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2019年4月 8日 (月)

ガイド精度の私的調整のまとめ

先日の小石原行きでは、事前の機材調整の効果か、機材はほぼ順調に動作しましたので、ステラショット+スカイエクスプローラSEⅡについてまとめてみることにしました。

ただし、ここで書くことは、あくまで私の機材組み合わせと調整能力、主観の混じったものです。

まずは「ガイドが暴れる、ガイド精度が満足できない」現象について。

現象としては、
非常にうまく制御できている期間(±0.5px)が長続きせず、周期的にばらつきだす(±1px)、たまに、突然ばらつきが大きくなる(±2px)と言うものです。

原因究明のため、PHD2でSEⅡのピリオディックエラーのグラフを取ってみました。

Pec_01
グラフは綺麗なサインカーブにはなっていません。

ウォームギアとモータの間には3個の平ギアが組み合わされていますので、それぞれの誤差が相乗されたり相殺されたりしている結果と思われます。

このグラフを見ながら上の症状と照らし合わせてみると、
「1」の区間(相殺)・・・・・・非常にうまく制御できている期間(±0.5px)
「2」の区間(小~中相乗)・・・周期的にばらつきだす(±1px)
「3」の区間(大相乗)・・・・・突然ばらつきが大きくなる(±2px)
と言えるのではと思っています(ちょっとこじつけすぎかも)。

この結果を元にガイドグラフを見ると、どうも赤経側の修正が追いついていない感じです。

そこで、赤経側のアグレッシブネスを90%にし、さらにSEⅡの修正速度を×1.0にしたところ、なんとか許容範囲に納まるようになってきました。

4月3/4日の撮影は、ここまでの調整結果を踏まえたもので、ほぼ満足のいくガイド精度になったと思っています。
※この他、設置時のバランス、特に赤経軸周りの東側荷重(西側荷重にしない)を慎重にやるようにしました。


ステラショットは国産の精度のいい赤道儀を前提にしているのか、どうも修正がおとなしいみたいです。

ステラショットのガイドパラメータの変更で改善できるのかもしれませんが、どれを変えたらいいのかわかりません。

これに対してPHD2のほうは、ほとんどデフォルト値で押さえ込んでくれる感じです。

SEⅡ赤道儀は、平ギア3枚とウォームギアの組み合わせですので、これらのエラーが相殺されている時は結構おとなしいのですが、重なり合うと結構暴れますので、これをガイドするのはPHD2の方が向いている感じです。

ちなみに調整後のガイド精度は(f=240mm + QHY5L-M)、
ステラショット・・・・±3秒
PHD2・・・・・・・・±2秒
といったところで、設定値(ほぼデフォルト値)をあまり気にせずとも安定したガイドをしてくれるPHD2のほうが安定感がある感じです。

こうゆうことを考えるときにはステラショットにもガイドログがあると助かるのですが・・・。


次は、PCの応答が遅い/ステラショットが突然終了する現象について

PCの応答が遅いのは、以前にWindowsのアップデートが影響しているのでは、と書きましたが、それ以外にもやはりスティックコンピュータの能力不足が根本にある見たいです。

そこで、リビングのTVに繋いでネット動画を見るために買っていた、ちょっと能力が上のミニPCに乗せ換えてみました。

ミニPCの諸元は、
CPU Intel Celeron J1900
メモリー 8GB
ストレージ SSD 240GB
重量 1kg
※スティックコンピュータとの乗せ換えも考えて機種選定したもので、COMポートがあり、赤道儀との通信にUSBシリアル変換器が不要。
※有線LAN(ミニPC→ルータ間、ルータ→タブレットパソコンはWifi)を使うことにしましたのでWifiは基盤から撤去。

スティックコンピュータに比べて結構重いのですが、なんとかガイド鏡横にマジックテープで張り付けています。

Dsc_0340

Dsc_0341
※COMポートがあることが選定の理由の一つ(USBシリアル変換アダプタなしですっきり)

やはりスティックコンピュータでは荷が重かったみたいで、結構キビキビ動くようになりましたし、TabletPCでは動かなかったPHD2+DigiCamControlも動くようになりました。

今度の撮影行でも、順調に動いてくれていましたので、ステラショットの突然死も解決かと期待したのですが、夜半すぎに発生、残念ながらこれは改善していません。


次回の撮影では、動くようになったPHD2+DigiCamControlを使ってみたいと思っています。


2019年3月10日 (日)

2カ月ぶりの小石原行きは不完全燃焼

2月の新月期はお休みとなり、3月8/9に2カ月ぶりにいつもの小石原焼伝統産業会館駐車場へ行ってきました。

事前のGVP予報では夜半過ぎから曇りだったので、遠隔操作機材のテストができればと、夜半過ぎに撤収となることも覚悟して出かけました。

結果は、途中薄雲が流れることはありましたが、ほぼ明け方まで撮影できました。

遠隔操作機材は、前回書いたように望遠鏡側にスティックコンピュータ、無線LANでWindowsTabletと繋ぎ、リモートディスクトップ接続で動かすものです。

スティックコンピュータは100円ショップで買ったケースに入れて、ガイド鏡の横っ腹にマジックテープで固定しました。

Dsc_0330

Dsc_0331
ちょっとコード類がごちゃごちゃしている感じですが、ガイド鏡に固定した部分が多く、BKP150とFSQ85どちらにも付くので、以前に比べてコード類の取りまわしは楽になっています。

肝心の遠隔操作機材の現地テストの方は、比較的スムースに動き出したのですが、途中からガイド信号に反応しない状態が時々現れるようになり、うまくいかなくなってしまいました。

今までになかったような現象で原因がわかりません。ガイドケーブルの指し直しやクランプ類の締め直しなどやってみましたが状況は改善しません。

ふと思いついて、スマートフォン+Bluetoothイアフォンで音楽を聞いていたので、ひょっとするとこれが干渉?、でBluetoothを切ってみました。

すると、その後は前記の症状が発生しませんでした。

時間がなかったので、ほんとうにそうなのかBluetoothを入れての再現実験はしていませんので、なんとも言えませんが、無線LAN、無線マウス、Bluetoothとみな2.5GHz付近の電波を使っていますので、なにか影響があるのかもしれません。

今回は、BKP150のみでしたので、星景タイムラスプ撮影に挑戦してみました。

 
昇る天の川

Nikon D610+AF-S Nikkor 14-24mm f2.8G(16mm/f3.5)
露出15sec 撮影間隔60sec 180枚をSiriusComp64で動画化
明け方は氷点下5度までさがりましたが、さそり座を先頭に夏の星座、天の川が登ってきます。

2019年2月19日 (火)

撮影の無線遠隔操作計画(リモートディスクトップ版)

2月の新月期は予想どおり遠征にはいけず、モチベーションもさがりっぱなしで、こうゆう時には色々と考えて無駄な出費をしてしまいがちなのです。

案の定、前回のブログで無線遠隔操作を実現するためUSBデバイスサーバーを使ってやってみたのですが、試験中に感じた画像転送の遅さの他にガイド応答が遅れぎみなのが気になって、一度も実践投入しないままシステムの変更です。

やはり応答速度を維持するためには、リモートディスクトップの方が有利ではないかと言うことで、小型パソコンを物色、スティックPCなるものを見つけ、その小ささに気をとられて購入です。

Compute Stick M1S
Intel Atom x5-Z8350
メモリ 4BG
ストレージ 64GB
OS Windows 10 Home
124×37×12mm
重量 63g
Amasonで20,000円のものです。

性能的には今使っているWindows Tabletと同じ仕様なので、なんとか使える感じです。

一つ引っかかったのがWindows10 Homeではリモートディスクトップのホストにはなれないと言うこと。

ただ、フリーソフトのRDP Wrapperを使えば可能と一応は下調べてはいました。

届いたものを手にとってみると頼りないくらい小さく、軽いPCです。

まずは、LAN環境の設定です。

現地では、ポケットルータを介して2台のパソコンを繋げるだけですから、設定を気にする必要もないのですが、自宅でPCの調整やなんかをするとなるとインターネットと繋いだ環境も必要です。

そこで、ポケットルータをアクセスポイントモードでの動作にし、ポケットルータとこれに繋ぐPCは固定IPとしました。

これで、自宅LANに有線コードでポケットルータを接続すればインターネットへ接続でき、現地でもそのままリモートディスクトップが繋がる環境が設定できました。

次は、RDP Wrapperをインストールして、リモートディスクトップ接続です。

これもあっさり繋がって、めでたしめでたしだったのですが、しばらくしてWindows10の更新が終わると繋がらなくなってしまいました。

RDP Wrapperが動かない。

調べてみると、Windows10のアップデートで度々動かなくなるとのこと、OSのビルド番号に対応して設定ファイルに追加情報を入れなければならないことが判明、一件落着かと思ったら、これをやっても一向に繋がりません。

試行錯誤、Webでの検索をやっていたら、「設定ファイル」の記述の最後に空行が必要との記述を英語のサイトで発見、設定ファイルの最終行に空行を入れたら、あっさり接続できました。

元来英語が苦手な私としては英語の記述を当たりながらで、ほとほと疲れました。

Windowsのアップデートの度に設定ファイルのパッチが必要では、今後のことを考えると頼りない感じです。

そこで、いっそのことWindows10ProへアップグレードしようかとAmasonなんかを調べていたら、超格安でプロダクトキーが入手可能なことを発見、半信半疑ながら安かったのでだまされ覚悟で入手、結果は拍子抜けするほど簡単にProへのアップグレードが完了、ライセンス認証も通ってしまいました。

次はこれら実装です。

PCなど夜露にさらしたくない、でも起動中は結構熱を持つので結露の心配はしなくてもいいとは思うのですが、一応ケースに入れておくことにしました(横には排気穴とケーブル用穴を空けているのでスカスカですが)。

これをガイド鏡の横っ腹にマジックテープで固定しています。

これで、SEIIに乗せる鏡筒、FSQ85、BKP150のどちらにも対応できるようになっています。

Dsc_0328

Dsc_0329
これで、カメラ、赤道儀、ガイドカメラ、ヒータをつないでテストしてみたところ、バッテリーについている電力表示によれば全体の消費電力は20W以下ですので、500Whのバッテリーで一晩十分にもちそうです。

テストの結果も画像保存などWindows Tabletで直接操作しているときと同程度で、ストレスなくやれそうです。

このあと3月の新月期前に庭先で最終テストをやって実戦投入するつもりです。

2019年1月30日 (水)

撮影の無線遠隔操作計画

もうすぐ2月の新月期ですが、いつもの小石原は、嘉麻峠が雪規制になる日も出てきて、でかけれるかどうか微妙な状況です。

それでと言うわけでもないですが、こういった時期になると機材の改造とか、追加とか色々とやってみたくなるものです。

今回は・・・。

ステラショットでの導入、撮影をやってみると、他の方がやっている無線LANによる遠隔操作をやってみたくなりました。

冬場の撮影は結構寒さがつらいですから車の中から操作できるのもよさそうです。

遠隔操作の方法としては、Windowsのリモートディスクトップを使う方法やUSBデバイスサーバーによる方法があるみたいですが、USBデバイスサーバーを使うやり方を選んでみました。

キーになるのは、USBデバイスサーバーで、昔はいくつかのメーカーから出てみたいですが、今はSILEXというメーカーの製品だけみたいです。

いくつかの機種がありますが選択したのはDS-520AN、無線LAN対応のものとしました。

Dsc_0320_2
左がデバイスサーバー(DS-520AN)、右は組み合わせる無線ルーター

※無線ルーター
このルーターの選択にも結構迷いました。
と言うのもこうした小さいサイズの所謂ポケットルーターは、ホテルなんかの有線LANしかないところで使うため、ルーターとしての機能が省略されて、DHCPサーバー機能がないものもあるみたいだからです。
幸い、この超小型無線ルーターは、DHCPサーバー機能があったので、固定IP設定とかせずに済みました。

このデバイスサーバー、USB機器をLAN経由で操作できますので、USBハブを介して、赤道儀、ガイドカメラ、撮影カメラの3台を接続、無線LAN接続で無線ルーターを経由して、パソコンと接続しました。

USB機器の接続にはSX Virtual Linkと言う専用のソフトを使います。

そのソフトの画面です。

Sxlink

このソフト、良くできていて、この画面で接続すれば、操作しているパソコンにUSBを繋いでいるのと全く同様にUSB機器を使えます。

実際にステラショットで使って見ました。

ほとんど支障なく動きます(唯一、赤道儀のデバイスサーバー上での切断がうまくいきませんが、実用上問題なしです)。

ただ、カメラの画像転送に結構な時間がかかってしまうみたいで、その間、次の撮影に入れませんので、撮影間隔が1分程度開いてしまうのが玉にキズですが、撮影間隔を開けて、ダークノイズ対策と考えれば許容範囲でしょう(この問題もステラショットでデータ転送の有無が指定できればなくなるのですが)。

デバイスサーバーを望遠鏡に乗せ、コード類の引き出しが減らせましたので、併せて電源コードの集約もしました。
赤道儀・・・・・・・・・・・12V
ガイドスコープヒーター・・・5V
デバイスサーバー・・・・・・5V
撮影カメラ・・・・・・・・・9V
これらをまかなうため、12Vの分岐プラグボックスを作成、5V、9VのDC-DC降圧変換器を付けて供給することにしました。

これらのDC-DC変換器、2~3A電流であれば中華製で小さく、安いのが手に入るようになったので、使わせてもらっています。

これで、ニワトリならこたつでぬくぬくと操作できるのですが、如何せん光害バリバリで、撮影にならないのが残念です。

Dsc_0324

磁石付きフックなどを利用して載せてみましたが、すっきりせず、まだ工夫が必要みたいです。

2019年1月13日 (日)

1月の撮影行(3) トラブル編

新年開けて最初の小石原行きは、願ってもない良い空だったのですが、トラブルやミスでほとんど撮影できなかったのは前に書いたとおりですが、その実態を書いて置きます。

(1)Windows Tabletの不調

機材をセットし、SEII赤道儀のアライメントも完了、撮影に向けてピント調整のためWindowsTabletを起動したところ、更新を構成していますのメッセージが出て、中々進まず、挙げ句は更新の構成に失敗しましたとの表示、元に戻しますとのメッセージが出たまま、結構な時間がかかってやっと起動できましたが、いやな予感です。

案の定、ステラショットを起動すると中々画面が出ず、やっと出てきても動きがとても遅くて操作できません。

前回と同じ症状です。

ここで、 前回の経験からWindowsTabletをあきらめ、予備と言うかFSQ85用のLet's Noteへ切り換えました。

ところが、補正導入の時の画像読み込みでバングアップを繰り返します。

結局、ステラショットで導入、修正は星図上で当たりを付けて導入を繰り返すことで対処。

もう一台のLet's Noteは持ってきていませんでしたので、使えるパソコンが1台となり、FSQ85はおやすみとなってしまいました。

<WindowsTabletのOS更新についての問題>

ネットワーク環境の無い遠征地で電源を入れて更新の構成が実行されるときになんらかの不都合が発生しているのではないかと疑っています。

OSの更新を止めれればいいのですが、Windows10 Homeでは更新を止める手段がないので(関連するサービスを止めることで可能ですが)どうしたものかと思案したのですが、次の方法で対処して見ることにしました。

・遠征前に自宅で即時更新を「最新です」との表示が出るまで実行。
・その後、Wifiを切断(自動接続をしないように設定)、電源を落として状態で遠征に持っていく。

と言うものです。これでうまくいくかどうかわかりませんが、試してみたいと思います。

Windows10 Proだと35日間更新を止めることができるみたいですが、Windows10になっていつも更新しているみたいで、パソコンが自分が使う時間より、更新のために動いている時間の方が長い感じがして変な感じです。

(2)保存形式のミス

RAWで保存すべきところJpeg形式になってしまった撮影対象が2つ、一応コンポジットしてみましたが、なんとも残念な結果です。

New2トールの兜

New2_01M81/82

Jpeg保存でしたので、ダーク補正ができず、D7100の変な位置に(画面左下)ノイズが出ているのがそのままになっています。

構図はバッチリ決まり、空の状態もよかったのに・・・・。

原因は、ステラショットでjpegだけの設定になっていたので、ステラショットで導入して、カメラを接続、補正導入ができず、DigiCamControlに切り換えたのですが、ステラショットでカメラ側の保存形式が変更になっていることに気づかずそのまま撮影したためです。

やはり、ひとつひとつ確実に確認して撮影することが大事だとつくづく感じています。

Let's Noteでステラショットの補正導入ができなかった件は、ステラショットを再インストールしてみたのですが、まだ実機での試験ができておらす未解決です。

2018年6月 4日 (月)

ステラショットの試用

昨日書きましたが、以前には「高いからいやだ」とか、「アストロアーツの製品は使いたくない」とか書いていたにも関わらず、ステラショットを試してみました。

理由は、

  1. SEII赤道儀での自動導入の精度がイマイチで、写角の補正に時間がかかってしまうこと。
  2. 使用しているパソコン(Let's Note)の消費電力が大きくバッテリー容量的にきついこと。
  3. 電力消費を抑えるために購入したタブレット型Windowsパソコン(Asus TransBook Mini)では、PHD2とDigiCamControlの同時稼働では負荷が大きく露出タイマーが正常に機能しないこと。

です。

Asus TransBook Miniは、低消費電力型で、一晩充電なしで使えるくらいなんですが、如何せん能力は低く、DigiCamControlの露出タイマーのカンウトダウンが途中で止まってしまい使い物になりませんでした。

<Asus TransBook Miniのスペック>
CPU Atom x5-Z8350 (1.44GHz)
メモリー 4GB
ハードディスク 64MB(eMMC)
OS Windows10 Home 64bit
ディスプレイ 10.1型 1,280×800

そこで、オールインワンの「ステラショット」ならなんとかなるかなと思っての試用です。

Dsc_0226
体験版をダウンロードし、起動、カメラ、QHY5L-Mと接続は無事にできたのですが、肝心のSEIIとの接続がうまくいきません。

USB-シリアル変換ケーブルを認識していません。

USBハブ経由がいけないのかと思って、直接パソコンのUSBポートに接続するとチャント認識してくれました。

ただ、これではパソコンのUSBポートは1つしかありませんからなんともなりません。

ところが、もう一度USBハブ経由につなぎ直してみると、今度はうまく認識してくれ、SEIIとの接続もできてしまいました。

なにが原因なのかわかりませんが、とにかく接続できるようになり試験実行です。

導入、補正導入、オートガイド、撮影とも順調にクリア、正常に動作することが確認できました。
操作上、いくつかの「?」がありますが、まあ実用的には問題なさそうです。

DigiCamControlで問題となった露出時間は設定どおりに動きました。

Stra_s02

画面の露出時間が117.1secとなっているのは、露出時間設定を120secとし、カメラ側で露出ディレイを3秒入れているためです。

ステラショットは、この露出ディレイには対応していませんが、露出時間設定を+3secとすれば特に問題はありません。

デザリングも試してみました。

Stra_s01
移動幅2pxの結果で、ちゃんと機能しています。

移動幅はもっと小さく1pxでもよさそうです。

いくつかの「?」について(よくよく調べたり、メーカーに問い合わせたりしていませんので、私の勘違いもあるかもしれません)。

  • ディスプレイがワイドであることを前提としているためか、1024×768のLet's Noteでは、ガイド画面の露出時間調整バーが短く調整しにくい。
  • カメラ連携で、保存画質選択が、JpegかRAW+Jpegで、RAWのみを選択できない。後の処理で不要なJpegファイルが鬱陶しい。
  • 多枚数撮影時に、画像が転送されるごとに再生画面が表示されてしまい、ガイド画面へ戻す操作が必要。この機能のオン/オフの設定はなさそう。

使用されている先輩方もおっしゃっています「補正導入」は秀逸です。これがあれば、本撮影前に導入・試写・補正を繰り返す時間が大幅に短縮されそうです。

さあ、後は金35,000円をはたいて購入するか、それとも、バッテリーの増設でお茶を濁すか。

「補正導入」に心が動き、どうも心はステラショット購入側に傾いています。

ただ、Ver.1.5と言うのが気になります。

このメーカーの前歴をみると、1.5と言う中途半端なバージョン番号は、早晩整理されて2が出されて、前版へのサポート終了(対応カメラ等については問題ないが、天体情報の更新がなくなるのは痛い)となることが予想されます。

とすると、今買って(35、000円)、近い将来の新バージョンへの移行(特典として18,0000円?)で計53,000円を出費するか、近い将来(来春?=あくまで私の予想です)まで待って、35,000円で済ませるか、悩みどころです。

2018年4月29日 (日)

Japanist10到着!!

先日書いた、Japanist10が本日到着しました。

Jp001

うれしいことに専用のキートップシールがついていました。

Jp002

と言うのも、今まで使っていたキートップシールは自作のもで、擦れて読めないものも出てきていたからです。

Jp003

かな配置はほとんど覚えていますので、ほぼブラインドタッチが可能なのですが、アルファベットがたよりないのです。

後で思い出したのですが、Windows10へ無償アップグレードした際に、Windows7へ戻した最大の原因は、この「快速親指シフト」と言う106キーボードを親指シフトキーボードにエミュレートするソフトが動かなかったことでした。

ネットでは、このソフトについて、
・高い
・Japanist2003の環境(辞書など)が引き継げない
などの批判もありますが、親指シフトキーボードエミュレーターで、ひらがな入力する私にとっては最大の朗報です。

MS-IMEを使っている人からみると、Japanist(古くはOAK)は、癖がありWindows上では動作も不安定ですが、私にとっては動作の不安定さは覚悟の上ですし、MS-IMEでは、動作が異なるためローマ字打ちのストレスに加え、変換動作で戸惑い、イライラしてまともに文章が打てません。

Windowsの初期にOASYSと言うソフトの付属品としてスタートした(当時はOAKと言っていた)ソフトをXP,7と長年サポートし、有償とは言えWindows10でも動くものを出してくれたことに感謝感激です。

これで、もう一生(そんなに長くないはずなので)かな漢字変換ソフトで心配することはないことがうれしいんです。

世の中、ローマ字打ちが一般的ですので、この気持ちは普通の人には理解してもらえないでしょうが・・・・・。

2018年4月27日 (金)

4月の撮影行(5) (アンタレス付近)とメモリ増設の顛末

今回の撮影行のメイン対象、アンタレス付近をFSQ85+D810Aと180mm+D610で狙ってみました。

180mm+D610は、広い画角をいかして、より広い範囲を2枚モザイクで撮影したのですが、広い画角はカブリの影響を受けやすく、上下のモザイクが失敗で、つなぎがうまくいきません。

左右のモザイクで再度挑戦です。

で、今回は、FSQ85+D810での「アンタレス付近」です。

Anta_800
【撮影データ】
2018年4月20日 小石原焼伝統工芸館駐車場
FSQ-85EDP フラットナー1.01
Nikon D810A
GPD赤道儀(自作2軸モータードライブ化)
Ai Nikkor135mm f2.8ガイド鏡 + QHY5P-II + PHD2 Guiding
ISO 2500 露出240秒 × 24枚
SI8でフラット/ダーク補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整

【オリジナルの1/3画像はここ】

多彩な色がある空間で、どんな色で仕上げたらいいのか・・・・・。

何回か試行して見ましたが、なかなか難しいです。

それと、24枚をSI8で処理したのですが、べらぼうな時間が掛かってしまいました。

どうもメモリ不足で仮想メモリを使っていることが原因みたいです(内部メモリは12GB)。

やっぱりD810Aのデータが大きいんです(D610が33MB/枚に対して45MB/枚)。

ならば、今後のことを考えて内部メモリを増設しようとしたんですが、ここでいつものドツボにはまってしまいました。

内部メモリを12GBから24GBに増設したのですが、なんと使用可能は16GBと表示されます。

あわてて調べてみると、私の使っているWindows 7 Home Premium(64bit)で扱えるメモリの最大は16GBととのこと。

Windows 7 Professionalにすれば192GBまで扱えるのですが、いまさら後2年の寿命のWindows7をアップグレードする気にはなれません。

そこで、Windows 10へ移行することを考えてみました(他のパソコンで使ってみて、それほど違和感もなくなってきましたので)。

これも調べてみると、有償版Windows10は、新規インストール用となっていて、アップグレード版が見当たりません。

さらに調べてみると、終わったはずの無償アップグレードがいまでもできるとの情報があり、手順どおりやってみたら、すんなりアップグレードできてしまいました。

不思議に思い、マイクロソフトのサイトで調べてみたら、こうゆうことでした。

無償期間中に一度でもアップグレードを行っているパソコンに限り、その後Windows7へ戻していた場合でも、再度アップグレードが可能(クリーンインストールも可能?)とのこと。

ライセンス認証は、同一ハードウェアであれば、自動的に認証されてしまんうだそうです。

ものは試しと、一度無償アップグレードしておいたのが幸いしました。

と、ここまではよかったのですが、私のかな漢字変換は、前にも書きましたが「Japanist2003」+親指シフトエミュレータです。

Windows10+Japanist2003では親指シフトエミュレータが動かないんです。

FM-TOWNSから慣れてきた親指シフトが使えないと、日本語入力が不便で仕方がありません。

Japanistでさらに調べると、Windows10用にJapanist10がリリースされているとのこと。

この記事は、途中で見つけたフリーソフトを使って書いていますが(結構よくできています)、Japanist2003を十数年サポートし続けてくれたメーカーに敬意を表して、購入することにしました。

結果的に、D810Aを導入したことで、メモリ(14,980円)+Japanist10(8,904円)で計23,884円の出費となってしまいました。

さて、本来の目的であるSI8での処理時間は、なんとか仮想メモリを使うことなく、通常の処理時間(それでも結構時間はかかりますが)で終わりました。

メモリ使用量は、SI8でD810Aのデータ24枚を処理すると20GBほどが消費されるようです。

SI8はなんともメモリの大飯喰らいです。

2018年4月 1日 (日)

PHD2+DigiCamControlでのディザリング

前回からの撮影で使うようになったディザリングについてです。

以前から、この二つのフリーソフトでディザリング撮影を自動的にできることは知っていたのですが、以前の主力機であったD5000ではバルブ撮影が直接できないこと(リレーを介せば可)から、使っていませんでした。

先輩方のブログでディザリングを使われている事例を見る機会が多くなったことと、主力機がD7100,D610,D810Aに変わり、DigiCamContorlで直接バルブ撮影できるものに変わったことから、パソコンでカメラをコントロールするようになっていました。

DigiCamContorlを使って撮影すると、ISOの設定を始め、ほとんどの項目をパソコン上から設定できますし、ピント調整時のライブビューはもとより、撮った画像の確認もパソコン上の大きなディスプレイでできますので、便利さを実感していました。

こうしてパソコンからの操作になれてくると、同じ組み合わせでできるディザリングもやってみたくなった次第です。

使い方はいたって簡単で、まず、PHD2の設定で、

Phd2001_01
メイン画面の「ツール」メニューの「サーバーを有効化」にチェックを入れます。

次に、脳味噌マークをクリックして「詳細設定」画面を開け、「全体」タブの「Dither Setting」の項目を設定します。

Phd2002_01
ディザリングの方法はランダムとスパイラルが選択可能です。

スケールは、動かす最大の大きさ(疑似乱数でこれを越えない値で移動量を決定)で多分単位はピクセルだと思います(想像、私はここは「1.0」にしています)。

以上でPHD2側の設定は完了です。

次に、DigiCamControl側の設定ですが、事前の設定項目はなく(デフォルト)、メイン画面で「月星マーク(Astronomy)」を選択して、バルブ撮影メニューで、

Phd2003_01
「PHD Guiding」の項目で「Move1~5」を選択します。

このMove1~5は、先のPHD2のスケールと掛け合わされて移動量がきまります(推測です)。

後は、普通に露出時間とインターバル時間を設定して撮影を開始すれば、撮影終了時にディザリング信号が入り、PHD2の画面(グラフ)上に「ディザー」の文字が表示されます。

なお、DigiCamContorl側の「Wait for PHD(sec)」の項目で、ディザー後のPHD2側のガイド安定待ち時間を設定することができます。

「Automaticaly PHDGuiding after photo captured」については、よくわかりませんのでチェックをいれたことはありません(ディザー後のガイド安定を待って自動的に撮影を開始する機能なのかも?)。

私の設定は、撮影インターバルを5秒、ディザー後の安定待ちを25秒、計30秒+撮影ディレイ3秒(カメラ側でのカウントですが、DigiCamControl側でのカウントは、これを考慮してやってくれます)入れて撮影しており、SEⅡでは今のところうまくいっています。

GPDでは、先に書いたように赤緯側の反応が鈍く、かつバックラッシュが大きかったので、安定までに時間が掛かりすぎてうまくいきませんでした。

ディザリングを有効にするためには、バックラッシュを小さく抑えることが必須です。

なにはともあれ、ディザリングの効果は有りそうで、前回の撮影での画像をみると荒れ抑制には役立っていると思っています。

これで、SEⅡでの撮影では、使用するパソコン上でPHD2、DigiCamControl、ステラナビゲータと3つのソフトが動いている状態で、パソコンの負荷が心配なんですが、今のところ支障なく動いています。

2018年3月20日 (火)

トールのハンマーではなくトールの兜

3月17/18日に3月の2回目の遠征に行ってきました。

当日のGPV予報では、夜中には雲がでる予報だったのですが、新月期を逃せないと、途中での撤収も覚悟して出かけました。

撮影開始時と夜半に薄い雲がかかりましたが、薄明開始までほぼ一晩中撮影することができました。

まずは、前回不発だった、トールのハンマーにではなくトールの兜からです。

_800
【撮影データ】
2018年3月17日 小石原焼伝統工芸館駐車場
BKP150 + TC16A(×1.6)
Nikon D7100(レス改) + HEUIB-II FFフィルター
New スカイエクスプローラ SEⅡ赤道儀
D60mm F240mm ガイド鏡 + QHY5L-M + PHD2 Guiding
ISO 25000 露出360秒 × 20枚
SI8でダーク/フラット補正+コンポジット、CaptureNX2で画像調整(傾き調整分だけトリミング)

【オリジナルの1/2画像はここ】

夕方、薄明終了直後、南中後の南西の空(久留米方面の光害がある)と言う悪条件下での撮影です。

私の処理のまずさも手伝って、独特の色が出ていません。

また、前回撮影から、PHD2+DigiCamControlでのディザリング有りで撮影していたのですが、操作ミスで、この対象だけディザリングなしになってしまっていました。

撮影のカメラ操作にDigiCamControlを使うとPHD2との連携で、自動的にディザリングできると言う機能は前から知っていたのですが、前回から本格的に使い始めてみました。

結果としては、コンポジット後の画像で縞模様が見えなくなりましたし、なんか荒れも低減されているような気がして、今後はディザリングありを基本にしたいと思っています。

ただ、ディザリングありにすると、赤緯側のバックラッシュ大きいと、ディザリング後のガイドが安定するまで時間が掛かる場合が多く、SEⅡはそれほど目立たないものの、特にGPDでは要調整です。