですがそれでも予定枚数の25枚を下回ってしまい、中途半端に終わってしまいました。

意識はしていませんでしたが、NGC2261(ハッブルの変光星雲)も小さいですが、意外とくっきり写っています。

2018年11月19日 (月)

11月の撮影行(6) 馬頭星雲

オリオン座のメジャーな対象の一つ、馬頭星雲、毎年機材を換えては撮っていますが、BKP150で撮るとアルタニクのゴーストが強烈なので、意欲が失せていました。

でも、M45の時も書きましたようにD7100レス改造+FFフィルターだとゴーストが避けられそうなので、再び挑戦です。

Batou02_600

【撮影データ】
2018年11月5日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 300秒×16枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

アルタニクのゴーストは、ほとんど出ておらず(わずかにらしいのは見えますが)、その面では成功です。

ただ月齢27の細い月とは言え、月がでてくるとそれなりに明るく薄明開始まで40分以上残して撮影を切り上げたので、枚数的には少なくなってしまいました。


燃える木の東側のガスの色の違いや、アルタニクの北側の星の周りの青と赤のガスの重なりなどが見て取れ、今までの中では一番うまく撮れた一枚だと思っています。

但し、アルタニクの光条は強烈で、割れているのがくっきりと判ってしまっているのが残念です。

2018年11月17日 (土)

11月の撮影行(5) M78とバーナードループ

M78、このシーズンで撮ってやろうと、Ai180mmやFSQ85の筒先を向けるのですが、機材不調や結露でなかなか撮れずにいた対象です。

M7801_600
【撮影データ】
2018年11月5日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor200mm f4.0ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出 + 300秒×13枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

この写真も途中で南中すぎとなってしまい赤道儀可動範囲を越えて、中途半端(12枚)で、次の対象へ移ってしまいました。

M78の暗黒部が入りくんだ様子を表現したかったのですが、露出不足と処理技術の未熟さで、荒れたコントラスに欠けるものになってしまっています。

構図的にはよさそうなので、再度挑戦したいと思っています。

このM78星雲、ウルトラの星として有名ですが、ウィキペディアで見ると、日本語版では、写真が?で、それを使った説明の記載がおかしい感じです。

英語版では、NGC2064(暗黒帯の東側)、2067(暗黒帯の西側)、2071(北側)と分かれていて、全体としてM78(=NGC2068)としていて、こちらの方が理解しやすいのかなと思います。

2018年11月15日 (木)

11月の撮影行(4) M42(オリオン大星雲)

秋から冬にかけての大定番、オリオン大星雲なんですが、去年は撮っていなかったので2年ぶり、BKP150の光軸調整もそこそこ満足できる状態で、カメラもD5000からD7100に変わりどれくらい写るのか楽しみにしていました。

M4201_600_2
【撮影データ】
2018年11月5日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 5秒×5、30秒×5、 300秒×17枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

露出も5秒、30秒、300秒と多段階露出で撮って、白トビ部分を減らそうと企画したのですが・・・。

どうもうまくいきません。

色々と試してはみたのですが、今の私にはこれが限界見たいです。

中心部の白トビに目をつぶれば、結構よく撮れているのではないか、色違いのガスが入り乱れている感じは気に入っています。

ただし、ちょっと荒れ気味ですが、これはD7100のノイズのせいにして、今度はノイズ的に有利なD610で狙って見たいと思っています。

2018年11月13日 (火)

11月の撮影行(3) IC1805(ハート星雲)とIC1848(胎児星雲)

前回はAi180mm+D610で撮っていましたが、あまり見栄えがしないので、FSQ85+D810Aで再挑戦です。

Ic180502_600
【撮影データ】
2018年11月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor200mm f4.0ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出 + 300秒×25枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

結構淡く、試写ではほとんどハートの根元の明るい部分しか確認できず、構図決めに四苦八苦しました。

乗せている赤道儀がGPDですので、ステラショットも使えませんし、試写→微動→試写の繰り返しで結構時間がかかりました。

結局、胎児星雲の頭部が入りきれていませんでした(胎児星雲は試写/本写とも全く確認できず)。

こうして見ると、写角的には、ギリギリアウト見たいです。

機会があれば、今度はAi180mm+D7100でと思い、早速11月2回目の撮影行で狙ってみましたが・・・・。

Ic180503_600
構図的にはよかったのですが、先に書いたようにこの日のAi180mm+D7100のセットは、PHD2の追尾グラフは結構よかったにもかかわらず流れまくりで、ぼんやりとした絵になってしまいごみ箱行きです。

今シーズンは、もうだめですので、次年度の課題とします。

2018年11月12日 (月)

11月2回目の撮影行は・・・

先週末は、GPVは真っ黒、星空指数も100と、いい予報が出ていましたので、日曜日は家庭菜園の仕事をすることにして、金曜日(9日)に出かけることにしました。

日中は曇りで、なかなか雲がとれそうにもなかったのですが、予報を信じていつもの小石原焼伝統工芸館駐車場へ。

設営するようになっても、厚い雲が全天を覆っていやな予感です。

設営が終わりの頃、1名来場、かの"せぱたん"さんです。

ところが、予報は全くの外れで23時前まで粘りましたが、時折雲間に星が見える程度で、雲が取れず撤収となってしまいました。

明けて10日は朝から快晴、これはもう一度と思ってしまい、日曜日の予定を変更、再度出かけることにしました。

20181110_11888
昇るオリオンを背景に撮影風景です。

終日晴天となり、やや透明度が悪い感じですが、冷え込みもそれほどではなかったので撮影日和と言える一晩でした。

この日は、前回が結構バタバタしたので装備を減らし、BKP150はおやすみとしましたので、設営も余裕をもって終わりました。

土曜日の晴天、結構な星撮り屋が来場かと思っていたのですが、私と、すっかり顔なじみになった常連の方の他1名の計3名だけ、夜半には2人とも引き上げられましたので、その後はぼっち撮影となりました。

撮影の方は、機材の調子も良く、ガイドも結構いい感じだったのですが、3対象目の開始時に確認するとFSQ85の方が結露!!ヒータが効いていない感じです。

一方180mmの方は順調に撮影できたのですが、帰って画像をみてみると、星が流れて、ほぼ全滅!!、どうも取付が緩んでいたみたいです。

こんな感じで、処理する気力が薄れ手つかずの状態です。

2018年11月 8日 (木)

11月の撮影行(2) M33 さんかく座銀河

この夏にBKP150+D610で撮っており、そこそこ満足できるできだったのですが、この時期、オリオン座周辺の撮影時間までBKP150+D7100の縦構図で撮れるものが少なく、時間待ち状態での撮影でした。

M3303_600
【撮影データ】
2018年11月4日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + F5コマコレクター
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + ステラショット1.5 
ISO 2500 露出 + 300秒×21枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナル(トリミングしたもの)の画像はここ】

今回のものの方が赤い星雲が良くでていますし、暗黒帯も結構写っています。

こうして見ると、D610(新改造、前付フィルター無し)よりはD7100(レス改造+HEUIB-IIフィルター)の方が、赤物は良く表現できる見たいです。