03 天体写真 Feed

2017年1月15日 (日)

新年初の遠征行(4) 勾玉星雲

ばら星雲を撮ったあと、勾玉星雲を再挑戦しました。

この対象もフルサイズにぴったりとは思われますが、ごらんのとおり、構図が左下寄りになってしまっています。

試写の時は、これでいいと思っていたのですが、処理してみると、残念なことに左下の星色鮮やかな領域がもっと構図内に入ったほうがバランスがいいはずです。

事前にもっと構図を検討しておくべきでした。

Magatama01_800

【撮影データ】
2017年01月01日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒×14枚
SI7でダーク/フラット補正+コンポジット
CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

D610での画像そのものは、当然のこととは言え、D5000よりノイズが少なく、良い写りだと思っています。

光軸調整、ピント、その次は構図、チェックすべき事柄が多いです。

2017年1月10日 (火)

庭撮りクリスマスツリー星団

暮れの晴天日に遠征できないうっぷん晴らしに庭撮りしたクリスマスツリー星団です。

やはり、光害が酷く、コントラストがないのを無理やり処理しましたので、荒れ荒れ画像になってしまっています。

Photo

【撮影データ】
2016年12月31日 自宅庭
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D5000(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 1600 露出180秒×21枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

縮小画像でも荒れが目立っていますので、1/2画像は止めました。

当然とは言え、自宅庭とりでの赤もの星雲は、無理です。

2017年1月 9日 (月)

新年初の遠征行(3) 冬の三星座

SP赤道儀を使ったノータッチガイドで撮った星野写真です。

広い範囲を撮ると、周辺光量低下だけでなく、カブリも出て、うまく仕上がりません。

また、ソフトフィルターを使わないので、アクセントのない写真になりがちです。

今回は、アクセントがわりに星座線やメシエ番号をいれてみました。

<ぎょしゃ座>

2017_01_01d5000_35mm_dss_line

<おおいぬ座>

2017_01_01d5000_35mmdssline_2

<ふたご座>

20170101flline_2
【共通撮影データ】
2017年01月01/02日 小石原焼伝統産業会館
Nikon D5000(改) Ai AF Nikkor 35mm f/2→5
SP赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
ISO 1600 露出180秒×20枚(ふたご座だけ13枚)
DSSでコンポジット、CaptureNX2で画像調整

※最後のふたご座だけFlat Aideを使っています。

2017年1月 7日 (土)

新年初の遠征行(2) バラ星雲

BKP150+フルサイズでの撮影です。 今回は、十分な枚数を撮影できましたので、言い訳なしの画像ですとしたかったのですが、風の影響もあってか、11/20枚の打率になってしまいましたし、明け方の曇天で撮ったフラットも合っていません。

そよ風程度だったのですが、やはり望遠鏡に対して足腰の弱さが露呈しました。

Rose_800d610_2

【撮影データ】
2017年01月01日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D610(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒×11枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

この対象は、BKP150+フルサイズの画角がぴったりの感じです。
昨年この組合せで撮った時は、光軸調整、ピントとも甘く、出来が良くなかったのですが、これなら何とか見れそうです。
周辺星像もそれほど流れておらず、まあまあ許容範囲です。
これなら、BKP150+D610での撮影もありかなと思えてきました。
もうちょっと一枚当りの露出をかけてもいいのかもしれません(ISO2500 5~6分)

このバラ星雲の前に馬頭星雲を撮ったのですが、アルニタクのゴースト、光条割れもさることながら、迷光による変な映り込みもあって、処理する気にもなれず、撃沈です。

どうも、冷え込んだ際に、フード先端の内側まで氷結で白くなってしまっていましたので、これが原因ではないかと思っています。

この日は、夜半頃が一番冷え込んで寒かったのですが、その後、風が出始め、やや気温が上昇したのか、氷結は溶けていました。

これを前兆に3時頃には雲が出始め、4時過ぎには完全に曇天となってしまいしました。

2017年1月 5日 (木)

新年初の遠征行(1) オリオン座(バーナードループ)

年末は、30/31日の庭撮りでお茶を濁し、1/2日にいつもの小石原焼伝統産業会館駐車場へ、遠征初めです。

さすがに元旦から撮影にこられる方はないかと一人ぼっちを覚悟したのですが、設定終了頃にお一人、暗くなってからもう一人の来場者がありました。

先に来場された方は、機材の調子が悪く夜半には撤収され(温かい紅茶、ありがとうございました)、もう一人の方も夜半で撮影を止められ、車内で仮眠のご様子、実質的には、夜半からは一人ぼっち撮影となりました。

SP赤道儀のオートガイドの改良が進んでいませんので、SP赤道儀にはD5000(改) + 35mmを載せて星野写真、BKP150の方はD610でフルサイズでの撮影テストとしました。

デジタル一眼レフカメラでの天体写真を始めて、まだ、一度もバーナードループをしっかりと撮影したことがありませんでしたので、とにかくオリオン座全景を撮り、真っ赤なバーナードループが第一目標です。

Orion1800

【撮影データ】
2017年01月01日 小石原焼伝統産業会館
D5000(改) Ai AF Nikkor 35mm f/2D
SP赤道儀(自作2軸モータードライブ化) ノータッチガイド
F5.0 ISO 1600 180秒×26枚
Stela Image7でコンポジット
Flat Aideでフラット処理
CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

東京に戻って、D5000 + 35mmのフラットデータがないことに気がつきました。 以前には想定していた組合せではありませんでしたので、フラットデータを撮っていなかったのです。

残念なことに思ったほどバーナードループが出てくれません(フリンジは結構でているのですが)。

フラットを当てずにハデハデにしましたので、ムラだらけです。

もっと露出がいるのか、焦点距離の長いレンズにすべきなのか、画像処理が稚拙なだけか・・・・・。 悩みはつきません。

2016年12月14日 (水)

月を撮影(1) BKP150直焦点 + TC-16A

今月は、新月期ではない月齢9~10の時期と言う星雲等の撮影には絶望的な時期の帰省になってしまいました。

また、土星は見えず、木星は早朝に東の空に低いので、撮れるものといったら「月」しかありません。

まずは、BKP150の直焦点 + 1.6倍テレコンバータ(TC-16A)での撮影です。

この組合せでも焦点距離は1,200mmですから、APS-C機のD7100でも画角いっぱいにはなりません。

そこで、D7100搭載の1.3倍クロップ機能の登場です。

と言っても、ただ単に撮影範囲を狭めただけの機能(4000pic×6000picの中央部3200pic×4800picを切り取る)ですが。

撮影は、JPEG撮って出しで露出ディレイ1秒で100枚を撮影しています。

まずは、その中から最も解像している1枚もの(ノートリミング)です。

月齢9.6の月

13full_01
【撮影データ】
2016年12月09日 自宅 BKP150 コマコレクター(F5用) 1.6倍テレコン
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D7100(ノーマル)
ISO 200 露出1/320秒
CaptureNX2で画像調整

次は、撮影した100枚をチェックし、良い画像のもの50枚を選択、CaptureNX2でバッチ処理でトリミング、これをRegistax6でスタック、ウェーブレット処理したものです。

Moon96_01

【オリジナルの1/2画像はここ】

上の画像の内のコペルニクスクレータからアペニン山脈の部分を切り出したものです。

Cope_01

【オリジナルの切り出し画像はここ】

BKP150と言う短焦点反射は、こうした撮影には向いていないでしょうが、月に邪魔される時期の欲求不満解消を少しは和らげる程度には撮れたのではないかと思います。

2016年11月27日 (日)

オリオン大星雲(M42 NGC1976 SH2-281)

今回の遠征2日間の締めくくりは、メジャー中のメジャー、オリオン大星雲です。 30秒、60秒、120秒、480秒の多段階露出でやって見ました。

露出の段階についてはあまり深く考えずに薄明開始までの時間で割り振った枚数です。

M42800

【撮影データ】
2016年11月05日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D5000(改) GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Buiding
ISO 1600 露出30秒×5枚、60秒×6枚、120秒×5枚、480秒×6枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整
トリミングあり

【オリジナルの1/2画像はここ】

トラペジウム部分のつぶれは、当然として受入れました。 トラペジウムの左上の切れ込み部分の黒いもくもくは、短時間露出の画像では立体感があるのですが、合成結果ではなくなってしまっています。

内部のピンク部分の表現にも不満が残ります。

周辺を取り巻く淡い部分は、刷毛で掃いたような構造をもっと出したかったのですが、ここをあまり強調すると、内部がおかしくなりそうで、控えめにしてみました。

こうした明るい星雲で、明暗の差が大きい画像処理は、私のレベルでは到底太刀打ちでません(これに限ったことではないですが)。

この撮影後、薄明が始まってしばらく待ち、フラットフレームの撮影をして完了です。

全ての機材がびっしょりと夜露に濡れ、これを拭きながらの撤収作業で、現場を後にしたのは7時と遅くなりました。

さて、今回の遠征、SP赤道儀の方は、前にも書きましたように散々な結果でした。

50mmカメラレンズ+Webカメラでのオートガイドは、SP赤道儀の精度がそれほどでもないこともあってか精度、安定感とも今一歩の感じですし、とにかくガイド星がなかなかつかまえられません。

現地で、画角内にガイド星が入らず悪銭苦闘していると、「え~い、いっそのことQHY5L-IIのカラータイプを買うか」と思ってしまうくらいでした。

まだまだ調整の余地はあるのかもしれませんが、余っているカメラレンズ135mm F2.8とレンズを交換し、ガイド星導入のかめにファインダーを付けてみようかと思っています。

一方、BKP150+GPDの方は、機械的なトラブルはほとんどなくなり、スムースに撮影ができるようになりました。

残りは、懸案の斜鏡スパイダーの件です。

これについては、手頃なアルミ板が見つかりましたので、思い切ってスパイダーそのものを作り替えて見ようかと思ってします。

それと、撮影方法についての反省。

やはり、撮影対象を欲張るのではなく1対象をじっくりとることが基本だとつくづく思いました。

前回からLPR-Nフィルターを付けたときは、なんとなくISO1600、露出480sec×12枚を基本に撮影しているのですが、多枚数コンポジットの方が画像がよさそうに思えてきました。

そこで、次回はISO2000、露出360sec×20枚で、試写等を含め1対象2.5時間くらいの配分でやって見たいと思います。

2016年11月23日 (水)

バラ星雲(NGC2237-9,2246 C49 Sh2-275)

前に書きましたが、やっと会社寮の引っ越しも終わり、インターネット環境も整い一段落です。

さて11月4~5日撮影分の5対象目は天体写真を再開して、目標の一つにしていたバラ星雲です。

ベターとした絵ではなく、立体感のある写真で撮りたいと言う思いを持っていました。

1年近く前にとった時は、ピントが甘く、枚数もたった3枚でしたし、コマコレクター(F5用)も無しでしたので、「今回は」と言う思いはありました。

でも、途中の雲の来襲で、予定した開始時刻より遅くなり、南中前で鏡筒と赤道儀のクリアランスが少なくなってしまい(私のGPD赤道儀はイナバウアーが出来ない)、時間が足りず、またまた中途半端な撮影となってしまいました。

でも、さすがに明るい星雲ですので、これくらいの枚数でも、なんとか絵になった感じです。

最も好きな対象のひとつですので、この後も何回も撮影すると思いますが、とにかく一度、じっくりと撮ってみたいと思っています。

Rose800

【撮影データ】
2016年11月05日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D5000(改) GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 1600 露出480秒 × 9枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

DSSでのコンポジットに慣れた私の目では、どうもSI7でコンポジットすると派手めの色になってしまう感じて、私の好みはもうちょっと控えめな赤が良かったのですが。

それと、構図、画面左端の黄色い星(HD46612)が入るよう、90度回転させた構図のほうがアクセントがあって良かったかなと思っています。

この写真と以前に撮った写真を見比べてみると、やはり「光軸調整」と「ピント合わせ」が大事、今回の写真では、周辺部までコマ収差はほとんど見られない良像となっています。

考えてみると、天体写真に目覚めた中学~高校時代の銀塩写真では到底考えられない写真ですし、数年前に自作赤道儀作りをはじめた時でも、直焦点での撮影など夢の世界の写真がそれほど苦労せずにそこそこ見れるレベルで撮れるんです。

現代の機材とはすごいものだとつくづく関心しているのですが、いざこうした写真がとれるようになると、「もっとなんとかなるのでは」とついつい思ってしまいます。

2016年11月20日 (日)

クラゲ星雲(IC443 Sh2-248)

11月4~5日の雲が来襲する前に撮影をはじめたこの日の4対象目は、初挑戦のクラゲ星雲です。

手持ちの機材を含め、全く初めての撮影でしたので、どのくらい写るのか不安でした。

Kurage800 

【撮影データ】
2016年11月05日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D5000(改)
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 1600 露出480秒 × 6枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像はここ】

クラゲの頭の模様=もくもく感はイマイチですが、そこそこ撮れたのではないかと思っています。

ただ、明るいηGEMを写角内に入れてゴーストが出るのがいやだったので、意識的に外したのですが、結果、クラゲの足が切れてしまいました。

最後の方で、雲が来襲、撮影枚数不足のまま、この対象の撮影は終了としました。

なんとか今の機材で絵になりそうなので、次の機会には、じっくりと撮りたい対象です。



2016年11月18日 (金)

勾玉星雲(IC405 C31 Sh2-229)

2日目の遠征(11月4~5日)の3つ目の対象は勾玉星雲です。

この対象は、周辺の散開星団と一緒にカメラレンズの180mmで機会あるごとに撮っていましたが、勾玉星雲単独のアップは初めてです。

Magatama800

【撮影データ】
2016年11月04日 小石原焼伝統産業会館
BKP150 コマコレクター(F5用) LPR-Nフィルター
Nikon D5000(改) GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
D60mm L240mmガイド鏡 + QHY5L-IIM + PHD2 Guiding
ISO 1600 露出480秒 × 9枚
SI7でフラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/2画像】

※詳細画像のアップ方式を改めてみました。アラがばれてしまいますが、こちらの方がよさそうです。

中心の恒星(HD34078)の周りの青い縞々は出ているのですが、勾玉の曲がった部分の構造が出てくれませんし、曲がった後のさきっぽの方はさらに淡くなってしまいました。

構図的にも、もうちょっと左下に向けたほうがよかったと思います。

アップで撮るより、180mm、300mmなどで周辺の星雲、星団と一緒の方が絵になる対象みたいです。